「抑止力の先へ」を読んだ。軍事的安全保障のキー概念=抑止力とは何か。柳澤協二さんら専門家がいろんな角度から論じている。抑止力とはこちらの軍事力の威嚇・脅しによって相手方からの攻撃を思いとどまらせ抑止させる力。相手国と同等かそれ以上の戦力を持たないと抑止がきかない。では、その戦力を持てば戦争を防げるのか。答えはYESでありNO。平和が保たれたときもあり戦争になったこともある。抑止力が戦争を防ぐ保証はない。にもかかわらずなぜ相手国との関係で戦力を強化しようとするのか。他の方法を構想し実現しようとする策もないから一番手っ取り早い方法として軍拡に走る。この戦略をとる限り歯止めがきかない。核兵器保有までいくか、さもなくば永遠にアメリカに縋りつく。抑止戦略の不毛さからなぜ抜け出せないのか。アメリカへの屈伏のせいか、軍需産業の圧力のせいか。来年度の防衛予算の要求額は5兆4500億円だとか。
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