シネブログ

このブログは映画に関する記事を書いています☆

『シン・シティ』

2006年12月16日 12時25分08秒 | 映画レビュー
製作年度:2005年
上映時間:124分
監督:フランク・ミラー 、ロバート・ロドリゲス 、クエンティン・タランティーノ
出演:ブルース・ウィリス 、ミッキー・ローク 、クライヴ・オーウェン 、ジェシカ・アルバ 、ベニチオ・デル・トロ 、イライジャ・ウッド
オススメ度:★★★★☆

ストーリー:
<EPISODE 1>――その屈強な肉体と醜い容姿から誰も近づこうとしない仮出所中のマーヴ。彼は、一夜の愛をくれた高級娼婦ゴールディを何者かに殺され、復讐に立ち上がる…。<EPISODE 2>――罪から逃れるため過去を捨てシン・シティに身を潜めるドワイト。ある時、昔の恋人ゲイルが仕切る娼婦街で警察官が殺されるトラブルが起こる。発覚すれば警察との協定は破棄され、娼婦たちは窮地に陥る。彼女たちを救おうと一肌脱ぐドワイトだが…。<EPISODE 3>――街の実力者の息子を相手に正義を貫くハーティガン刑事。しかし、相棒の裏切りに遭い無実の罪で投獄される。8年後、出所した彼はかつて救い出した少女ナンシーに再び危機が迫っていることを知り、最後の戦いへと向かう…。



コメント:
漫画をそのまま映画にしたって感じで、グロくてオーバーな演出が多いけど、それは原作が漫画ってことで全然許せちゃいます。
それにしても出演者が豪華☆
どれをとっても主演級な上に、それぞれ出演している時間が結構短い。なんとも贅沢な作品です。
なかでも特に好きなのはジェシカ・アルバ。もう言うことナシの可愛さですね♪
ロザリオ・ドーソンとデヴォン青木もカッコいい役だったのでかなり好感度アップ。
ストーリーは三つのエピソードに別れて進行していくのですが、とてもよくまとまっていて飽きない展開でした。

『ティム・バートンのコープスブライド』

2006年12月15日 12時33分19秒 | 映画レビュー
製作年度:2005年
上映時間:77分
監督:ティム・バートン 、マイク・ジョンソン
声の出演:ジョニー・デップ 、ヘレナ・ボナム=カーター 、エミリー・ワトソン 、トレイシー・ウルマン 、ポール・ホワイトハウス 、アルバート・フィニー
オススメ度:★★★★☆

ストーリー:
19 世紀ヨーロッパのとある小さな村。ビクトリアとの結婚を間近に控えた青年ビクターは、ある日森の中で地面から突き出ている人の指のような棒きれを発見する。彼は本番の練習のつもりでその棒に結婚指輪をはめ、誓いの言葉を述べるのだった。ところがそれは本物の人骨で、突然地面から花嫁衣装を着た白骨化した女性が現われるのだった。彼女はこの世に未練を残し亡くなった花嫁で、ビクターの言葉を真に受けて、死者の世界から舞い戻ってきてしまったのだった。そして恐れおののくビクターを強引に死者の世界へと連れ去ってしまうのだったが…。



コメント:
とにかく最初から最後までティム・バートン一色の作品でした。
”コープスブライド=死体の花嫁”というタイトルだけあって、ちょっとダークな雰囲気に包まれた内容ですが、随所に挿入されたミュージカル調の演出がユーモアたっぷりでバランスがとれていたと思います。
この作品はストップモーション・アニメーション(Stop motion animation)という撮影技術を使っているのですが、この技法を使ったことで映画にぴったりの質感を出せているような気がします。ストップモーション・アニメーション(Stop motion animation)とは、静止している物体を1コマ毎に少しずつ動かして撮影し、あたかもそれ自身が動いているかのように見せる映画の撮影技術です。
いかにもティム・バートン的な作品ですので、彼の作った映画が好きな人なら誰でも楽しめる作品ではないでしょうか。

『シンデレラマン』

2006年12月14日 12時30分45秒 | 映画レビュー
製作年度:2005年
上映時間:144分
監督:ロン・ハワード
出演:ラッセル・クロウ 、レネー・ゼルウィガー 、ポール・ジアマッティ 、クレイグ・ビアーコ 、ブルース・マッギル 、パディ・コンシダイン
オススメ度:★★★★★

