ひいらぎ通信

日常のささやかな幸せを拾い集ようと、ブログ、始めてみました。

マリーアントワネット

2007年01月30日 | Weblog

先日、福岡の博多座で、ミュージカル「マリーアントワネット」を観てきました。
これは、遠藤周作の原作で。ミュージカル『エリザベート』や『モーツァルト!』で知られるミヒャエル・クンツェが脚本・歌詞を、シルヴェスター・リーヴァイを音楽に招き、演出は日本人、栗山民也。国際色豊かだわ。
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例の友人が井上芳雄クンのファンでして。私も彼の声は好きです。その井上君がアントワネットの恋人、フェルゼン役をやるとな。それじゃあ、観にいきましょう、となったわけです。

もうずいぶん前ですが、劇団四季の「ジーザスクライストスーパースター」を見て、初めてミュージカルの魅力を知りました。その時、イエスをやっていたのが、山口祐一郎さんでした。かっこよかった~。
で、そんなにたくさんではありませんが(なんたって、チケットが高い。「ちょっと見に行こう」と気軽にいえる値段ではない)、数年に一度くらい見に行くようになりました。その山口さんも出ていて、何だかお得感


で、感想です。
ううむ。以前、感想を詳しく書きすぎると、ネタバレにもなるので、配慮するようにという文を読んだ事があるんですが、何処まで書いていいんだろう。

まず、面白かったです!
二人のMA…マリー・アントワネットとマルグレッド・アルノーを中心に話は進んでいきます。
アントワネットのドラマチックな生涯は、紹介するには及ばないと思いますが、
10代から30代の、約20年間を描いてるわけですから、場面も多い。
それを背景を極端に少なくして、小道具を駆使。一つの小道具が次々と違うものを象徴するものに変化していく。展開のスピード感にも繋がっていると思います。
この舞台の展開の仕方は、私には痛快に感じられました。


主演のアントワネット役は涼風真世さん。10代と30代の時で歩き方が違うよ!いや、演じるということはそういうことだとは思うけど、すごいわ。
誠実な青年、フェルセン。もちろん、井上芳雄さん。最後の最後で、「恋人」ではなく、「女王」であることを選んだ手紙に打ちのめされる背中が繊細さが感じられて、よかった。
山口祐一郎さんは、錬金術師カリオストロ役。具体的な台詞がなくても、黒い衣装で舞台を横切っていくだけで不気味な雰囲気が漂います。存在感が大きい。
清楚な修道女アニエス役土居裕子さんの美しさ。
物語の案内役とも言えるボーマルシェ役の山路和弘さんの軽妙な語り口。
革命を扇動するオルレアン公には高嶋政宏さん。
愛すべき凡庸な国王ルイ16世には石川禅さん。
そして、もう一人のMA、マルグレットはダブルキャストでしたが、私が見た回は、新妻聖子さんでした。かわいかった~。
観にいってよかった~。楽しかった~。

東宝マリー・アントワネットの博多座での公演は1月いっぱいで千秋楽ですが、この後、4~5月は帝劇で公演があるそうです。

今年、博多座では、「レ・ミゼラブル」のミュージカルの再演があります。
前回の時は、行きたいと思いながら叶わなかったので、次回は絶対に行こうと思います。
楽しみ!

で、ひいらぎの「さんと話」マリーアントワネット編は続くのだ。
また明日。
コメント (2)
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大腸検査の極意

2007年01月30日 | 健康
今日は、大腸検査を受けてきました。
先日腸炎を起こした時に、ちょっとだけですが、下血がありまして、
「癌でないということを確認する意味でも、検査を受けるように」
と言われていたのでした。
でも、今回検査を受けたのは、その時の病院ではありません。
以前胃炎をやらかした時にかかった病院で、胃カメラも麻酔をきっちりかけてくれたので、
検査の苦痛が他の病院に比べて少なかったんです。
それで、今回の検査も、この病院にお願いすることにしました。

二日前から、緩やかな効き目の下剤を服用しました。
この薬では、特に変化を感じませんでしたが、
前日には粉を水で溶くタイプの下剤も服用し、こっちは結構効きました。
で、当日は1.5リットルもの液状下剤を飲まなければなりません。
以前、大腸検査に挑戦した時には、半分飲んだ段階で嘔吐。
全部飲む自信なんて皆無です。不安なまま、受付を済ませました。

検査待合室に行くと、カウンターのようなところがあって、
台上には1.5リットリの下剤がデンっと待ち構えていました。
その時点で来ていた患者さんは私を含めて3人。
カウンターに座って並んで下剤を飲む姿は、傍から見たら、おかしいだろうな
「この大量の下剤が苦手でね~」
と話しながら飲んでいたら、看護婦さんが、
「味わって飲んじゃ駄目ですよ。自分のペースでいいですが、
飲む時は、ぐっと一息に飲む方が楽です」
と教えてくれました。
そういえば、前回嘔吐した時は、ちびりちびりと飲んでました。
あれって、「まずさを味わう」飲み方だったんですね。
また、この病院では、飴を用意してくれていました。
飴をなめながらだと、ずいぶんと飲みにくさが薄れます!
また、少しでも飲みやすいようにと前日からお薬を冷蔵庫で冷やしてくれているそうです。
おかげで、今回は私も1リットル飲めました!ありがたや
お薬が十分効いたので、残りは飲まなくてもいいとの事。またまたありがたや
看護婦さんの話では、ベルトもなるべく緩めて飲んだ方がいいそうです。
ガードルやボディースーツを着込んで検査に来られた女性の中には、
下剤を飲んでいる最中に気分が悪くなったり、逆流したりする方もあるそうです。

さて、肝心の検査ですが、最初に心電計と点滴を繋がれ、
点滴の中に麻酔を入れられた瞬間にふっと眼をつぶり、
次に眼を開けたときには検査は終わっていました。
麻酔を使っているので、切れるまでは安静にしなければならないため、
時間は多少かかりますが、検査の不快感を全く感じずに済んだのはありがたい。
自分が何をされているか見届けないと気がすまないという方にはおススメできませんが。
8時半に準備を始めて、1時には終わりましたから、そこまで長引くという感じでもないし、私はとっても楽でした。
もし、また検査しなければならない時は、ここにお願いしようっと。

検査の結果は、予想通り、シロ。全く問題なしでした。
頂いた検査の腸の写真は、ピンク色で、元気いっぱい。
以前胃が荒れていたときに見たような、赤みも腫れもありません。
(素人目に見て、ですが)
実は、検査の前から、絶対異常なしだという自信があったんですね。
私が、根拠も無く「大丈夫」と思ったときに、本当に「大丈夫」の確率は、100パーセント。
「何の根拠も無く」というところがポイントで、ちょっとでも迷う時は駄目ですね。確率落ちます。
逆に、何の根拠も無く不安になるときは、ほぼ7,8割の確率(計算してません。感覚的なものです)で、不安の方が的中します。
今回も、「大丈夫」の予想通りでした。

以前開腹手術したときの癒着は無かったか聞いてみたら、
「手術をした以上、どうしても起きてしまう程度の癒着は見られたが、全く問題ない」
との事でした。よかった。

過敏性大腸炎って言うんですか、ストレスが元で腸炎起こしちゃうやつ。
その傾向が私にも少なからずあって、今思い返せば、腸炎起こす前には、
たくさんの人と会って、とっても疲れる日が続いていたんでした。
過食も、元をただせば対人ストレス。
(いや、職場に問題があると言うことではなくて、私が勝手に消耗しているだけなんですが)
出来る限り、心穏やかな生活を送るように心がけたいと思います。
もちろん、食生活にもね。
コメント (6)
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