ワールドミュージック町十三番地

上海、香港、マカオと流れ、明日はチェニスかモロッコか。港々の歌謡曲をたずねる旅でございます。

北の面影

2009-03-15 04:26:31 | ヨーロッパ


 ”愛を歌う”by Ornella Vanoni

 下は、知り合いのPさんの掲示板で行なった”ある現象”に関する対話の記録です。
 そのうち、ちゃんと記事にまとめようかと思っていたけど、なんとなく面倒で後回しにするうち、このような話し合いがあったことすら忘れてしまいそうな気配が出てきたので、ここに記録だけでも残しておくことにします。
 著作権のこともあり、Pさんの発言分をこちらに持ってくるわけにも行かず、対話のうち、私の書き込みのみの抜粋です。結果、論旨が読み取りにくくなってしまっていますが、いずれ完全版を書くやも知れませんので、長~い目で見てくださいまし。

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マリーナ号 2009年02月09日 04:25
 それにしても、イタリアの、というよりはヨーロッパの、と言いましょうか、女性歌手たちは年を重ねるとどんどんおっかない顔立ちになっていってしまうのはなぜなんでしょうね?アメリカのジャズ歌手なんか、歳をとっても可愛らしい人とかいるのに。
 カンツォーネのコミュでも以前、ヨーロッパの女性歌手の化粧の問題が話題になっていたと記憶しています。ああしたくなっちゃう何かがあるのかなあ・・・

マリーナ号 2009年02月10日 04:27
 あたたた・・・”顔の変遷”の件、そんな難しい宿題を出さないでください。私はいまだ、「なぜなのかな?」と不思議がるだけで、試論さえ思いついていない段階ですので。
 ユダヤ系の問題、その方向では考えたこともありませんでした。そういえばイタリアと言う国、ユダヤ人に関しては寛容な国で、彼らにとっては過ごしやすい時期があったんでしたっけ?そんな歴史書を読んだ記憶があるんですが。
 かの民族のイタリアにおける分布など調べてみると何か見えてくるのかも知れませんけど。(私はむしろ、南の連中の血の問題にばかり興味を持って来ましたもので・・・)

マリーナ号 2009年02月11日 04:41
 う~ん・・・それまでナポリのローカルな歌謡文化だったナポリターナが、第一次大戦後あたりから始まったイタリア経済の近代化により、ミラノ辺りを中心とした北部資本に吸収されていった結果、ナポリ方言を捨てて標準イタリア語で歌われるようになり、イタリア全土に広がって”カンツォーネ”となって行った、なんてあたりに何かありそうな気もするのですが。
 で、ナポリなどの南イタリア文化は地中海文化圏につながり、”ミラノ辺りの中心とした北部特有の文化”ってのはどっちかというとヨーロッパの文化の一部としてある。この辺でユダヤ人が噛んできますかね。
 そういえば、たとえばスペインなんかではセファルディなんて名で呼ばれるユダヤ系の大衆音楽がはっきりとあるけれど、イタリアってその辺、よく分からないですね。

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