ストーリー:
愛する妻メイと3人の子供に囲まれ幸せに暮らすジムは、ボクサーとしても将来を嘱望されていた。だが1929年、彼は右手を故障してしまったことをきっかけに勝利から見放されていく。さらに時代は恐慌を迎え、やがてジムもライセンス剥奪で引退を余儀なくされ、失業者の一人として肉体労働をして家計を支えていた。そんなある日、元マネージャーのジョーから、一夜限りの復帰試合の話が舞い込んでくる。相手は勝ち目のない新進ボクサー。それでもジムは、その報酬で家族を救えるという一心で試合を引き受けるのだった…。



コメント:
まずこの映画が実話を元にしているってことに感動です。大恐慌時代、どん底の貧困から愛する家族を守るため命を懸けて再起のリングに上がる一人の男の姿を描くという、こんないい話がこの世の中に存在してたなんて、なんとも涙涙です。
俳優がまたいいんですよねぇ。主演のラッセル・クロウはすばらしい。迫力のあるボクシングシーンや家族を守る男の役で完璧な演技をしています。
またこの映画は主演だけではなく脇を固める俳優陣がいい味だしてるんです。特に僕は、ジョーを演じたポール・ジアマッティが好きだなぁ。アカデミー助演男優賞獲っちゃったのも頷けるすばらしさでした。他にもこの手のドラマには欠かせない俳優ばかりで、引き込まれる演技ばかりでした。
監督はあのロン・ハワード。「バックドラフト」や「アポロ13」の監督、そして今話題の「24」の製作総指揮などをやっている人なんです。だからドラマはお手の物。完璧な演出で最高の作品に仕上げてくれています。
一押しです☆

『チャーリーとチョコレート工場』

2006年12月13日 12時34分29秒 | 映画レビュー
製作年度:2005年
上映時間:115分
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ 、フレディ・ハイモア 、デヴィッド・ケリー 、ヘレナ・ボナム=カーター 、ノア・テイラー 、ミッシー・パイル
オススメ度:★★★★★

ストーリー:
失業中の父、母、そして2組の寝たきり祖父母に囲まれ貧しいながらも幸せに暮らしている少年チャーリー。彼の家のそばには、ここ15年間誰一人出入りしたことがないにもかかわらず、世界一のチョコレートをつくり続ける謎に包まれた不思議なチョコレート工場があった。ある日、工場の経営者ウィリー・ウォンカ氏は、全商品のうち5枚だけに入っている“ゴールデン・チケット”を引き当てた者にだけ、特別に工場の見学を許可する、と驚くべき声明を発表した。そして一年に一枚しかチョコを買えないチャーリーも、奇跡的に幸運のチケットを手にし、晴れて工場へと招かれるのだが…。



コメント:
いや~ホントおもしろかった~♪
久々に映画で笑った気がします。
ジョニー・デップ、サイコ~。あの演技は彼にしかできないでしょう!!
ティム・バートン監督との4作目ということもあってか最高の出来でした。ファンの期待を裏切らない作品に仕上がってましたよ。
まずストーリーですが、うわさどおりちょっとダークな部分を醸し出しつつ、ときどきあのウォンカの毒舌っぷりや微妙な顔で笑わせてくれる、なんとも言い難い内容ですがかなりいい雰囲気を出してます。

俳優陣も文句ナシです。
ジョニー・デップはもちろん役になりきっていてとてもいい味出してます。
子役もおもしろいですね~。
みんな独特のキャラで、そんでもってみんなちょっとダークな一面が。子供の嫌なところを演じているのですが、それがストーリーとうまくからみ合っているところがおもしろいです。
むかつく子供は容赦なく排除していくウォンカを応援している自分がいたりもして…。
で、この映画で結構注目なのは、ウンパ・ルンパを演じているディープ・ロイです。彼は時に1人50役もの演技に挑戦しているのです。仕草が違うので注目して見てみて下さい。

この映画に欠かせないと思ったのは音楽ですね。
映画が終わっても頭から離れないテンポのいい音楽で、サントラが欲しくなったくらいです。

とにかくおもしろい映画なので★5つです。
オススメですよ☆

『硫黄島からの手紙』

2006年12月10日 00時00分54秒 | 映画レビュー
製作年度:2006年
上映時間:141分
監督:クリント・イーストウッド
出演:渡辺謙 、二宮和也 、伊原剛志 、加瀬亮 、中村獅童 、裕木奈江
オススメ度:★★★★★

