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美しいカレンダーと“もぞりと”こぞりて

2007-12-25 12:47:44 | Art
↑このかわいいノエルイラストは、イラストレーター高田理香さんの作品。
2008年版カレンダーの11月・12月ページのイラストだけど、1年前倒しで(笑)。
(scan精度が低く、独特の色味が再現されていないけど、実際はもっとやさしいトーン)

高田さんを知ったのは、以前、某社のパンフを制作する際、彼女の作品が眼に留まり、
イラストを依頼したのがきっかけ。ミッドタウンのすぐ側で個展を開催されていたので、
最終日の夕刻に足を運んだ。↓「高田里香のカレンダー展」の美しい案内はがき。

天井高の白いスタジオギャラリーには、高田さんの手がけるのプロダクト「WEEKEND STOROLL」で
毎年制作しているカレンダー原画の数々が、ゆったりと展示されており、
作品イメージに合わせてギター奏者の高橋ピエール氏が制作したというオリジナルサウンドも
絶妙に快く。 驚くかな、彼女は作品をすべて“プリントごっこ”で描いているそう。

高田理香さんの2008年カレンダーや、イラスト作品集、猫エッセイ集などを、会場で購入。
どことなくレトロなフレンチテイストに、まろやかな色使いとあたたかな手触り。

静かな森や、あたたかな食卓、海辺のヴァカンス、街角のドライブ、心地よいインテリア…
好きなものたちに囲まれた生活そのものを、気負わず気取らず、淡々と愉しんでいる
高田さんのイラストやエッセイの小宇宙には、何気なく入ったカフェで出された
絶妙なブレンドのハーブティーみたいに ほっと心なごむ香りがある。
何かまた一緒にお仕事ができたらいいな。

☆☆☆ 本日、クリスマス☆彡

かれこれ1カ月以上も前から、クリスマスなものモノやコトに包囲され続けてくると
イブも過ぎればもはや食傷していたりしなくもないけど…まあ明日にはクリスマスカラーの
緞帳がぱっと落ち、街は大晦日&お正月モード一色に染まる、というのが世のおやくそく。
宗教が違うとか、商魂逞しいとか、メディアがかしましいとか いろいろあるかもしれないけど、
これもあまたある“にっぽんのおまつり”のひとつで。ハレルヤではなく、ハレの。

もの心ついた頃から この“にっぽんハレクリスマスまつり”に無邪気に感化されてきた私は、
この時季になるとついお風呂で「♪もろびと こぞりて」とかを口ずさんだりしてしまうわけだが、
実は、長い間ずっと「もりと こぞりて」だと思い込んでいた。勝手に韻を踏んでいた?(笑)。
カミングアウトすると、「もぞりとさん」というクリスマスの妖精みたいな存在が
いるのかなあ…という幼少期の妄想を成人になるまで抱き続けていたのだ。。
「もぞりとって、だれよ?」とつっこまれ、ことのすべてに気づいた時の驚愕ってば…!
ついでに告白すると、「主は来ませり」というサビの歌詞も、「シュハキマセリ」という
なにかクリスマス特有の呪文のような言い回しがあるんだな、、と勝手に想像して歌っていた。
子供時代の思い込みって、つくづくこわい(そんなおばかは 私ぐらいかもだけど)。

冬至から三日間は、環境NGOの地球温暖化防止対策として20時~22時に電気を消し
蝋燭の灯だけで過ごす「100万人のキャンドルナイト」が各所で繰り広げられた模様。
そんなの、自己満足なエコ欺瞞だ、と引くひともいるかもしれないけれど、
蝋燭だけで過ごすのは、なかなかわくわくするし、仄かにゆらめく蝋燭の灯はひどく心地よい。
子供の頃、停電になると必ず蝋燭に見入って前髪を2、3本ちりっと焦がしていたくちなので。
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