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インタビューとArt誌『NODE』創刊

2007-12-15 20:06:45 | Luna もの思う月
薄暮から夜へと向かう一瞬のグラデーション。
その天辺には、かわいらしい獣の爪跡のような三日月が。

締め切りに次ぐ締め切りに、取材に、コンペ…と、年の瀬の立て込みモードでちょっと風邪ぎみ。
昨日の夕刻、「今夜は仕事パスね」とでもいうように、夕焼け空に大きなばってんが。。。


一昨日は海岸のスタジオで雑誌『モダン・インテリア』のインタビュー取材。
「朝日新聞 Jヌード」さんの取材や広告絡みの撮影もあり、代理店、クライアント、AD、
カメラマン、編集者、衣装、ヘアメイク、さらに多くのアシスタントさんたち etc…と、
大きなスタジオもぎっしり。

それだけ人数が居ると、「誰仕切り?」「え、いま何待ち?」みたいなことが時々あったりもして、
個人的には少人数での取材の方が集中できてよいのだが、こういうわさわさした現場は
ふと離れて眺めてみると、いろんな人たちがうごめいていて、なんだかブリューゲルの絵みたい。

通常、インタビューする際、こちらが妙に構えていたり、かちこちに緊張していたり、
先入観にとらわれていたりすると、それは必ず相手に伝わるので、
私はできるだけ肩の力を抜きニュートラルな気持ちで臨むようにしている。

今回のインタビュー相手は女優のせとあさかさん。
ナチュラルで清楚で、芯の通ったしなやかな人だった。
瞳がほんとうにきれいで、自ら塗ったというフレンチネイルの指先も美しく。
2媒体のインタビュアーが同時に取材するスタイルだったが、撮影の合間に快く答えてくれた。

先日、新創刊のアート雑誌『NODE』 (本日15日創刊!)の記事で 椎名桔平さんを取材したときも
4媒体合同のインタビューがメインだったが、他の記者の質問や斬り込み方もまた新鮮で
その後の1対1のインタビューとはまた違う醍醐味があった。
この『NODE』では、SONYのプロダクツデザインを一手に統括している市川和男氏の取材も行ったが、
こちらは終始1対1のロングインタビュー。市川さんの取材も、椎名さんの取材も
非常に興味深いお話を引き出せた。ぜひご一読を!

『NODE』はまだ手探りの雑誌とは思うが、編集者の方々も非常に熱心かつ柔軟で、
私はインタビュー記事を含め、幾つかの記事を担当させていただいたが
どれも非常に愉しみながらできたお仕事だった。

..で、昨日はまったく別件のコンペがあった。インタビューは緊張しないのだが
コンペとなるとちょっと苦手。。誰かと予め競うのが前提というのがだめらしい。
トランプとかゲームなどの遊びは子供のころから大好きだけど、勝ち負けにはあまり執着がない。
なので、人に勝つことを期待されるコンペは少々しんどい。昨日はそのコンペでちょっとぐったり。
帰宅後にTVを点けると、映画「キャッツ&ドッグス」を放映しており、犬と猫もがっつり闘っていた。。
ふわっふわのブルジョワ白ペルシャ猫が演じる おまぬけな悪の権化キャラが効いていて笑ったけど。

さてと、これから明日のパーティ用に“バーニャ・カウダ”をつくらなければ。
先月、ベットラ・ダ・オチアイでこれを食べて、ものすごく元気になったので
同じように復活できれば願ったり。しかし、あんなにうまくできるかなあ?
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