ストーリー:
戦況が悪化の一途をたどる1944年6月、日本軍の最重要拠点である硫黄島に新たな指揮官、栗林忠道中将が降り立つ。アメリカ留学の経験を持つ栗林は、無意味な精神論が幅を利かせていた軍の体質を改め、合理的な体制を整えていく。上官の理不尽な体罰に苦しめられ絶望を感じていた西郷も、栗林の登場にかすかな希望を抱き始める。栗林の進歩的な言動に古参将校たちが反発を強める一方、ロサンゼルス・オリンピック馬術競技金メダリストの“バロン西”こと西竹一中佐のような理解者も増えていった。そんな中、圧倒的な戦力のアメリカ軍を迎え撃つため、栗林は島中を張り巡らせた地下要塞の構築を進めていく…。

コメント:
第一部の『父親たちの星条旗』、そして第二部の『硫黄島からの手紙』。
この2作品を観て共通して言えることは、どちらの兵も皆、自分の命と本国にいる家族を守るためにやむ終えず戦わされていたということだ。生き抜くためには、自分たちと同じ気持ちであろう敵の兵をも殺さなければならないという、極限の状態が戦争なのである。

当時の日本兵は『お国のため、天皇のため』と言い聞かされ、自分の信念でもないことをやらされ死んでいった。
そんな中、本作で登場する西郷は現代的な若者の考えだと思う。
彼は戦争や国のことなんかどうでもよく、ただ本国に取り残してきた家族のために生きて帰りたいという気持ちを持っている。
自分がもし同じ立場だったら彼と同じ行動を取るだろう。
国や上官に愚痴ったり、敵側に投降してでもその戦場から逃げ出そうとする。
これこそが本来人間が忘れてはいけないもので、一番主張しなければならない気持ちだと思う。
国のために命を捨てることは正直無駄なことで、最後まで生き残って何かを伝えることの方が余程大事なことではないだろうか?
それもできなかった時代だと思うと胸が痛くてたまらない。

劇中様々な立場の人間が登場するが、皆生きて帰りたいという気持ちは共通である。
そんなメッセージがこれだけうまく伝わってくる映画を作ったクリント・イーストウッドはさすがだと思う。
日本とアメリカ両方の視点から製作したこの硫黄島の戦いは、いろんな人に観てもらって、そして戦争の悲惨さを知ってもらいたい。

『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』

2006年12月09日 00時11分02秒 | 映画レビュー
製作年度:2005年
上映時間:106分
監督:ティム・ストーリー
出演:ヨアン・グリフィズ 、ジェシカ・アルバ 、クリス・エヴァンス 、マイケル・チクリス 、ジュリアン・マクマホン 、ケリー・ワシントン
オススメ度:★★★☆☆

ストーリー:
人類の進化と宇宙嵐の関係を研究している若き天才科学者リード。彼はある日、その謎を解明するため、元恋人で女性科学者のスー、彼女の弟でパイロットのジョニー、そしてリードの親友ベンと共に、スーの今の恋人でもある実業家ビクターの援助を受けて宇宙実験を実施することに。だがその最中、5人は計算外に早くやってきた宇宙嵐の放射線に晒される事故に遭遇してしまう。それは彼らのDNAに変化をもたらし、ビクターを除く4人はそれぞれ独特の超能力を授かるのだった。一方ビクターは、実験の失敗で喪失感と怒りを募らせ、次第に邪悪なパワーを帯びていく…。

コメント:
う~ん、最近アメコミ映画が多すぎてパターン化しつつあるような気がします。特殊な能力を手に入れた善と悪が闘ってどうのこうのって感じのパターンが…ね。
でもこの映画だけの独特な演出などはとても楽しめましたよ。
伸びたり消えたり燃えたり硬くなったりと、それぞれがとてもユニークな能力で、CGとは思えないくらいリアルな映像だったのでとても驚きました。最近の映像技術はスゴイ!!
今回の作品は、それぞれのキャラクターの能力を紹介しているという感じで、最後の展開が早い段階で読めてしまったし、ラスボスも意外とあっさりやられてしまったという感じだったのでちょっと物足りない気がしました。でもストーリー次第では、とてもおもしろいシリーズになると思います。
続編が楽しみですね!!

