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茅の輪を潜り 蓮に遇う

2008-07-01 02:30:08 | Tokyo 闊歩・彷徨・建築探偵
週末、自転車で西新宿に行った帰り ニキがお世話になっていた動物病院の前を久々に通り、
そこからなんとなく代々木八幡に寄り道。ニキが緊急入院したGWに訪れて以来約50日ぶり。
参道の向こうに、茅の輪が見えた。あ、そうか、大祓の時季だったんだ、と
そこで初めて気づいた。

茅の輪をくぐり、前に訪れた時のことをしみじみ思い返しながら参道を戻る私の行く先に、
ふっくら大きなサバトラ猫が一匹。近づこうとすると、お隣の福泉寺に続く細道にスッと入っていった。
誘われるようについていくと、先のサバトラが少し前にまたこちらをじっと見て立ち止まっていた。
写真を撮ろうと近づくとまたスッと奥へ消えていく。そうやって前進していくと、

目の前に池が現れ、蓮の蕾が天を指していた。
よかった、胸から生えなくて。
遠くから、サバトラ猫がじっとこちらを見ていた。


☆☆
蓮に遇う数時間前、新宿三井ビルにいた。
実は先日、上高地で愛用のEOS kissを軽く落としてしまい、
三井ビルのキャノン修理センターに点検に出しており、それを受け取りに行ったのだ。

前夜、資料用に借りたミース・ファン・デル・ローエのDVDをチェックしていたせいか、
三井ビルが一瞬、シーグラムビルに見えた。。
西新宿界隈では確か3番目に古いヴィンテージビルだけど、あまり古さを感じないのはなぜ。

ビルのロビーには、大きな七夕の飾りつけがあり、短冊にはいろんな願いごとが。
さまざまな欲望や懇願が渦巻く短冊の中で、
「今年は夏ばてしない。」と決意表明した潔い1枚にウケた。


☆☆
日曜は、KATHYのシークレットパフォーマンスを観に清澄白河へ。

このユニットは、以前雑誌で見かけて、その強烈なヴィジュアルに背筋がぞくっとした覚えが。
昨年取材したBEAMSあおの氏のblogでこのパフォーマンスがあるのを知り、来てみた次第。

これはどこぞのサティアンでも餃子工場でもなく(笑)
鳩を使うパフォーマンスなので、観客の多くもこんな完全防備なのだ。私たちは服のままだったけど。

彼女たちのパフォーマンスには、どこか80年代的懐かしさがあった。
隠微な見世物小屋のようなキッチュなビジュアルと、大量の鳩たちの予期せぬ動きにぞくり。
しかし何が愉しかったって、公演中、舞台と観客を隔てる薄い紗越しに、ぽっぽと騒ぐ鳩たちと
たくさん触れあえたこと(笑)。鳩って、ほわっとあったかいんだなぁ。

公演後、メトロの地下通路に居たレトロなモザイク鳩。雨に濡れたバレーシューズと共に。

夜はレイちゃんと広尾にあるユミさん&セイジさん夫婦の素敵なご自宅にお邪魔。
寿司王子に変身したハカセの絶品握りやユミさんの手料理をいただきながら、至福のお喋り三昧。
初めてお逢いする方々に、レイちゃんと私は職業病で質問三昧(笑)

週明けはkumiさんのお仕事でセルリアン・タワーにて取材。
それにしてもセルリアン・タワーって、近くに見えているようで、入口に辿り着くまでが長い。
自転車で行くと、道玄坂の急坂がちょいきつい。


取材後、東急本店地下の紀伊国屋にて、明日の撮影に使うフルーツなどを買い求めて帰宅すると
マンション前にレイチェルがいた。最近(ニキが星になった直後から)、近所によく出没している。

なぜレイチェルと名づけたかというと、その澄んだ青い瞳が、『ブレードランナー』に出てくる
美貌のレプリカント レイチェルっぽいから。
『ブレードランナー』といえば、その昔たぶん百回は観た映画だけど、
いまだにあれを超えるSF映画って、案外ないと思う。
製作25周年記念DVDも出たので今度、雑誌にも書こうかなと。

☆☆
祝マイEos kiss復活。

実はkissの修理中についSonyのCyber-shotを衝動買い。最近の写真はすべてそれで撮ったもの。
十代の頃から一眼レフでないとどうも苦手。でも最近のデジカメは小さくても賢くて使えるなと再認識。
でもやっぱり一眼レフはたなごころになじむなぁ。私にはkissぐらいが軽くてちょうど手ごろ。
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