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2009年の終わりのファンタジー・ランドスケープ

2009-12-31 10:24:14 | Art

やっと年賀状のプリントが終わったー、とほくほく眺めていたら、全部「2009」って刷っていた!!
そんな愉快なサザエさんみたいな年の瀬。ここへ来て思わぬ忙しさに見舞われ、ぱたぱたと。。
一寸前に観に行った「ヴェルナー・パントン展」にあった柔らかなグロッタともいうべき
〈ファンタジー・ランドスケープ〉(1970)にでも こもって ぽーっとしたい気分。


けど、いまぽーっとしてると、来年に持ち越しになっちゃうので、
パントン展の感想を さくっと。
←パントンさん
パントンといえば、パントン チェアが有名だけど、
ヤコブセンのエッグ チェアをもっとラブリーにしたみたいな
このハートコーン(1958)のほうが私的にはツボ。


とはいえ、パントン チェアはやっぱり20世紀のエポック・メイキング。

去年、パントン チェアをネタに雑誌でコラムを書いた時もあらためて感じたのだが、
S字型チェアは数あれど、パントン チェアほど官能的なラインはないのではないかと。

たとえばこんな感じで、ヌーディなケイト・モスにもぴったり。



パントンが手がけたホテルやレストランなど商業施設の空間デザインも、
オーガニックなフォルムと色彩の洪水。さながら60~70年代のSF映画のセットの如し。

これはデンマークのヴァルナ・レストラン(1971)
キューブリックの映画とかに出てきそうな世界観。
現存していないのがつくづく残念!


ハンブルグのシュピーゲル出版社(1969)は、社屋まるごとパントン ワールド炸裂。
もう ここに就職したくなってしまうほど(笑)、どこもかしこもフォトジェニック。
特に惹かれるのが、この妖しいスイミング・プール。ここで思う存分背泳ぎしたいわ。



パントン展の会場の一角では、パントンのインタビューや作品を紹介した映像が上映されており、
そこには、バーバレラが寝転んでいそうな こんな波打った3Dカーペット(WAVE)が敷かれていた。
私も寝転んでみたら、うとうとしそうになるほど快適だった。
猫をいっぱいここに放ったらまたすてきな光景になりそう。
ニキならまず間違いなく爪とぎするだろうけど。



こちらは、二層の椅子(1973)に座るパントン夫妻。理想の2ショットだなあ。
実際に自分たちの作品に包まれた空間で暮らしていた夫妻は、
あるいみ誰よりも“パントマニア”だったわけで、
彼ら自身も家具(あるいは彫刻)の一部のように
しっくり溶け込んでいる。



上記でご紹介したパントン作品の写真は、すべてパントン展の図録より。
ちなみに図録にもパントン・チェアのミニチュアストラップがおまけに付いていました。




最後に、年の瀬に会ったたいせつな友人たちのことを。
先週はオーリエさんさんちにお邪魔してまいかさんと3人でお鍋。
彼女たちとはひたすら話が尽きないので当然オールナイト。朝になってもまだまだ元気な私たち(笑)

オーリエさんのお仕事で取材したRINKOさんの作品パンフレットも無事に完成!
これは私にとって非常に意義深いお仕事になった。


その翌々日は、レイちゃんたちとスリランカ通信の打ち上げ。
さらにクリスマス明けにはみっちゃんちで恒例のパーティ。相変わらずすごい人数。
ちよさん&さんぺいさん、レイちゃん&ハカセたちと美味しい手作り料理やワインをいただきながら、
わいわい楽しかった。途中、フィギュアスケートを真剣にTV観戦。みんな好きなのねー。


部屋に飾ってあったフォトグラファーみっちゃんの写真作品がすてきでした。
みんな帰った後もみっちゃんとお話していてまた夜明けに。。


その翌日、というかその日の夜には今度はふくちゃん&vonちゃんと渋谷でゴハン。
ノンストップな超年齢的ガールズトークがほんと楽しい。




さらに翌日には、キムリエさん、カッシー、レイちゃんと近所のアヒルストアでゴハン。
どの料理もさりげなく美味かつリーズナブルで、メニューの半分以上は頼んだような。。
このお店はワインリストがなく、お店にずらりと並んだボトルと
そこに下げられた手書きコメントを見て選ぶのだが、
コメントがなにげにおもしろいのだった。


この後、同じくご近所NEWPORTに流れ、さらにうちで朝までお喋り。一晩が短すぎるっ。


連ちゃんの最後は原宿で、今年よくお世話になった編集者のすぎえさん&みずもとさんとゴハン。
サンフランシスコ帰りのすぎえさんの旅話も興味深く、これまた話は尽きず。。


それにしても撮った写真がなんだかスイーツばかりだなあ。
まあ、日々甘い甘い気持ちだったということでしょう。
その間、年明けの超タイトな仕事スケジュールが発覚し、「ひゃ~」となっていたりもしたけど
なんとか大掃除ならぬ小掃除も済ませ、失敗した年賀状も2010年に刷り直した(笑)

部屋にもあちこち2010年のカレンダーを貼った。
これはデザイナーのおかじせんせいからいただいた恒例の卓上カレンダー。とても使いやすいのだ。


びっくりするほどいろんなことがあった2009年から2010年宇宙の旅へ。
2010年はどんな宇宙に飛び込んでいくのか。
わくわくするようなファンタジックなランドスケープが見えるといいな。
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