それにしてもジェシカ・アルバはかわいかったな☆

『アイランド』

2006年12月08日 00時44分37秒 | 映画レビュー
製作年度:2005年
上映時間:136分
監督:マイケル・ベイ
出演:ユアン・マクレガー 、スカーレット・ヨハンソン 、ジャイモン・フンスー 、スティーヴ・ブシェミ 、ショーン・ビーン 、マイケル・クラーク・ダンカン
オススメ度:★★★★☆

ストーリー:
近未来。大気汚染から守られ、管理の行き届いた安全で快適なコミュニティで暮らすリンカーン。彼やその他の住人にとっての夢は、地上最後の楽園といわれる “アイランド”へ行くこと。そしてその抽選会が毎日のように行なわれていた。だがある日、リンカーンは換気口から入ってきた一匹の蛾を見て、ある疑念を抱く。やがて彼が独自に調査を進めるうち、自分たちは保険契約を結んだクライアントへ臓器を提供するために生かされているクローンで、“アイランド行き”の名の下に臓器を摘出される、という事実を知ってしまう…。

コメント:
マイケル・ベイ監督ということでアクションを期待して観ました。最初から最後まで一気に楽しめる内容でとてもよかったです。
本作のような近未来、クローンをテーマにした作品には必ずと言っていいほど納得のいかないシーンがいくつかありますが、この作品にもやっぱりいくつかそれがあったように思います。でもまあ普通に見れば全然気にならなく十分楽しめるのであまり考えないほうがいいですね。
途中、本物とクローンが対面するという展開は好きです。ユアン・マクレガーが二つのキャラを使い分けた演技はよかったように思います。
僕にとっては「アルマゲドン」以来、久々にお目にかかったスティーブ・ブシェミですが、やはりいつも通りクセのあるキャラで存在感はバッチリでした。かなり速い展開で殺されてしまったのは僕的に結構ショックだったなぁ。できれば最後まで出演して欲しかった。
それでもおいしい役を演じていることに間違いはない!

『奥さまは魔女』

2006年12月07日 01時32分33秒 | 映画レビュー
製作年度:2005年
上映時間:103分
監督:ノーラ・エフロン
出演:ニコール・キッドマン 、ウィル・フェレル 、シャーリー・マクレーン 、マイケル・ケイン 、ジェイソン・シュワルツマン 、ヘザー・バーンズ
オススメ度:★★★★☆

ストーリー:
ある日、魔女イザベルは、魔法を使わず普通の生活をし、普通の恋がしたいと人間界へ舞い降りる。一方その頃、最近すっかりヒットから遠ざかっている元トップスターのジャックのもとにTVドラマ「奥さまは魔女」のリメイク企画が舞い込んでくる。このドラマに復活をかけるジャックは、ダーリン役の自分を目立たせるため、サマンサ役には新人女優を起用したいと考える。ところが、なかなかイメージ通りの女性が見つからず苦労していたジャックは、ある日街で偶然イザベルを目撃、サマンサのイメージにピッタリと彼女を大抜擢するのだった。こうして魔女であることを秘密にしたままジャックとの撮影に入ったサマンサだったが、いつしか2人は私生活でも恋に落ちてしまい…。

コメント:
実は過去にTVで放送された「奥様は魔女」を一度も観た事がなくて、ただかわいいニコール・キッドマンを見たいという短絡的な考えのまま映画館に足を運びました。率直な感想としましては、とにかく
『ニコール・キッドマンがかわいい!!』の一言に尽きます。
ニコール・キッドマンがお茶目でキュートな役にピッタリはまっていて、つい虜になってしまいました。あの鼻をピクピクさせたり耳を触ったりする仕草がとてもかわいいですねぇ~。あんな魔女がいたら結婚したいなぁって思うのは僕だけでしょうか!?
相手役のウィル・フェレルですがコメディアンとしてはちょっと地味な気がしました。彼は「オースティン・パワーズ」に出演しているらしいのですが、どこに出演していたのか思い出せません。あの作品は過去に何回も観ているんだけどなぁ。また今度暇なときにでも観てみよ~。

『DEATH NOTE デスノート the Last name』

2006年12月06日 00時22分42秒 | 映画レビュー
製作年度:2006年
上映時間:140分
監督:金子修介
出演:藤原竜也 、松山ケンイチ 、戸田恵梨香 、片瀬那奈 、マギー 、上原さくら
オススメ度:★★★★★

