シネブログ

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『私の頭の中の消しゴム』

2006年12月29日 01時52分44秒 | 映画レビュー
製作年度:2004年
上映時間:117分
監督:イ・ジェハン
出演:チョン・ウソン 、ソン・イェジン 、ペク・チョンハク 、パク・サンギュ 、クォン・ビョンギル 、キム・ヒリョン
オススメ度:★★☆☆☆

ストーリー:
建設会社の社長の娘スジン。彼女は妻ある男性と不倫の関係にあったが、ついに破局を迎える。その夜、傷心のまま彷徨っていた街で一人の男性チョルスと出会う。その時は気づかなかったが、彼こそスジンの運命の人だった。やがて再会した2人は、ほどなく恋に落ち、幸せの中結婚する。甘い新婚生活に浸る2人だったが、いつの頃からかスジンの物忘れが度を越したものとなっていく。心配になって医者に診てもらったところ、若年性アルツハイマーという思いもよらぬ診断結果を告げられるのだった。



コメント:
この映画は何を目的として製作されたものなのかがよくわかりませんでした。
ただ観る人を泣かせたかっただけなのか?
もしそれだけの目的なのであれば、わざわざ映画にする必要はなかったと思ってしまいます。

病気を扱ったテーマで在り来たりなストーリー。
正直観客の同情を誘って金儲けのために作ったものにしか見えませんでした。
最後は何か希望を持たせるような終わり方だったため、総合的に観ると単なる純愛ドラマのような形で終わってしまったなぁとちょっとがっかりしました。
途中までの展開はよかったんですけどね。

それにしても最近の韓国映画には同系統のものが多すぎる。
とりあえず感動系を持ってきて、主人公は美男美女。
観客に感動してもらえれば満足といった演出が多く、病気というテーマの使い方を間違っている気がします。

別にこの映画がダメとは思いません。
ただ本当に病気の辛さを伝えたいのであれば、もっと違った表現の仕方があるはずです。
ただ”愛”があればいいというものではないということを本気で考えてみて欲しいですね。


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