goo

タジン、命日、カサブランカ

2008-11-06 06:10:17 | Scene いつか見た遠い空
11月5日。父の命日の花を買って帰ってくる道すがら、夕暮れ直前の空に、白い半月が浮かんでいた。

家に帰って間もなく夕陽が沈み、あっという間に夜の帳がおりた。



ちょっと連休惚けしている間に、もう週半ば。。
日曜はキムリエさんちでカッシーと3人でタジンな午後を満喫。
南から西へ動いていく陽の移ろいが心地よく染み込んで来る空間で、ぼーっと過ごす快い時間。


思えば今春、代々木上原でチュニジア料理を3人で食べた際、タジンに欠かせない塩漬けライムを
授かったキムリエさんが、見事に本格的なタジン鍋をこしらえて招いてくれたのだ。

あまりに美味しくてどんどんおかわり。チュニジアに行きたーい!と言いつつ、食べる食べる。

キムリエさんちに居た縫いぐるみのホットさんをもてあそびつつ、深夜まで尽きないお喋り。至福。



週明けはレイちゃんが近所で打ち合わせしているというので、代々木八幡のnewportで会った。
お店でかかっていたTommy Guerreroと、Beastie Boysの大好きなThe in sound from way out!が
たいそう心地よく、書きかけ原稿を忘れて深夜までお喋りタイム。

前日に残念ながら行けなかった勝沼ワイナリーのお土産をいただいた。重いのにありがとう!

翌朝、いただいた勝沼土産の100%葡萄ジュースを賞味。ワイングラスに注ぐと、どう見ても赤ワイン。
しかもノンアルコールなのに酔いそうに濃く美味。朝から赤ワインを飲み干すような罪悪感。。



11月5日、父の命日に生けた白い花たち。懐かしいカサブランカの香り。
6年前、父の棺が父の部屋から運ばれて行ったとき、実家の玄関で濃密に香っていたカサブランカ。
その香りと光景が今も静かに甦る。あの日は11月初頭というのに恐ろしく寒く、おまけに新月だった。
まっくらな夜空は分厚い雨雲で覆われており、どんな星々も きらりとも見えなかった。


寒がりなので、ここのところ深夜は暖房を入れている。
部屋が温かなせいか、カサブランカの蕾が明け方にゆるゆる開花。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。