読書日記と読書ノート 第三部(2013年6月~2015年6月) 吉野三郎

退職してから読書中心の生活をしています。読んだ本の感想を日記に記し、要点をノートに書いています。その紹介です。

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143、加藤.樋口「時代を読む」(岩波現代文庫)

2017-04-21 09:26:20 | 読書日記

日記から

2014719()

加藤樋口の「時代を読む」を読了した。今から18年前の対談。憲法九条を標的とする改憲論を俎上にする。関連して、西欧発の近代の普遍主義に対抗する特殊日本の強調をどう見るかを論じる。日本の場合、ナショナリズムは天皇制と伝統擁護の右翼反動と結びつく。同時に、外への膨張主義と内における軍事優位、それゆえの民の弱化と民主主義の否定へとつながる。その通りだが、なぜそのような動きが政界だけでなく国民の意識の上でも強まったのかが語られていない。いわゆる構造-社会経済の-分析が十分ではないように感じた。

 

(了)

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