ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
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中国語

2010年07月15日 | 中国を思う
中国旅行をするので、というきっかけで中国語を少し勉強してみようと思った。
同じ漢字だし、くらいの軽い気持ちだったが、そうは問屋が卸さない。
日本や台湾の漢字は繁体字、中国本土は簡体字の漢字である。
簡体字というのは、何を略したのか分からない文字が頻繁に出てくる

東や車の簡体字は、日本でも略字で書くときと同じで分かるのだが、
業の簡体字など、上の5画までで、下は完全に略されているので、一文字だけでは理解できない。
漢字発祥の国が、こんなに乱暴に自分たちの文化を捨てたのかと思うと、残念でならない。

それはともかく、簡体字が分かれば、ある程度中国語の文章は理解できる。
しかし、会話は無理だ。
まず、漢字の発音自体がほとんど異なる。
(たとえば、好は、ハオと発音する)
字の意味が異なるものも沢山ある。
(去は、我去阿蘇と用いれば、行くという意味になる)

ま、それらをある程度克服したとしても、一番の問題は発音である。
主語述語や目的語の並びはともかく、発音はやっかいだ。
中国語には、母音のイントネーションに四音というのがあって、
第一声から第四声まであり、この使い分けで意味が変わるというやっかいさだ。
日本人にはとても区別できそうにない、と思うのだが。

NHKの「テレビで中国語」を見ていると、
ピンインの間というコーナーがあって、これがやたらと難しい。
たとえば、anとangは微妙に発音が異なっていて、
その発音の仕方を説明するのだが、たったこれ一つができない。
是(shi)は、舌を上あごにくっつけないで、シ-と発音するなどといわれてもほぼ不可能。
これらを会話の中で使い分けるなんて、無理だ。
中国4千年の歴史は言葉でも深いのだ。

ということで、やってはみたものの、中国語の会話は難しいということが理解できた。
だが、文法自体は簡単そうなので、NHKの放送だけは見ている。
だって、出演者の鶯と燕の双子姉妹がとっても可愛いのだ。

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