伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

11/9「市民ネットワーク千葉県 元気ファンド」選考委員として

2011-11-13 11:13:04 | ネット活動
11月9日 市民ネットワーク千葉県の元気ファンドが決定した。
各団体には50万円ずつ助成。

◆2011「ちば元気ファンド」助成結果◆

・亀成川を愛する会(印西市)
 「亀成川やその源流地域の保全活動」
  
・特定非営利活動法人あゆみの会(木更津市)
 「三障がい者の作業所(県内初のレアメタルの回収事業)の改修」 

・子どもを放射能から守る会in千葉(千葉市花見川区)
 「市内の空間線量や土壌調査活動、講演会活動」

・ワーカーズコープちば サポートセンターオアシス(千葉市稲毛区)
 「市内の各家庭にあまっている食品を回収しフードバンク事業として、生活困難者に届け、つなぐ事業」

この「元気ファンド」は「市民事業の立ち上げ」や活動している団体の「新規企画」への支援が目的に設立され、私たち市民ネットワークの議員の報酬の一部を積み立てて基金としている。

今年も4団体がプレゼンの結果選ばれた。

私は昨年度まではファンドの運営委員として、応募団体のヒアリングを行っていた。
今回は選考委員だったので、責任重大。
全てに助成したいと思うほど活動の内容は充実していた。

また、昨年度助成を受けた団体の活動報告があった。


ワーカーズコレクティブ風車の若き皆さんと

リユース食器レンタルの「風車」は、不登校・引きこもりの親の会が、居場所と働く場を自分たちで作ろうと3年前に事業を立ち上げた。
引きこもり体験者、ハンディのある人とその親たちがメンバーで、病気や障がいを含めてその人のありのままが尊重されて、一人一人が今できることを持ち寄って、創りあげていく職場をめざしている。

出来たばかりの「ワーコレ 風車」が千葉国体での需要に対応したいと、昨年度ファンドの助成を受けた。

大口需要に対応できるようになり、うれしいことに東金市、いすみ市そして佐倉市からの注文も受けたということだ。

震災後6月ごろまで仕事がなかったという事だが、また少しづつ増えてきて、沖縄、山形など遠方からも注文があり、京都のB級グルメフェアでもハートカップ2000個が使われたということで、認知度が上がっていることはうれしい。

環境問題として使い捨て食器の問題は大変大きい。
現在、放射能問題で燃やすゴミを減らすことが、行政の抱えている大きな問題と考えると、リユース食器を使う事は一挙両得。
行政そして私たち市民側ももっとこのリユース食器を利用したい。

リユ―ス食器レンタル ワーカーズコレクティブ風車

NPO法人格を取得したということで、ファンドを利用して大きく実績を積み重ねた報告していただいた。
他の3団体の報告は下記の通りだが、議員報酬が市民活動に生かされている実感がわいてくる。

NPO法人カフェ・バルコニー
精神障がいのある人たちが地域で自立して生活できる力を身につけ、そのために交流できる場としての地域のお茶の間をオープン。

有害化学物質から子どもの健康を守る千葉県ネットワーク
「行政施設での化学物質使用状況調査」のデータを分析し問題点と解決指針をまとめ冊子化し、県内の全自治体、議会、図書館、保健所・教育委員会などに配布し、シンポジウムを開催。
冊子は希望の方は、当ブログに書き込んでください。

特定非営利活動法人 一粒舎
地域で障がい者たちも働き、無農薬の農業により環境も保全する活動を行っている。耕作放棄地や遊休農地を借りて雑穀を栽培。

ファンドについては 市民ネットワーク千葉県

また、今年度は ちば元気ファンドで「東日本大震災市民活動支援」を行っている。
市民ネットワークから200万円、寄付金が70万円程集まっているので計270万円が助成出来るようだ。
月初めには応募が少なかったので、いろいろ声かけさせていただいたが、〆切ってみると何と24団体もの応募があった。

選考委員達は1日缶詰になって選考に当たるという事だが、頑張ってね。  

11/19は畔田谷津の命を見守る会主催 ミニ観察会

2011-11-11 11:01:43 | (仮)佐倉西部自然公園

   坂本さんより(畔田谷津の生命を見守る会)
     ムラサキシキブ
     悠悠大学のバードウィッチングを11月6日に予定しているので、コースの下見をしたら、見事に色づいていました。
     メジロなどの小鳥の好物です。

10/26にいただいていた写真だったのに、すっかり遅くなってしまいました。
自宅の庭にあると、あまりありがたみを感じなくなるけど(あまりに力強くて)、野に置いてぴったりの植物ですね。



     チカラシバ
     水田の畦に生える、ありふれた雑草ですが、朝露が輝いていると見直します。
     根張りが強くて引き抜くのに力が要るから力芝と教わりました。

