ただのサッカーブログ

世間知らずの人間が書くサッカーを中心とした個人ブログ。2020年からはサッカー以外の事も少しずつ。

新人戦決勝 神戸弘陵対蒼開 文字起こし

2020-04-14 | Weblog
2020年2月3日月曜日、神戸新聞朝刊、6面スポーツ欄

男子決勝
神戸弘陵 4-1(1-0,3-0)蒼開
得点 松野、松井、徳弘、小倉

5戦で19点、磐石の強さ

男子は、やはり神戸弘陵が強かった。
決勝で初優勝を狙った蒼開を4-0で一蹴し
「何をすると勝てるのか、選手たちが
よくわかっている」と谷監督。
今冬の全国選手権16強のメンバーを中心に
全5試合で19得点と、圧巻の内容で
頂点まで駆け上がった。

決勝の先制点を決めたFW松野も、全国経験組。
ゴール前で縦パスを受けると、
目の前の相手DFを見て瞬時にクロスからシュートに
切り替え、ネットを揺らした。
その後、チームは退場者を出した相手を
攻めあぐねたが後半に一挙3得点。
両サイドに広く張った選手配置を見直し、
中に絞ったことでDF小倉が「奏でる」と表現した
好連携が生まれ、次々と密集を突破した。

連戦もクリアした。全国選手権では
休みなしで迎えた帝京長岡(新潟)戦で
5失点大敗。失点は後半に集中し、課題を突きつけられたが、
今回の決勝は運動量を保ち続けた。
「攻撃でも全試合3得点」の目標を達成し
「兵庫で突き抜けられたのは良かった」と松野。
神戸弘陵が勢力圏をさらに広げた。(有島弘記)

蒼開(そうかい)「戦う姿勢は見せた」

蒼開は数的不利となり、後半に4点目を奪われても、
気持ちが折れなかった。GKからパスをつなぐサッカーを貫き、
MF滝本主将は「戦う姿勢は最後まで
見せられた」と胸を張った。

0-1の前半17分、DF藤原が一発退場し、
4バックの一角が崩れた。
「中盤の枚数を減らしたくない
と話し合った」とDF河野。
3バックへの変更を決め、指揮官も
用意していた交代を取りやめた。
滝本主将が「一人一人の責任感が増した」
と振り返ったように攻守両面で勢いを取り戻し、
後半11分まで追加点を許さなかった。

試合後、陳監督は「涙を流したら、
悔しい気持ちも流れてしまう」と声を掛け続けた。
創部以来初めて立った決勝のピッチ。
選手たちが表現した「主体性」は、今後の糧になる。
(尾藤央一)



4月13日(月)
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