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空のkiroku 雑記帳@goo

by 日蝕貧乏知恵者猫
この前、空を見上げたのはいつですか?☆彡
すぐ目の前にも美しさと不思議が溢れています!

JAL今夏もアラスカ直行便を運行

2006-02-12 23:32:06 | (旧)雑記帳/アラスカ
JAL 今夏もアラスカ直行便を運行
 アラスカ観光協会発表、1月23日のプレスリリース
 『JALが本年もアラスカへの夏季チャーター便を運行
 (PDFファイル)

※現在、政府認可申請中。
 アラスカ観光協会のニュース・リリース中、9月5日(火)、10日(火)、13日(水)の日付と曜日とが食い違っています。(そのうち訂正されたものが掲載されると思いますが…。)
 運行スケジュールは下記リンク先の表をご参照下さい。

 表をどうやったら掲載できるのか分からないので、詳しい運行スケジュールはこちらに掲載しています。m(__)m
 

 昨夏11便運行されたJALのアラスカ直行便ですが、今夏は増便して16便が運行されます。
 2006年7月12日(水)~2006年9月10日(日)出発の5泊7日間パターンで、7月~8月中旬までは日本~アンカレジの往復、8月中旬~9月上旬にかけてはアンカレジあるいはフェアバンクスの組み合わせ発着のパッケージ・ツアーが組まれます。

 そして、8月中旬までのアンカレジ単純往復期間中は、成田、名古屋、福岡、関西国際空港発着のスケジュールと、発着空港も増えました。
 運行はボーイング747-400で、昨夏の300席から325席に。
(一昨年292席→昨シーズン300席→今期325席…で、機体は変わらずということは、シートピッチがどんどん狭くなっているということ?^_^;)

 後半期間のアンカレジとフェアバンクスという異なる都市発着のパッケージ企画により、様々なヴァリエーションのツアーが出てきました。
(成田発→アンカレジIN、フェアバンクスOUT→成田着。もしくはIN/OUT都市が入れ替わるいずれかのパターン)

 また、9月に入るとフェアバンクスでは黄葉(赤く色付くのは多くは草紅葉で、主流は白樺などが黄金色に染まる黄葉です)と夜も長くなるので、オーロラ・ウォッチングも充分楽しめるようになります。
 まだ凍らない湖面や川面に映るオーロラは格別に美しいですし、寒くないのでお勧め!!
(なお、早い年には、8月中旬にオーロラが見られることもありますが、まだ夜の時間が長めなので、漆黒の闇になりきらない中に現われる感じでしょうか。これもまた美しいのですが…。)

 通常、日本からの直行便がないアラスカは、米国本土内乗り継ぎではフライトだけで片道約12時間ですが(乗り継ぎ時間を含むともっと必要!T_T)、直行便だと7時間で行き来が可能な日本に一番近いアメリカなのです。
 なお、残念ながら利用できるのはツアー参加者のみで、個人の利用は不可となっています。(T_T)

 JALトラベルほか、大手旅行会社でツアーが発表されると思います。
 例年4月中には各社の発表があるようですが、年々人気も高まっており、希望する日を確実に予約するには、早めが良いかも…。



アメリカ:空港内への小型はさみ持込可に

2006-01-16 19:54:58 | (旧)雑記帳/アラスカ
アメリカ:空港内への小型はさみの持ち込み可に
 12月初旬に発表があり、同22日より施行されていたのですが、お知らせを忘れていました。(^^;;)

TSA
 Transportaion Security Administration
 http://www.tsa.gov/public/
 New Prohibited Items List Now in Effect
 http://www.tsa.gov/public/display?theme=40&content=090005198018c349

 昨4月にはライターの持ち込みが禁止されるなど、年々取り締まりの強化が厳しくなっていましたが、それに伴い検査にかかる時間が膨大になり、時刻通りにフライトが運行できなくなったり、搭乗できないお客さんが出るなど、様々な問題も起こっていたようです。
 http://sky.ap.teacup.com/lummox/71.html

 今回、持込可能になった品目は、小型はさみと一部の工具類。
・刃の部分が4インチ(約10センチ)以下のはさみ
・長さ7インチ(約18センチ)以下のドライバー、ペンチなどの工具
 規定を上回る大きさのものや、カッター、ナイフ、のこぎりなどは引き続き持ち込めません

 上記のような小さなはさみや工具類は、X線や手検査のセキュリティ・チェックでも見つけるのが大変で、検査時間や没収に要する時間の助長を招いていました。
(確かに、ポーチに入れていた眉毛切り、鼻毛切りの小さなはさみが引っかかって、時間を喰った方がいらっしゃいましたねぇ…。)
 その分、爆発物検査の方に力を注ぎ、身体検査をより厳しくするとのこと。
 