坂本さん主催のミニ観察会が11/19行われます。
毎月第3土曜日の9時~11時まで(雨でも雪でも)

3年ほど前、会が始まったばかりの雪の降り出した日、「こんな寒い日は中止でしょ」と勝手に考えていたら、
「誰も集まらなかったから1人で歩いた」と言っていました。
「雨の日は雨の日の、雪の日は雪の日の自然の顔がある」そうです。

県立佐倉西高校裏の(仮)佐倉西部自然公園の車退避場からスタートします。
参加者はどなたもOK。予約なし。
参加費100円
鳥の事、植物の事など自然観察員の方が参加して、お話ししながら一緒に歩きます。

今は毎回30人ほどの方が参加するほどに定着しました。
これはやはり坂本さんのこの会の緩やかな感じがいいからかな、とファンのひとりとして思います。

佐倉市内だけでなく、四街道市からの参加者も多いですし、千葉市からもと広がっています。






10/31 全国の女たちの座り込み 経産省前

2011-11-06 14:52:59 | 政治


10月31日 経産省前、全国の女たちの座り込みに参加してきた。
和やかな雰囲気の元、可愛い彼も参加。

詳しくは10/31「大野ひろみのクラクラさくら」を読んでください。


みんなで指編みを習っています。
つなげて地球に見立てたボールになるようにするとか。
指編みにはまっている面々。

署名簿を回してきた男性、X線で金属の品質管理をする仕事を1日1時間、10年間、健康被害もなく従事して、辞めてしばらくしてから、人差し指、中指にケロイドが出てきた。
辞めてから20年以上経過していたのに、今回の原発事故後すぐに、指が痛くて、署名のボールペンが持てなかったと話してくれた。

体の弱い所に放射能の影響が出たようだ。
咳がひどくなかなか治らなかった人、歯茎を腫らした人、熱を1カ月も出した子ども、身近にもいろいろな症状を出した人がいた。
「実は」と、今いろいろな話が出てきている。

10/26木村真三さん講演会 「福島原発震災情報センター設立集会」報告

2011-11-05 22:00:13 | 政治


10月26日「福島原発震災情報センタ―設立集会」(センター長 上原ひろ子さん)120名以上の地方議員が設立賛同人になり、衆議院会館で開かれた。

獨協医科大学准教授の木村真三さんを招いて講演会が持たれた。

講演内容を書き留めたものをまとめました。(内容がちがっていたらご指摘ください)

1995年に起こった東海村JCO臨界事故の現場に入り、事故の影響研究が必要となった。
チェルノブイリ原発事故で大きな被害を受けたウクライナ ナロージチ地区で検証を行った。

(検索したら木村さんの資料が見つかった「チェルノブイリ放射能汚染-取り残された街-」

まず文部科学大臣への進言は
「事故処理に対する法案を早くまとめる事。
それも、被ばく線量を中心とした法律を作る方がいい。」

チェルノブイリ原発を検証して、
初期の被ばく状況を把握していれば線量による判定基準でいい、としている。
しかし、「線量による判定基準」を採択した場合の問題点は、都市部と農村部は分けて考えなければならない。
その場合、移住すべき線量は生涯被ばく量を380ミリシーベルトと考えた場合
初期の被ばくを考慮に入れない条件で、今後落ち着いた状況で、放射線量は下がってくると考えて、内部被ばくも入れて年間5ミリシーベルト。

事故前なら1ミリシーベルトだが除染もままならない状況の中、子どもも含めて人体への影響が我慢できる線量である。

事故3年後に取り残された住民は1万人いた。
ソ連崩壊前は毎日汚染されていない食糧供給がされていた。
しかし現在は補助金は年間80ドル。(1日当たり25円)
そのため住民はキノコやベリー類が主食に近く、内部被ばくを起している。
汚染の少ない地域に3ヶ月間滞在して保養していたが、今年はたったの18~24日。
48%の子どもしかできなかった。
現在子どもの免疫低下、甲状腺異常、食道炎、胃炎が多い。
また放射性セシウムが体内に入ることで、心疾患、乳がん、ガンの増加、免疫低下が起こっている。
これはカルテが50年間保存してあるため、罹患率の統計的な解析が行われている。

バザール村では81世帯中21世帯に障害児がいる。

(上記「チェルノブイリ放射能汚染-取り残された街-」中に0.337マイクロシーベルトと測定器がさしている。)
原発事故後25年経っても、終わっていないし、戦いは続いている。

福島県二本松市

(NHK番組中で、木村さんは屋根に登って除染作業をしていた。)
今後農村部は1kmメッシュで、住宅地は500mメッシュで測定する必要がある。
問題点として、
ホットエリアは汚染の高いかしょが広がりを持つ。
点線原は距離の2乗だが、面線原は100m先からの放射線が飛んでくるので、1軒の家を除染するには半径100m除染する必要がある。