ストーリー:
死神リュークが落とした“デスノート”を拾い、野放しになっている凶悪犯を次々と粛清していく天才大学生、夜神月。巷では犯罪者の連続不審死を救世主“キラ”の出現と噂し始める。一方、一連の“キラ事件”を捜査するためインターポールから送り込まれたもう一人の天才Lがキラを追いつめていく。やがて月は、“キラ逮捕に協力する”と称して、自ら捜査本部に乗り込んでいく。そんな中、リュークとは別の死神レムのデスノートが舞い降りる。それを、キラを崇拝するアイドル、弥海砂が手に入れ、自ら第2のキラとなり行動を開始する…。

コメント:
固まってしまいました・・・あまりのおもしろさにです!
もちろん原作と映画の前編はどちらとも鑑賞して行きました。
キラとLの駆け引きが最高におもしろかった。
なぜこんなにおもしろいのかと言うと、やはり原作とは違ったストーリー展開のおかげでしょうね。
原作ではこうなるはずが、映画ではこうなったかぁ~と自分の中で比べながら観ることができて、最後までハラハラドキドキ^^

配役はやはり間違っていなかった。
藤原竜也の最後の方の熱演はサイコーでした。
彼がキラ役でよかったなぁ~とつくづく思いましたね。
L役の松山ケンイチも、今回は笑わせてくれるシーンもあってまたまたはまり役でした。
それにしてもこの映画の中でどれだけ甘い物食ってんだよ。
観てるだけで胃がもたれてきたじゃんか!
あれだけ食っても太らないLが羨ましいと思ったり・・・
弥海砂役の戸田恵梨香もなかなか良かったんじゃないでしょうか。
結構かわいかったし(←それだけかい!)

とにかく原作を読んだ人にはぜひ観てもらいたい映画だと思いました。
ストーリーが結構違うので十分楽しめると思います。

『DEATH NOTE デスノート 前編』

2006年12月05日 02時04分54秒 | 映画レビュー
製作年度:2006年
上映時間:126分
監督:金子修介
出演:藤原竜也 、松山ケンイチ 、瀬戸朝香 、香椎由宇 、細川茂樹 、戸田恵梨香
オススメ度:★★★★☆

ストーリー:
名門・東応大学で法律を学ぶエリート大学生、夜神月。将来を嘱望される彼ではあったが、法による正義に限界を感じ、激しい無力感に襲われていた。そんな時、彼は黒い表紙に『DEATH NOTE』と書かれた一冊のノートを目にする。そこには、“このノートに名前を書かれた人間は死ぬ”の一文が。ためしに誘拐殺人犯の名前を書き込んでみると、翌日の新聞にはその男の獄中死が報じられていた。ノートが本物と悟った月は、自らの手で犯罪者を裁くことを決意するのだった。やがて連続する犯罪者の不審死が事件として表面化し、ついにインターポールが警察庁に送り込んだ天才“L”が事件解決に乗り出す。

コメント:
それなりによかったんじゃないでしょうか!!
この映画を鑑賞するちょうど一週間前に原作を読み終えたのですが、「よくまとめたな~」というのが正直な感想です。
内容も映画用に作り替えていて特に違和感なく楽しむことができました。

配役もうまくいってたと思います。
知的でたまにダークな部分を見せる夜神月には藤原竜也。
これはピッタリなやくどころで全く問題なかったです。
そして肝心なのがLなんだけど、これはもろアニメのキャラクターといった感じなのでなかなかピッタリな役者っていないだろうなぁと思っていました。
しかしこれを演じた松山ケンイチ、まさにはまり役でした!
第一声には若干「あれ?ちょっと声のイメージが違うな」と思いましたが、しゃべり方や仕草などはまさにアニメの世界から出てきたものでした。実にうまく演じていたと思います。

僕は原作を読んで見たけど、別に読んでなくても十分楽しめる映画だと思います。
まあ後から原作を読んで映画と違う部分を探すのもおもしろいでしょうね。
前編はこれからってところで終わってしまったので後編がかなり楽しみです☆

『レディ・イン・ザ・ウォーター』

2006年12月04日 02時16分13秒 | 映画レビュー
製作年度:2006年
上映時間:110分
監督:M・ナイト・シャマラン
出演:ポール・ジアマッティ 、ブライス・ダラス・ハワード 、フレディ・ロドリゲス 、ジェフリー・ライト 、ボブ・バラバン
オススメ度:★★★☆☆

