ただのサッカーブログ

世間知らずの人間が書くサッカーを中心とした個人ブログ。2020年からはサッカー以外の事も少しずつ。

部活は苦しくて当たり前なの?指導者からの暴力後絶たず 前

2021-03-06 | Weblog
2020年令和2年12月27日、日曜日
神戸新聞朝刊教育面、文字起こし

部活は苦しくて当たり前なの?
指導者からの暴力後絶たず

宝塚市長尾中学校で柔道部顧問の男性教諭が部員に
背骨を折るなどのけがを負わせて逮捕、起訴され、
11月に懲戒免職になった。体罰を指導法の一つとする
考え方は根強く、部活動の指導者による子どもへの
暴力は後を絶えない。一方で、現状を疑問視し、長年
の課題解決に向け、部活を巡る「文化」を変えよう
とする動きもある。

「練習か体罰か、選手の立ち話でも曖昧」
意思改革へ学生ら動きだす

「指導者や上級生との上下関係に悩み、好きで始めた
はずのスポーツをやめてしまう選手は多い」
と話す中井里衣子さん

学校で運動中に子どもを失った遺族による
日本体育大の研修会


7月、国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」
の調査で日本のスポーツにおける子どもへの暴力の
実態が明らかになった。25歳未満の381人のうち19%が、
暴力を受けた経験があると回答。同団体の
インタビューで、20代のプロバスケットボール選手は
「監督によるビンタはしょっちゅうですね」
と高校生活を振り返る。

調査を機に、学生スポーツの変革を掲げる国内の
学生団体「ユニサカ」は、運営する大学設置基準の
オンラインコミュニティーで部活の暴力に関して議論。
安心してスポーツができる環境をつくりたいが、
体罰をなくす答えは導けていない。

「練習か体罰か、選手の立ち場でも曖昧。簡単に
答えが出ないからこそ、長年解決されてこなかった
のでは」。こう話すユニサカのメンバーで慶応大の
女子サッカー部中井里衣子さん(21)は高校時代から、
学生スポーツの在り方に関心を持つ。

サッカー強豪校に進み、厳しい走り込みや部活の
上下関係に苦しんだことも多かったが「良い結果が
出ると、良い思い出になってしまう」。転機は米国
への短期留学だ。選手を否定しない指導者、科学的
データに基づく練習・・・。
何より、みんなが心からサッカーを楽しんでいた。

「日本の部活は苦しくて当たり前と思われるがち。
殴られて誰かに訴えても、逃げだと思われる可能性
もある」。今後シンポジウムなどを開き、選手が
声を上げやすい環境をつくりたいと考える。

つづく



3月5日(金)閲覧数:581PV 訪問者数:342人

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