大船渡 折々の記

大船渡の風景、釣り、菜園、献立、日々雑感

293 縄文人に思いをはせて 発掘現地説明会

2017年08月06日 23時17分59秒 | まち歩き

  梅雨明けの5日(土)、県埋蔵文化センターによる長谷堂貝塚の現地説明会があった。現場は市道猿石線の道路改良事業により28年度から本年11月30日までの予定で行われる800㎡の発掘調査区間。大船渡の夏祭り日にも関わらず、地元や市の内外から100人近くの考古学フアンが参加。
 長谷堂貝塚は300m四方の範囲に広がる大規模の遺跡で、縄文中期~晩期、弥生時代、平安時代の土器、石器、住居跡やその他の遺構が出土発掘されているが、今回の発掘現場は縄文中期の出土品や遺構と言われる。

       
 開会行事の様子 、考古学フアンの多さに驚く            
             
 現地説明会風景  柄鏡形住居跡との説明のあった箇所            
            
 アサリの貝殻が40cmの厚さで積み重なった貝層
            
 細長い礫が扇形に並べられた配石遺構
           
 縄文中期の土器や石器、土偶や装飾品、つりのウキに使われたと思われる軽石の加工品、シカなどの獣骨が展示
      
 出土品の展示場風景

  今回の現地説明会は、進捗現時点での遺構や発掘、出土品を公開し、市民に調査内容や成果を報告し、理解を深めてもらおうとの企画と聞く。参加者は調査内容や報告に耳を傾け、縄文時代の人々の暮らしに思いを馳せていました。企画、お世話いただいたみなさんに感謝! 参加者数、お天気、そして要を得た説明等など 大成功でした。 どんどはれ!