新しい発想でステキな結婚を

本当の恋をして、ステキな結婚をするためにはどうすればいいのかについてお話ししたいと思います。

本当の恋をするための条件は、あなたを取り巻いている社会のシステムやまわりの人たちの思惑から解放されて、自由になることです。

恋愛が成就しない場合、「きずものになった女」という発想が、いまの社会でも根強く残っています。

「家事・育児は女がするもの」と、伝統的な価値観を押しつけられているのも女性です。

「そんなの男社会の発想よ」と簡単に断罪できますか？

こうした価値観がはびこっている背景には、女性であるあなたの考え方や行動も、知らず知らずのうちに、さまざまな社会規範に縛られているという現実があるのです。

たとえば、結婚について考えてみましょう。

欧米では結婚という形式を取らず、好きになった同士が一緒に暮らして子どもを産み、育てるカップルが増えています。

ところが、日本ではシングルが子どもを産んで育てることに、冷たい目が向けられます。

法律的にも私生児扱いになったりして不利なことも多いし、なにより「ふしだらな女」という世間の非難の目があり、シングルマザーは苦難の連続を強いられます。

最近は男女ともに晩婚の傾向があって、20代後半でも独身の女性はたくさんいますが、それでも適齢期を過ぎると、「クリスマスケーキ」などと陰口をたたかれます。

古い発想の人たちにとっては、現代でも女性に求められるのは、適齢期になるときちんと結婚して、子どもを産むことです。

親も強くそれを望んでいますから、適齢期になると「いい人いないの?」と様子を探ったり、「お見合いでもしたら」と次々と見合い写真を持ち込み、結婚へのプレッシャーをかけてきます。

その圧力に負けてあせって結婚してしまうと、あとで「こんなはずじゃなかった」と不満タラタラ、"失楽園"に走ってしまうことになるのです。

現在の恋愛や結婚への価値観のすべてが間違っているとは思いませんし、全否定するつもりはありません。

でも、まわりを取り巻いている社会システムがどうなっているのか、世間一般ではどう考えているかを知っておく必要があります。

恋愛や結婚を束縛するシステムから抜け出し、自由に恋愛するためには、むしろそのシステムを積極的に活用したほうが得をすることになるのです。

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