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PCを閉じて、森へ行こう

2009-03-20 04:29:21 | Scene いつか見た遠い空
なにか禁を解かれたように 春へまっしぐら、といった感じのこの頃。
空気が一気にぬるむこの時季は、生きものとして快い。
春特有のメランコリックも同時にあるのだけど、これも生きものならでは。


月曜は確定申告だったけど、間に合わずスルー。お役所系の書類作成は気が進まないのだ。。
で、遅ればせながら週明けに黙々と経費の整理。妙に懐かしい領収書を見つけて感慨に耽ったりして
時間がかかることこのうえなし。しかもあまりに気ままな自分の消費行動を自戒することしきり。

一気に春めいた水曜は、表参道で落語家の林家木久扇氏と俳人の方々の対談取材。
木久扇師匠はさすが話題も知識も豊富。しかも腰が低く、駄洒落サービスも忘れない。
まさに座布団10枚もの。ぱふ♪ 記事は5月発売のKanon に掲載予定。
(ちなみに今発売中のvol.14には東儀秀樹さんを取材した記事の最終回が掲載されています)


帰り途、あまりにぽかぽか気持ちいいので、ゆるゆる歩いて帰ることに。
街路に咲き誇っていたラナンキュラスの鮮やかなイエローに、つい蜜蜂の如く引き寄せられ。


代々木公園には案の定、妖気もとい陽気に誘われた人々がわらわら繰り出しており、
桜の蕾もぷっくぷくで、開花準備万端のご様子。

中には既にうっかり開花している桜も。


あまりの陽気に、カラスくんも水浴び。かなり近寄っても気になさらず ちゃぷちゃぷ。
この日はもういろんな鳥たちが、梢から梢を飛び交いながらピチュピチュ大騒ぎをしていた。


やっぱ生きものって春はわけもなく萌えるよね、と うきうき闊歩していたら
わき目もふらずゲームに熱中する男の子たち。

大きなお世話かもしれないけど、ねえ、ゲームをしまって森を歩こうよ。
そのゲーム、たとえ勝っても、花の匂いとかしないでしょ?
ユキヤナギもコブシも満開だし、梅も最後の残り香を放っていたよ。




森では花のみならず、こんな自然の驚異に出くわすのもまた一興。
(アスファルトが大木の根っこに突き上げられてめりめりに…樹木の無言の反逆)

そうそう、公園を散歩中、サックスやギターなどを黙々と練習する音に混じって
「ちょっとそこの君!」とか「首をはねておしまい!」とか演劇練習中の役者さんの台詞に
たびたび ぎょっとさせられ。「ほんとうは愛しているくせに!」っていうのもあった。うーん。


昨日はさらにぽかぽか5月なみの陽気だった。昼間は窓を開けたままシゴトしていたほど。

pm.5:00きっかり、薄暮があまりに美しいので、久々にご近所散歩。
細い路地へ路地へ 心のおもむくまま歩いていくと、満開の巨大ミモザに遭遇。
左には満開の白椿も。犬も思わず立ち止まってマーキング。


東海大付近のしだれ桜も春風に揺れていた。行き交う人がみなうっとり見上げていく。

ほかにも 木蓮や沈丁花やユキヤナギなどなど、満開の花たちとたくさんすれ違った。
そのたびに 甘いきもちになった。


3月18日はニキの10カ月目の月命日だった。
たそがれどき、どこからともなく恋猫のせつない声が幽かに聴こえた。

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