MINORU NIIHARA "ROCK ME BABY!!!"

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GREETING & 四方山話etc

不憫でたまらん。

2012年02月24日 12時26分52秒 | GREETING
さすがにこのニュースには涙が出た。

『 東京都立川市のマンションで、45歳の母親と知的障害のある4歳の男児の遺体が見つかった。母親が病気で急死した後、男児は何も食べられないまま衰弱したらしい。』

こんな不憫なことがあってエエのか?

この子はお母さんが亡くなったことが分かってたんやろか?

お腹空いて空いて、辛かったやろな。

薄れ行く意識の中で、母親の笑顔を見て、声を聞いたんやろか?

不憫で不憫で・・・涙で言葉も無い。

一方では、親から理不尽で凄惨な虐待を受けながらも

子供は「ごめん」と親に謝り、時に「僕が悪いんです」と親をかばい、殴る親に向かって「良い子になるからと」泣きながら訴え死んでいった子供もいたな・・・。

今この時点で、我々の気が付かないところで、現在進行形としてこんな不憫な子供達がいるのかと思うと、いてもたってもおれん気持ちになる。

▼本物の飢えを知っている人がどれくらいいるだろう。数少ない一人が、作家の野坂昭如さんだ。神戸空襲で孤児となり、敗戦の1週間後に栄養失調で死んだ妹を、一人で火葬にした体験を持つ。その野坂さんの持論が「日本人は再び餓死する」だ。

 ▼豊穣(ほうじょう)な大地と農にふさわしい気候に恵まれているというのに、自給の仕組みを徹底的に壊してしまった国にとって、避けられない道だというのだ。野坂さんの予言は違った形で当たってしまった。

 ▼室内にはまったく食料がなく、一円玉が数枚残っているだけだったという。飽食に浮かれる世の中の片隅で、誰にも助けを求められないまま飢餓地獄に苦しむ人たちがいる。日本人は豊かさへの階段を駆け上がる途中で、何を見失ってしまったのだろう。

 ▼「うとうと寝入る節子をながめ、指切って血イ飲ましたらどないや、いや指一本くらいのうてもかまへん、指の肉食べさしたろか」。野坂さんは『火垂(ほた)るの墓』で、骨と皮にやせ衰えた妹に呼びかけている。後年「小説ほどかわいがってやれなかった」と語っているが、妹には看取(みと)ってくれる兄がいた。たった一人でひもじさに耐えた、男児が哀れでならない。(2月24日[産経抄]より)

朝から辛い話で胸が張り裂けそうだよ・・・・
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