goo

桜トリップ2009

2009-04-10 23:28:37 | Tokyo 闊歩・彷徨・建築探偵
春旅から戻ってぽーっとしているうちに、気が付けば 西へ東へ花絨毯を回遊する日々――

まずは先週3日、目黒川沿いにて、ハカセ&レイちゃんたちと集合。
提灯も寒風にゆれまくる花冷えの夜、ぶるぶる妙にマゾヒスティックなお花見に。。



翌4日は、お花見は小休止し、キムリエさんと共にチュニジア雑貨「さらは」
「パリで見つけたチュニジア展」@代々木上原へ。この日はウード奏者 常味裕司さん(左)と、
レク奏者 和田啓さん(右)のライブがあり、時々、魂が完全に北アフリカにもっていかれた。
2月にもオハナ・アダンで常味さんのライブを体験したが、常味さんは演奏のみならずMCもナイス!
和田さんのレクグルーヴにもぐいぐい引き込まれた。演奏後にもいろいろお話できて楽しかった♪



翌5日は さんぺい家主催のお花見@某穴場公園。桜、大満開&手作りお惣菜の数々、美味! 
左から料理もデザートもプロ級のちよさん&さんぺいさん夫妻、とき緒監督、ジェレミー君。


夕刻からは、宴席をさんぺい家に移動。「うちのこなみのことは事務所を通してもらわないと」
と再三警告するさんぺいさんを尻目に、愛され猫のこなみちゃん、みなに愛されまくり。


昨年は、こなみちゃんを吸い込んでいる妖艶な姿をみせたとき緒監督、
今年は桜吹雪のアンティークなお着物で やはり妖艶でした(ちょいアラーキー風味)


こちらは、こなみちゃんをアクロバティックにパパラッチするハカセ。


こなみちゃんを抱きしめるマリア像のようなレイちゃん。



さらに翌6日(4連ちゃん…)は、フェアーモントホテル跡地にある九段下のNIKIgallery冊に
キムリエさん、カッシー、レイちゃんと集合。暖かな日だったのでみな頬がほんのり紅潮。


窓いっぱいに広がる絵に描いたような千鳥が淵の桜絵巻を愛でつつ、花見弁当を賞味。至福。。


ギャラリーにはなぜかサド侯爵と銘打った謎の人形が。サド侯爵夫人人形も居た(作者の名は失念)


食後は千鳥が淵を4人できゃふきゃふ散策。
桜を借景に、菜の花やフリージアのイエローも一段と鮮やかに見えた。


前回書いた京都の桜守・佐野藤右衛門によれば、明治から昭和初期にかけて一斉に植えられた
ソメイヨシノはクローン桜なので自生できず、寿命も百年ほどらしい。
もっとずっと遠い未来、日本人はやっぱりソメイヨシノで花見に興じているのか、
それとも別のクローン桜に席捲されているのか…?


千鳥が淵から赤坂方面まで歩き、ニューオータニのラウンジから日本庭園を見下ろしのんびり。
「悪役の田宮二郎が密談してそう」というレイちゃんの指摘がぴったりな’70年代風ラウンジが
私的にツボだった。バニラの粒々が浮いたクリームソーダを飲みながら、ふと幼少期を思い出す。


夕刻は、先の代々木上原「さらは」に再訪し、帰りに拙宅でシャンパン&パン祭り(?)
春冥利に尽きる ぽっかぽかゆっるゆるの女子的日曜日。


週明け7日は、横浜郊外へ取材に。東横線の車窓からふわふわ綿菓子のような桜がたくさん見えた。
取材した82歳現役の女医さんが、自作の茶托で煎茶を出してくださった。艶やかな牡丹の鎌倉彫。
枝垂桜が掘り込まれた自作の三段お重も見せていただいた。卓上の粋なお花見。



翌8日は、神保町で打合せ後、デザイナーのシンシマさんと約3年ぶりに再会。
つもる四方山話も楽しく。帰りに資料本を探して徘徊していたら、すっかり日も暮れて。
有象無象の本の海に溺れる 春の宵。本の匂ひ、いいなあ。。



翌9日は、渋谷で打合せした帰りに 自転車で代々木公園へ。
花も緑も鳥も蝶も人も、満開の桜の下で 生きものはかくも表情がゆるむのだろう。



うちの近所の桜のある公園にも寄り道したら、砂場も花びら模様に。
放り出されたピンクのランドセルにも、桜の花びらがはらはらと。


夕刻、再び自転車で代々木公園を通り抜け、青山方面へ。途中、桜の海に沈む夕陽が見えた。
骨董通りでキムリエさん、カッシーと会い、sakayori.の秋冬展示会を覗いた後、わいわいゴハン。
散々お喋りに興じ、夜更けにひとりで再び代々木公園の遊歩道を自転車で疾走していたら
春の甘いエキスを湛えた満月が、夜空からずっと併走してくれた。

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。