ストーリー:
ごく普通のアパート“コーブ・アパート”の管理人クリーブランド・ヒープは、廊下の掃除や電球の交換をするだけの単調な毎日を送っていた。ところがある晩、彼の前にストーリーと名乗る謎めいた女性が姿を現わす。クリーブランドは彼女がおとぎ話に登場する精霊(ニンフ)のような存在であることを突き止める。彼女は恐ろしい怪物に追われ、自分の世界に戻れずに、中庭のプールに身を潜めていたのだった。クリーブランドはアパートの住人たちと協力し、彼女を元の世界へ戻してあげようと奔走するのだが…。

コメント:
まず最初に言っておきたいことがあります。
この映画を観るに当たって「M・ナイト・シャマランの映画だから・・・」という固定観念は捨てた方がいいです。
今作を観た人のレビューを見ていると、どうもその固定観念が邪魔して期待はずれだったという感想がほとんどでした。
つまり『シックス・センス』のようなどんでん返しを期待してはいけないってことです。
公開前にシャマラン監督本人が一番それを念押ししてるんですけどね。

CMや予告編を見ただけだとミステリーなのかホラーなんかよくわからん感じですが、実際の内容はファンタジーといった感じです。
正直ツッコミどころ満載!
でも観ている間はそんなこと全然気になりませんでした。

舞台となるのはフェラデルフィアにある一つのプールつきアパート。このアパートの住人の中から水の妖精を救うためのキーマンを見つけていく過程はとてもおもしろかった。
まあおもしろかったといえばそこだけかも。

で、いつも自分の映画にはチョイ役で出演しているM・ナイト・シャマランですが、この作品ではなかなかの重要キャラを演じていて、しかも最初から最後まで出演しっぱなしだったのが個人的には一番おもしろかった!というかウケたw
監督の顔を知らない人からすれば全く気にならない問題ですが・・・

おとぎ話を信じる子供のような感性で鑑賞すると楽しめる作品だと思います。

『ハード キャンディ』

2006年12月03日 23時21分23秒 | 映画レビュー
製作年度:2005年
上映時間:103分
監督:デヴィッド・スレイド
出演:パトリック・ウィルソン 、エレン・ペイジ 、サンドラ・オー 、ジェニファー・ホームズ 、ギルバート・ジョン
オススメ度:★★★☆☆

ストーリー:
好奇心旺盛で未だあどけなさを残す14歳の少女、ヘイリー。彼女は、出会い系サイトで32歳の売れっ子フォトグラファー、ジェフと知り合う。2人はチャットの会話を続けるうち次第に意気投合、3週間後にはついに実際に合う約束を交わす。待ち合わせ場所のカフェでヘイリーを見つけたジェフは、キュートな彼女をすっかり気に入り、さりげなく自宅へと誘う。まるで無防備なヘイリーは、不安がる様子もなく彼の後について行くのだが…。

コメント:
密室を舞台に、幼い少女に追い詰められていく中年男の恐怖を描くサスペンス・スリラー。

この映画はマジ恐すぎます!!
個人的にはジェイソンとか貞子よりも怖いです・・・とにかくリアル恐怖!!
主人公の少女がめちゃくちゃ”ドS”
俺のような”ドM”には心臓に悪すぎです。
あんまりしゃべるとネタばれになってしまうので言えませんが、この映画の中年男はあまりにもかわいそすぎる・・・少女よ、もう少し手加減してやれ・・・
観ていて痛すぎるんです!体に力が入りっぱなしでした!!
この映画を観たことによって女の人みんなが怖いですw

主演は、最近『 X-MEN:ファイナル ディシジョン』で キティ・プライドを演じたエレン・ペイジ。この子、こんなにかわいい顔をしているのにセリフが怖すぎる。場面場面で顔の表情をうまく変えていて感情がリアルに伝わってきました。
ジェフ役のパトリック・ウィルソン。こちらも演技がうまくて、男の感情をうまく演じていたなぁと思います。

