シネブログ

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『リバティーン』

2007年02月06日 02時06分57秒 | 映画レビュー
製作年度:2004年
上映時間:110分
監督:ローレンス・ダンモア
出演:ジョニー・デップ 、サマンサ・モートン 、ジョン・マルコヴィッチ 、ロザムンド・パイク 、トム・ホランダー 、ジョニー・ヴェガス
オススメ度:★★★★☆

ストーリー:
1660 年代、王政復古のイギリス。国王の親族が居並ぶ大事な宴の席で卑猥な詩を朗読して国王の怒りを買い幽閉されていた第二代ロチェスター伯爵こと詩人のジョン・ウィルモット。恩赦を受けて3ヵ月ぶりにロンドンへと戻ってくる。しかし、ロンドンでは相も変わらず悪友たちと酒を酌み交わし、娼婦を抱く放蕩の日々。そんなある日、ジョンは訪れた芝居小屋で観客のブーイングを浴びていた若い女優エリザベス・バリーに目を留める。彼女の隠れた才能に気づいたジョンは自ら演技指導を申し出る。悪名高いジョンを警戒して固辞するバリーだったが、ジョンの熱意に押し切られ、翌日から2人は一対一で稽古を開始するのだった。



コメント:
ジョニー・デップの魅力が遺憾無く発揮されている作品。
それにしても毎度のことながら、ここまで役になりきってしまう彼には本当に参った。

僕はこの映画の最初と最後のジョニーのセリフが大好きだ。
ここまで自分の役をけなすセリフはなかなかないだろう。
そしてこれを聞かされている自分がなぜかこの役を好きになってしまいそうなのである。
やはりこれはジョニーマジックとも言えるものなのであろうか?
観客を惹きつける魅力、ジョニーにはそれが十分備わっている俳優だと言えよう。

脇を固める俳優もすばらしかった。
チャールズ二世を演じたジョン・マルコヴィッチ、 エリザベス・バリーを演じた サマンサ・モートン、 ロチェスターの妻を演じた ロザムンド・パイク、彼らの演技力も確かなもので、後半につれてどんどん物語に引き込んでいってくれた。

実際このロチェスター伯爵という人物は実在したらしいのだが、この人物や歴史に興味がなければストーリー的には結構どうでもいいものなのかもしれない。
この映画の魅力はなんといってもジョニー・デップ。
これから鑑賞する方には、彼の演技に引き込まれそして彼の魅力に酔いしれて頂きたい。


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