 小さなはさみでも、殺傷能力はなくとも相手の行動を封じられるくらいの怪我を負わせることはできるでしょうし…大丈夫なのかな?と思うのですが。

 それにしても、ボディ・チェックが今以上に厳しくなる?!
 特に手荷物検査の何人かに一人の「当たり!」になってしまうと、微に入り細にわたり(微に入り細に穿ち)…気が滅入りますよね。(*_*;)
 撮影機材がないとか、成田~フェアバンクス直行便が利用できれば、気分的にも随分楽なのに…。

アラスカ:オーガスティン火山噴火

2006-01-14 20:31:07 | (旧)雑記帳/アラスカ
 12月下旬に、アラスカ火山研究所がクック湾にあるオーガスティン(アウグスチン)火山が噴火する恐れがあると発表していました。
 http://www.enn.com/today.html?id=9520

オーガスティン火山の場所 (地図)

 もし噴火すれば火山灰は4万フィート上空に達し、噴火による地震活動で、津波を引き起こすとも伝えていて、危機感が高まっていました。
(実際に、この火山は1883年の噴火の際には60mに達する津波を引き起こし、大きな被害を出しました。)

Augustine Volcano / Tsunami Perspective

オーガスティン火山のこれまでの活動状況
 年表形式
 1883年の様子


2006.1.12 14:00
Image courtesy:Alaska Volcano Observatory / U.S. Geological Survey

 そして、1月11日午前5時50分。
 噴火は20年ぶりに現実のものとなり、警報が発令されました。
 11日に続き、13日には5回の噴火を確認。

Alaska Volcano Observatory
 Augustine 総合ページ


火山灰について

キーナイ半島の火山情報

Alaska Division of Homeland Security and Emergency Management: Community preparedness

UAF scientists monitor eruption


2006.1.12 14:00
Image courtesy:Alaska Volcano Observatory / U.S. Geological Survey

 この火山は無人島にあるために、現在のところ人的被害は出ていませんが、アラスカ航空が航路を変えざるを得なかったり、これまでに28便が欠航したそうです。
 風向きによっては、アンカレジ(場合によってはフェアバンクス)で降灰が確認されるかも知れません。
 活動が収束するには数ヶ月かかる見込み…のようです。

Airborne ash leads to flight cancellations

アンカレジの天気予報

アラスカの天気(NOAA)
 オーガスティン火山について

◆アンカレジを始め、アラスカのwebcam集

Alaska Volcano Observatory
 過去画像

星野道夫 2006年カレンダー

2005-12-01 03:59:47 | (旧)雑記帳/アラスカ
悠久の大地 星野道夫の世界 2006年カレンダー<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=soranokiroku-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4635846369&fc1=000000&=1&lc1=0000ff&bc1=ffffff&lt1=_blank&IS2=1&bg1=acccf5&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" align="left"></iframe> 
 山と渓谷社
 1,260円(税込)
 ISBN:4635846369
 2005年9月20日発行
 カリブーの群れ、グリズリー、広大な氷河、オーロラ、ホッキョクグマなど、14点の作品を紹介。人々の心を癒してくれる大判カレンダー。
 縦30cm×横38cm、13枚綴り






2006年版 星野道夫卓上カレンダー
 星野道夫公式サイトやオーロラクラブで頒布されているこのカレンダーは、10年目を迎えるそうです。
 卓上サイズのカレンダーは、使い終わった後で日付部分を切り取るとポストカードとしても使えるもので、毎年楽しみにしている方も多い人気のアイテム。アラスカの風を感じられる一品です。
 サイズ、形状:105×205mm、透明プラスチックカバー付、カラー全13枚

 なお、公式サイトとオーロラクラブでは、送料・支払い方法などが異なっています。
 詳しくは各サイトでご確認の上、ご注文下さい。
 (同時に2部以上申し込むならば、公式サイトからの方がお得。)
 (なお、オーロラクラブでは、利潤は子ども達のためのルース氷河でのキャンプのためのテントなどの用具、備品購入などに充てるそうです。) 

 ▼星野道夫公式サイト
  http://www.michio-hoshino.com/shop.html
  価格:1,200円(消費税込、価格には送料200円を含む)
  ※2個以上同時に注文すると、送料は1点につき100円になります。
  支払い方法:郵便振替、クレジットカード、代金引換
  郵便振替の場合には、代金前払い。
  代金引換の場合には、別途手数料が必要。

 ▼オーロラクラブ
  http://homepage2.nifty.com/aurora-club/calender2006.htm
  価格:1,200円(消費税込、価格には送料200円を含む)
  支払方法:郵便振替、銀行振込
  いずれも商品到着後に手続きのこと。


2006年版 星野道夫壁掛けカレンダー 『Northern Dream』
 サイズ、形状:297×297mm、カラー全13枚
 価格:1,050円(税込)
 文化堂印刷
 取扱店:伊東屋(本店、池袋東武店、東急東横店、横浜高島屋店、新宿小田急店)、八重洲ブックセンター