ま、この恐怖に興味がある人はぜひ鑑賞してみてください!
男性の方々このような少女には気をつけましょうねww

『キンキーブーツ』

2006年12月02日 13時51分18秒 | 映画レビュー
製作年度:2005年
上映時間:107分
監督:ジュリアン・ジャロルド
出演:ジョエル・エドガートン 、キウェテル・イジョフォー 、サラ=ジェーン・ポッツ 、ジェミマ・ルーパー 、リンダ・バセット
オススメ度:★★★★★

ストーリー:
田舎町ノーサンプトンの伝統ある靴工場の跡取り息子チャーリー・プライス。優柔不断な彼は、婚約者のロンドン転勤を機に、田舎を飛び出して羽を伸ばそうと考えていた。ところが、ロンドンに到着早々、父親の訃報が届く。4代目社長としてあまりにも突然に工場を引き継ぐこととなったチャーリーだったが、工場の実情は倒産寸前と判明、嫌々ながらも従業員の首切りを開始することに。どうにか工場を救おうと悪戦苦闘するチャーリーは、ひょんなことから知り合ったドラッグクイーンのローラの悩みをヒントに、男性向けセクシーブーツの開発に活路を見出すのだった…。

コメント:
父親の急死で倒産目前の靴工場を相続した優柔不断な男が、ひょんなことからドラッグクイーンと二人三脚で工場の再生に奮闘する姿を描いた英国産ハートフル・コメディ。このお話は、ノーサンプトン(ロンドンから鉄道で1時間くらいのところにある地方都市)に実在する靴工場での実話が基になっているらしいです。
ちなみに”キンキー”には「kinky(性的に)異常な, 変態の;((俗))風変わりな, 心のゆがんだ」という意味があります。つまり直訳すると”変態ブーツ”!?
もうねタイトルからして気になってたのよw
俺”変態”だから( ̄ц ̄)

でも実際の内容は全然変態っぽくないのでご心配なくw
今年のサンダンス映画祭で話題をさらったというのが頷けるくらいホントおもしろかったです。
笑いあり感動ありでよくまとまっていたと思いました。
「オカマ」やっぱりおもしろいです!
僕はちょうど昨日オカマバーに行ったということもあり、オカマの魅力をとてもリアルに受け止めることができました。
とにかくセリフ全般が人間味のあるものばかりで心に響きましたね。
なんか「明日からも頑張ろう!!」という気持ちにさせられます☆

主演は『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』でオーウェン・ラーズを演じた(数秒しかでていません)ジョエル・エドガートン。この俳優さんの顔を初めてじっくり見たけどなかなかいい味出してるかもw
で、オカマを演じたのがキウェテル・イジョフォー。この人完全にオカマになりきってます!だって全然違和感ないもんw歌もダンスもうまいのでかなりはまり役だと思います。

とりあえず一度は観てみる価値のある映画だと思いました。

『X-MEN:ファイナル ディシジョン』

2006年12月01日 01時21分17秒 | 映画レビュー
製作年度:2006年
上映時間:105分
監督:ブレット・ラトナー
出演:ヒュー・ジャックマン 、ハル・ベリー 、パトリック・スチュワート 、ジェームズ・マースデン 、ベン・フォスター
オススメ度:★★★★☆

ストーリー:
プロフェッサーXの右腕だったジーンの死により、いまだその動揺から立ち直れずにいるX-MEN。そんな中、“ミュータントは病だ”と主張する天才科学者によって、ミュータントの能力を消去し普通の人間にすることのできる新薬“キュア”が開発される。“ミュータントのまま生きるか、それとも人間になるか”という究極の選択に、ミュータント社会は大きく揺れる。マグニートー率いるブラザーフッドは、キュアの根絶を狙い、キュア開発のカギとなる少年ミュータント、リーチの強奪に動き出す。一方、X-MENは人類とミュータントの全面戦争を回避しようと奔走するのだが…。

コメント:
X-MENの見所と言えば、やはりそれぞれのキャラクターが持つ能力の映像化でしょう。
CG技術の進化というものはすごいもので、本作でもアイディア満載の映像が盛りだくさんです。もう表現できない映像なんてないと思わされましたね。
内容としては予備知識なしのまま観たので、個人的には思わぬ展開の連続で結構楽しめました。
一応ちゃんと完結はしていると思います。でもエンドロールが終わって最後の最後で「えっ!?」という思わせる映像があったので、もしかしたらまだ続編があるのかなぁ~という感じですw
とりあえず本作を観る前には必ず前作を観ていってください。
じゃないと全くストーリー展開がわからないです。