シネブログ

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『ナイト ミュージアム』

2007年09月17日 10時02分31秒 | 映画レビュー
原題:NIGHT AT THE MUSEUM
製作年度:2006年
上映時間:108分
監督:ショーン・レヴィ
出演:ベン・スティラー 、カーラ・グギーノ 、ディック・ヴァン・ダイク 、ミッキー・ルーニー 、ビル・コッブス 、ジェイク・チェリー
オススメ度:★★★★★

ストーリー:
ニューヨークに住む冴えないバツイチ男、ラリー・デリー。現在は失業中で、最愛の息子ニッキーにも愛想を尽かされてしまう始末。そこで新しい職探しを始めたラリーは、自然史博物館の夜警の仕事にありつく。さっそく先輩の老警備員から仕事を引き継ぎ、夜の博物館で勤務初日を迎える。ところが見回りを始めたラリーは、誰もいないはずの展示室から不思議な物音を聞く。音のするほうへ行ってみると、なんとティラノザウルスの全身骨格が吸水機から水を飲んでいた。しかも驚きはそれだけではなかった。モアイ像や原始人、動物たちなど、博物館の展示物が次々と生き返り、勝手気ままに動き出していたのだった。



コメント:
いや~久々に笑って気楽に楽しめる作品に出会った!!
遊園地のアトラクションをひとつずつ爽快に楽しんでいるような気分・・・最高だ。
余計なことを考えず童心に戻って鑑賞すれば間違いなく楽しめる映画だと言えるだろう。

・自分の骨をおもちゃにして遊ぶT-REXの化石
・「アホアホ、ガムガム」と、話しかけてくるモアイ像
・火が大好きで見る物全てに大騒ぎするネアンデルタール人
・捕獲した人間全てを八つ裂きにしようとするフン族の王アッティラ
・猛ダッシュで追いかけてくるライオン、巨象、ダチョウ、シマウマなど
・いたずら好きなノドジロオマキザルのデクスター
・西部開拓時代のジオラマではガリバーのような拷問
・ローマ帝国のジオラマによる矢の一斉射撃
・馬にまたがった第26代米国大統領セオドア・ルーズベルト

などなど、本作ではここに書ききれないほどの歴史的展示物が奇想天外なファンタジーを体験させてくれるのだ。これだけのキャラクタが交錯しているため、先が読めそうで読めない展開になっており、誰もが様々なイマジネーションを描き立てられる演出になっているに違いない。

鑑賞前にストーリーなどの細かい設定を全く考えていなかったせいか、後半は元夜警のおじいちゃん3人組が強盗に成り変わり、展示物との一戦を交えるという意外な展開を見せてくれたのでより楽しむことができた。なんとなく『ホーム・アローン』の豪華版という感じで、それぞれのキャラが得意技を生かして強盗をやっつける展開はワクワクドキドキの連続である。

また本作では実在した歴史的人物をそのまま現代に甦らせているため、一通り各キャラの歴史を勉強してから鑑賞すると一層楽しめる内容であると思う。実際、本編では簡単な解説つきであるため安心して楽しむことが出来る。鑑賞後は各キャラについてもっと詳しく勉強してみようという気にさせられるので、子供…いやボクのような歴史に疎い大人にとっても良い刺激になる作品であると言えるだろう。

家族揃ってワイワイ言いながら鑑賞すれば、
「勉強も娯楽も同時に楽しめて一石二鳥だね!!」
って言える映画NO.1になること間違いなしの内容である。

あ、でもこの手の作品を映画館で鑑賞する場合は静かに観てほしいかも…。
ワーワー、キャーキャー言われるお子さんがいる場合は、レンタルしてきて家でとことん騒ぎながら観ることをオススメする(笑)


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