ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

秋田青森の旅 -1-

2010年10月24日 | 東北の旅2010
随分ブログをサボってしまった。
その一つの原因である秋田と青森の旅行について少々。

所用があって東京に出たついでに、JR東日本のお得チケット、
「秋田、青森一部の周遊7日間で28,100円」の切符を購入。
新幹線の指定、青森からの寝台特急「あけぼの」のB寝台指定も可というチケット。
もちろん指定された区間内なら、どの列車に乗ってもよいというチケットだ。


秋田新幹線「こまち」。盛岡までは東北新幹線と繋がれている。

まず10月9日の1日目は、東京から秋田新幹線「こまち」で角館に降りる。
東北の小京都と言われる角館は、武家屋敷の通りが有名で、
各家の大きなしだれ桜の木が一斉に咲いたら壮観だろうと思わせる。
紅葉の時期も良いということだったが、残念ながら訪れたのが2週間ほど早かったようだ。

武家屋敷街と家々








山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」の舞台となった屋敷だそうだ。



1泊目はここ角館にすることになった。
武家屋敷以外に特に取り立てて何があるという町ではないが、
少し足を伸ばせば、有名な乳頭温泉がある。
最初は乳頭温泉の宿に泊まろうと思ったが、10月の連休中ではいかんともしがたく、
特に一人旅の客は泊めてくれない。

角館のビジネスに泊まり、角館温泉に行ってみた。
地元民ばかりの温泉で、聞こえてくる秋田弁の3割くらいは聞き取れない。
ゆっくり温泉を味わった後は、生ビールということで、
近くの居酒屋に入る。
隣の客の訛りを聞きながら、座敷のテーブルで一人杯を傾けるのもまた、旅の面白さである。

食事の後は、夜はすっかり静かな角館の町をブラブラと歩いて宿に戻り、
特にすることもなく、本を読んだり、テレビを見たりで早めに寝る。