岡野真治先生
(木村さんと一緒に福島で測定した方)が子どもの内部被ばくを検査したら
0~143.56マイクロシーベルトと被ばくに幅があった。
一番値の高い子は小学校6年生の女子。
事故当時外で猫と遊んでいた。

市民科学者を養成して、庭、家中を中心に50mメッシュで測定調査をしていきたい。

ウクライナのセシウム137の食品規制値は年間1ミリシーベルトを超えないように設定されている。

放射性セシウムに関する規制値比較(ベクレル/Kg、ベクレル/リットル)
          日本             ウクライナ
飲料水       200                2
牛乳・乳製品    200              100
野菜類       500    じゃが芋      20
                  根菜、葉菜     40
                  果物         70
穀類         500   パン・パン製品   20
肉・卵・魚・その他 500   肉・肉製品    200
                  魚・魚製品    150
                  卵           6

ウクライナ ナロージチ地区では、放射線弱者である子供たちの健康維持のため、汚染されていない給食を1日3食ふるまわれた。
チェルノブイリでは事故後4年で甲状腺ガンが発生した。
避難地域の指定は時間当たり5ミリシーベルト。
時間当たり2~3ミリシーベルトであれば、除染は可能である。
その場合、町内会レベルで全体で広く行う。

木は樹皮の部分のみが汚染されている。
これを機会に広葉樹に植えかえたらいい。

除染の仮置き場は最小単位で行う方がいい。
(除染の方法で天地返しは、地下水の汚染につながることがチェルノブイリで実証されている。
「6月13日木村真三氏:放射能汚染について・・・②」

文科省は独自の基準値設定を導入し食の安全を維持すべき。


木村さんは科学者として、自分の調査に基ずいた事実のみを伝えます、という一点で終始した。
文字通り体を張って調査してこられたから言える言葉と受け止めました。

やはり5ミリシーベルトについて質問が出たが、そこに住まなければならない人たち、現状を考えて出されたぎりぎりの値が年間5ミリシーベルトだという。
内部被ばくも入れてとすると、やはり避難しなければならない場所が出てくるはず。

まずは食品規制値をウクライナ並みに下げることが先決です。   




【拡散希望】 11/12(土)野呂美加さん講演会

2011-11-03 19:54:02 | 放射能問題

   畔田谷津の生命を見守る会 坂本文雄さん
    木質チップとキノコ 以前に撒かれたチップからキノコが大発生(種名は分からず)
    大きな木片が混じっていて、堆肥には使えないから公園用地にばら撒くしかない??
    後ろに積んであるのは震災後に搬入してきたもの、現在は放射能汚染で搬入中止となった。

キノコは森のお掃除屋?
分解しながら、土に返していく。
自然の営みは、放射能汚染があっても、続いていく。
しかし、今年すでにバラの花の奇形や耳なしウサギ、多指の犬が出現。
やっぱり自然も今までどおりではありません。

今日の写真は美しくないけど?坂本さんの写真にはファンがいる。
「いい写真ですねぇ」とほめていただくと、私もすごくうれしくなる。

さて、野呂美加さんの講演会が近づいてきました。
まだお席はあります。
是非多くの方に聞いていただきたいと思います。

また、野呂さんの講演会は今年度分はもう〆切ったという事なので、野呂さんの話を身近に聞けるラストチャンスかもしれない。

福島原発は無残な姿をカバーで隠している。
あたかも何もなかったかのように。
しかし、核分裂時発生するキセノンが検出され、臨界かはたまた自発核分裂かなどと報道されている。
放射性ヨウ素がたびたび検出されていたので、「核分裂は終わっていないよ」「毎日大量の核物質が流出しているじゃない」と言いあっていた。
あの中は何にも手を付けることができず、冷温停止などには程遠い状況だろう。
何しろ誰も中を覗くことができないのだから。
人間が入り込むことができないところをどう対処できるというのだろうか。

今後長く続く放射能汚染とどう向き合っていくか。
子どもたちをどう守っていくか。
私たちの課題です。

野呂美加さんはチェルノブイリ原発事故後、健康被害を受けたベラルーシの子どもたちを日本に呼びよせ、療養させる活動を永年行ってきた。
いたずらに不安がっているだけでは何も進みません。
内部被ばくから子どもたちの健康を守るためには、何に気を付け、何を食べたらいいか。
どんなことをすれば、健康被害を出来るだけ防げるか。
野呂美加さんのお話しを聞きます。

「子どもたちを守るために知っておきたい放射能のこと」

日時 11/12(土)10時から12時半まで

場所 佐倉市立美術館 4Fホール

資料代 1000円

電話予約 043-462-0618

お詫び
 出来るだけ多くの方に聞いていただきたいと、「前売り券をお求めください」と載せていました。
しかし資料代ですので、当日受付でお支払いください。
電話予約を受け付けております。