ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

日本酒の贅沢

2020年06月18日 | 酒と料理と
先日新築祝いのお返しに、「川中島 幻舞 大吟醸 Premium 原酒」を頂いた。
寡聞にして聞いたことがない酒だったので、ネットで調べたところ、1升11,000円の値がついていた。
熊本弁で言うところの「ひったまがった(とても驚いた)」である。


幻舞 大吟醸

さすがにこの値段の酒を買ったことはないし、買えもしない。
酒米は山田錦、精米度は35%、蔵元は長野県にあり、杜氏は酒蔵杜氏の千野麻里子さん。
蔵元の一人娘として、醸造・微生物学を東京農業大学にて学んで、
藏元で修行中に急逝した父の跡を継いだそうで、とても綺麗な人である。

だからというわけではないだろうが、この酒もメロンのような香りの綺麗な酒である。
久しぶりに豊かな気分で酒を味わいました。

ついでにその前に飲んだ、大嶺酒造の「Ohomine」ブランドの純米酒も秀逸でした。
値段は三分の1以下だが、酒の味が三分の1になるわけではないのは言わずもがなで、
日本酒はその個性を味わうものだと改めて認識する。


Ohomine 純米酒

さて、酒の肴は何にするかって?
まず、冷凍保存してあるホタテの貝柱を解凍する。
生でも食べられるので熱を入れずに、四つ葉乳業社の発酵バターを少し溶かしてホタテにまぶす。
バターの塩気があるので、塩はせずに、カンボジアから買ってきたピンク胡椒を挽いて掛けるだけ。
なんという贅沢、これに極まれり。
一人で飲んでごめんなさい。