ただのサッカーブログ

世間知らずの人間が書くサッカーを中心とした個人ブログ。2020年からはサッカー以外の事も少しずつ。

女子高校生がサッカー3級審判デビュー 島根県出雲市、選手としても奮闘

2021-05-22 | Weblog
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e01113d9620044c7c417bc65a4967cec9257064

女子高校生がサッカー3級審判デビュー 島根県出雲市、選手としても奮闘

2021/2/5(金) 21:20配信
山陰中央新報

次の目標は「審判2級合格」と意気込む原希夢さん

 5日に開幕したサッカー島根県高校新人戦で
出雲工業高校1年の原希夢(のぞむ)さん(16)が、
初めて審判を務めた。女子サッカーチームのディオッサ出雲ユースで
選手として戦う傍ら、昨年11月に
日本サッカー協会認定の審判資格「3級」に合格。
女子高校生の3級審判資格の取得は山陰両県で初めてで、
原さんは「将来はなでしこリーグの試合を裁きたい」と夢見ている。

 兄の影響を受けて小学2年でサッカーを始めた原さんは
同校サッカー部で男子部員に交じり練習する。
ディオッサのユースには出雲市立第三中学校1年から加入し、
ゴールキーパーとして活躍している。

 出雲工高に女子サッカー部がないため、高校の公式戦には
選手として出場できない。ディオッサのコーチに誘われ、
県大会で主審を務めることができる審判3級を受験した。
試験は体力測定と実技、筆記があり、2回目で合格した。

 5日は、三刀屋高校対合同Cチーム(出雲商業高校、大田高校)戦に副審で出場。
落ち着いた様子で正確に選手のプレーを判断し、70分の試合を終えた。
原さんは「難しい判断もあったけれど、きちんとできた」と笑顔を見せた。
出雲工高サッカー部顧問で、J1の試合も担当できる1級資格を持つ
角田裕之教諭(42)は「審判として試合に臨む姿勢が素晴らしい。完璧だ」と高く評価した。


 今後は中国地区大会で主審ができる2級を目指し、経験を積む。
「活躍することで、他の女性にも興味を持ってもらえたら、うれしい」と目を輝かせた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2fae13640edea60e00d28647c57b977fc2ecca96
https://news.yahoo.co.jp/articles/2fae13640edea60e00d28647c57b977fc2ecca96?page=2

【高校】3級審判員の女子選手が男子の公式戦で副審「両方で成長していきたい」

2/9(火) 18:22配信

サッカーマガジンWeb


2月5日の島根県高校新人大会1回戦で第2副審を務めた原さん。普段の経験を生かし、
男子高校生のプレーを落ち着いて見極めていた(写真◎石倉利英)
島根・出雲工高の女子高校生、原希夢さんが、男子高校生の公式戦で副審を務めた。
小学2年生から男子と一緒にプレーする一方、昨年に3級審判員の資格を取得。
今後も選手と審判員、両方での成長を目指している。

男子の公式戦で副審を務めた原さん。普段は男子部員と一緒に選手として練習に励んでいる
女子高校生の3級審判員は県内初

試合前のメンバーチェック。メンバー表の背番号と名前を見ながら先発する選手を確認する

 2月5日の島根県高校新人大会(新人戦)、三刀屋高と
大田高・出雲商高合同チームが対戦した1回戦で、原希夢(はら・のぞむ)さんは
第2副審を担当した。試合前の審判団ミーティング、メンバーチェックなどを
経て始まった試合では、タッチライン際を左右に走りながら判定。
男子高校生の試合を担当するのは初めてだったが、試合後は
「『戻りオフサイド』など難しい判定もありましたが、
うまく取れたのでよかったです」と安堵の表情を浮かべた。

 初めて審判員を務めたのは2020年の初め。所属する地元の女子クラブチーム、
ディオッサ出雲FCのU-15の試合で、第4の審判員や副審を務めて
「面白いと思った」と振り返る。出雲工高に進学後、周囲の勧めに加えて
「正しい知識を持っていれば、これがファウルなどと分かるので、
選手としてプレーするときに役立つと思った」こともあり、3級審判員を目指すことにした。


 講義を受けるだけで取得できる4級とは違い、3級は体力測定と実技試験、
筆記試験があったが、男子中学生の試合で主審や副審を務める実技試験などをクリア。
合格を伝えられたときは「飛び跳ねたいくらい、うれしかった」という
(審判員の資格は年度で更新されるため、正式に3級審判員となるのは2021年4月から)。

 女子高校生が3級審判員の資格を取得するのは、原さんと同時に合格した
平田高の伊藤華蓮さんとともに、県内では初めてで、中国5県でも他に4人しかいない。
女子の審判員育成は各都道府県サッカー連盟の課題の一つで、原さんも
「女子の審判員は少ないので、上のレベルの審判員がいたら、
他の女性も興味を持ってくれるのではないか」と期待している。

中学と高校で男子サッカー部に所属

出雲工高サッカー部では、男子部員に混じって同じ練習メニューをこなす

 3歳上の兄・歩夢さんがサッカーをやっていた影響で、
小学2年生のときにサッカーを始めた原さんは、兄と同じ地元のクラブ、
北陽ウインズSCで男子選手と一緒にボールを追いかけた。
小学校卒業後はディオッサのU-15でプレーしながら、通っている
出雲三中の男子サッカー部にも所属。出雲三中でも公式戦に出場するなど、
男女の枠を超えた環境で成長を続けた。
 
 高校進学後もディオッサのユースでプレーしながら
「もっとサッカーがうまくなりたいと思って」、
かつて兄が所属していた出雲工高の男子サッカー部に所属している。
高校では男子の公式戦に出場できないが(現在の規定では、
中学までは女子も男子の公式戦に出場できる)、
ディオッサの練習がない日は男子と同じ練習メニューに取り組む。

高校の指導を始めて20年になる同高サッカー部の角田裕之監督にとって
「女子の選手を受け入れるのは初めて」。それでも原さんには当初から、
男子と同じように接すると伝えてあり、「昨年の夏合宿でも、
男子の選手が暑さに参っている傍らで、準備や後片付けを黙々とやっていました。
部員の一人として、とてもしっかりやっている」と称賛する。

 角田監督は1級審判員の資格を持っており、Jリーグの試合も担当しているが、
原さんの3級資格取得に際して「アドバイスなどは何もしていない」と語る。
それでも冒頭に紹介した男子高校生の試合を見て「状況に応じた基本的な体勢も、
きちんとできていました。素直な性格なので、
今後も学んだことを確実にやっていけるのではないか」と期待を寄せる。

 上々に見えた『デビュー戦』には課題も残った。主審からは見えにくいエリアで、
反則を取るべきプレーが見えていたが「一瞬ためらってしまって、
旗を振って主審に伝えることができなかった」と反省。今後に向けて
「どんな試合でも担当できるように走力を高めることや、知識を深めること、
経験を積むことが必要」と今後を見据える。

 将来的に選手と審判員、どちらの道に進むかは決めておらず、
まずはディオッサと部活動を両立しながら
「選手と審判員、両方で成長していきたいです」と意欲十分。
2級や1級の資格取得、なでしこリーグやJリーグの試合を担当する夢を持ちながら
「今後も機会があれば、男子の公式戦を担当してみたい」と笑顔で意気込みを語った。

取材・写真◎石倉利英





5月21日(金)
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