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加古里子先生の絵本

2017年03月13日 14時05分41秒 | 日記
私が、亡くなられている日本人で一番尊敬しているのは、二宮金次郎先生ですが、存命されている方ならば、加古里子先生です。

加古先生は、絵本作家、児童文学者、工学博士、技術士です。

有名な絵本はなんと言っても、「カラスのパン屋さん」です。私の幼い時からの宝物です。
他には「だるまちゃん」シリーズや「どろぼうがっこう」とか多種多彩な本を書かれています。

そして、私の手元には、もう1冊「うさぎぐみとこぐまぐみ」という本があります。

内容は、ダウン症の子供が保育園に入園してきて、その子を取り巻く子供たちの心情を描いた素晴らしいものです。
1980年に出版されました。

あとがきで加古先生は、「この本は福祉というものを、一部の篤志家にまかせたり、募金に応ずることではなく、人間の意識や生きる姿勢なのだということを、子供とともに大人の方が、考えなおしてほしいと念じてかいたものです。」とくくっておられます。

よく、障害は個性だと言う専門家がいます。
そういう部分もあるとは思います。でも、多くの障がい者はその障害のために生活に困難さを持ち、その家族や周りにいる人、支援者
がフォロウしないと暮らせないわけです。そうなると、個性という言葉で片付けてはいけないと思います。

それでも、その人が障害を乗り越えて生きようとするから、周りの人達がその人を通して自分の存在の価値や生きる意味を見出していけるのではないかと思います。

私も、多くの障がい者の方達からたくさんのことを学ばせていただきました。


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