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冬のヒナタ

2008-12-19 08:28:48 | Cat 猫族の甘い生活
めっきり冷え込んだ今週。とはいえ週明けから電話取材&溜まった原稿書きで、
温かくした室内にこもりがちだったので、案外寒さ知らずだった。
が、温かすぎて薔薇が開きすぎ、はらはらと散ってしまった(散った姿もまた美しいのだが)。

新しい花を買いに行こう、と出がけに窓を見遣ると、
ベランダに果敢に生い茂っている植物たちのルエットが、冬の薄日に仄かに輝いていた。

(加湿器フル回転のせいもあり、窓の結露が目下悩みの種。。)

床にも、冬の柔らかな陽射しが。――冬の日向では、かつてニキがよくまどろんでいた。
刻々と移動する陽の動きに合わせ、まるで日時計みたいに正確に移動しながら――

12月18日でニキの命日からまる7か月経った。

花屋さんに行くついでに、代々木八幡神社の森にふと立ち寄ってみた。
ここはいつ訪れても 不思議なほど澄んだ気配がする。


表面はサクサク、中はふっくら、さらにその奥はしっとり。
まるでミルフィーユのような銀杏絨毯。


頭上には紅く色づいたちっちゃな掌がいっぱい。


以前、ここでみかけた黒猫は、この寒さの中どうしているかなぁ…と思いつつ帰りかけたそのとき、
来る時は居なかった黒猫が、境内の入口に忽然と。 

すごく久しぶり。GWにニキが緊急入院した帰りに出会った子だ(5月7日付blg参)

寒くないの?と訊いたら、「あん」と鳴いて寄ってきた。お腹を撫でるとゴロゴロゴロ…
表面の被毛は黒だけど中は白い毛がびっしり。健康そうで安心。意外とかた太りだった(笑)

背後で「くろちゃん!」と呼ぶ声が聞こえて振り向くと、猫ボランティアのお婆さんだった。
この黒猫は何年も神社に棲みついていて、近所の人にくろちゃんと呼ばれてるそう。
私が帰ろうとしたら、くろちゃんはもっと撫でてほしそうに見つめた。遠い日のニキが重なった。

帰りに、代々木上原に今週OPENしたブーランジェリー「マン・マーノ」に寄ってみた。
焼き立てパンが次々並べられ、その側から飛ぶように売れている。
シェフはパリの5つ星ホテルで修行したパン一筋の毛利将人氏。


焼き立てパンを幾つか買ってきた。名前は忘れたけど、洋梨のサクサクしたデニッシュ生地のパンと
バターの香りが濃厚なビスキュイ、ナッツが満載のパン。どれも素材のよさがよくわかる丁寧な味。
今度は売り切れていたクロワッサンを食べてみたいな。



窓辺に新しく飾った花。暗紫色のカラーがポイント。我ながらワイルドな挿し方ですが。。
背後に挿した薄桃色の可憐な百合は、なぜか“メデューサ”という名だそう。

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