 ▼文化堂印刷オンライン・ショップ
 http://www.bunkado.jp/eindex.html
 商品価格に別途送料200円が必要。
 但し、同時に3冊以上注文の場合には無料。
 支払い方法:郵便振替(商品に同封。手数料無料)

 このページでカレンダーに使われている各月の写真を見ることが出来ますが、注文はオンライン・ショップのページより、左側のメニュー>カレンダー>星野道夫…と辿って下さい。

アラスカの片隅で:シシュマレフ村

2005-11-05 09:18:27 | (旧)雑記帳/アラスカ
 ブッシュJr.が"環境を損ねることなく北極圏野生動物保護区(ANWR)内での石油採掘をしてみせる"と言っているその傍で、アラスカの海岸部の村が、海に飲み込まれて消えて行こうとしています。

 地球温暖化で太平洋の島々が水没の危機!

 このようなニュースは良く目にしますが、おそらく世界で最初に水没するのは、アメリカの小さな島…アラスカ州のシシュマレフではないでしょうか。


 星野道夫さんが古本屋で写真集を手にしたことから村長に手紙を書き、それを縁に、彼が初めてアラスカに渡ることになった地であるベーリング海を望むシシュマレフ村。
 地球温暖化によるものと見られる高波により、島の沿岸が毎年15mずつ削られており、このままでは数十年後には島が水没してしまうそうです。
 最近は土砂の流出が増えたので、もっと早くなる可能性も…。
 島では、海岸線に近い民家が次々に海に飲み込まれていますし、小学校も土砂流出により危険になったために、内陸部に移転を余儀なくされました。

 2002年には住民投票により、2008年までに(確かそうだったと思うのですが…2009年だったかも)500人余りの村民全員が対岸のアラスカ本土に移住することが決まりました。
 移住費用は数十億円と見積もられているものの、予算の目処は立っておらず、アメリカ政府も州政府も予算削減案を出すばかりで、計画は遅々として進んでいません。
 現状では、世界中からの寄付などの支援が頼みの綱という、何とも情けない有様。

 ブッシュJr.
 あなたは何を考えているの?
 自分で自分の首を絞めているというのに。
 やはり、あなたにとってアラスカはロシアから買った冷凍庫でしかないのでしょうか?
 ANWRの開発の前に、京都議定書に批准ですっ!!

 アラスカとカナダをまたがる氷河の溶解速度は年々加速していて、最近では年に琵琶湖3杯分以上の水が海に流れ込んでいるとのこと。
 そのため海面は毎年0.27mmのペースで上昇している…と言うと、字面では微々たる量に思えますが、実際起きていることはシシュマレフの状況を見れば分かると思います。

★☆★

 中緯度地域から出ている様々な排出物は、ジェット気流によって極地方にまで達します。
 そして、極渦によって、一度極地方に入り込んだ様々な有害物質はなかなか外には出ていけません。(アークティック・ヘイズ?)
 フロンが代表的な例ではないでしょうか。

 そういった物質は、地球温暖化にも大きな影響を及ぼすことは既に分かっていますが、同時にきっと生物にも直接的に影響を及ぼしているのではないかと、私は心配しています。
 極地方の人達の癌発生率が増えたという話も聞きますし(それは食生活の変化も関わっているかも知れませんけれど)、化学物質過敏症や化学傷害と呼ばれる疾患の発生も心配です。

 それで以前、赤祖父俊一先生にお尋ねしたことがあります。
 折角IARCという総合的な研究をしている施設ができたのだから、環境面だけでなく医療面とも提携して研究していただけたらと思って伺ってみました。

 先生は極地方の生態系は微妙なバランスの上で成り立っていること、少しでもバランスが崩れたら一気に崩壊してしまうことも説いていらっしゃいます。
 手遅れになってから悔やんでも仕方がない…。
 地球温暖化によって海面上昇が起こると南の島が水没するという所に多くの注目が集まっているようだけれど、それは同時にアラスカを含めた極地方の生態系の崩壊も意味する訳で、まさしく自国(アメリカ)の問題ではないのか?と思ったのです。
 京都議定書にサインするような働きかけはされないのでしょうか?…と。
 緊張していてこんな風に理路整然と話せた訳ではないのですが、なんとも恐れ多いことを申し上げてしまいました。

 でも、やっぱり分野の壁というのは、そうそう簡単に崩せる物ではないようなお返事でした。
 先生も予算がなければ研究を続けることが出来ないし…政治的なバックボーンやしがらみなど色々おありなのかな、なんていうことも思いましたが。(^^;;)


 シシュマレフ。
 この村の名前を聞くと、星野さんと赤祖父先生のお顔が浮かぶ私。
 ANWRと石油採掘、そしてシシュマレフ。
 アメリカという国のアンバランスさの象徴のようにも思えます。


※赤祖父俊一先生
 アラスカ大学国際北極圏研究センター(IARC)所長
 オーロラ研究の第一人者

 なお、先生の『オーロラ講演会』が日本各地で開催中です。