日銀は仕事をしていないとイライラしていましたが、ようやく追いこまれてきたのか、2月14日にインフレターゲットを1%と決めました。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120221/plt1202210814000-n1.htm
インフレターゲットとはなんぞや?
という疑問も出てきますが。少し説明しますと。
物価下落とデフレの悪循環を脱却するために一定の物価上昇を目標にすえ、その目標が達成するために金融緩和をしていく政策のことです。
この説明でも、なんとなくわかったようなわからないような、難しい説明と思います。
現在は、デフレです。どんどん物価が下がっています。牛丼が400円台→300円台→200円台→100円台に突き進んでいます。牛丼が好きな人には良いことかもしれませんが、町の飲食店を経営される方には恐怖だと思います。牛丼が100円になったら、町のうどん屋さんもうどんを100円で売ることを考えるか廃業も視野にいれないとあきません。
牛丼だけではありません。カラーテレビなんかも40インチの大型テレビが以前は10万円以上していましたが、今は4万円台で売っています。
テレビの安売りで、日本にある工場を海外に移転するところも出てきています。現にPanasonicが工場の閉鎖を決めて従業員が職を失うことになります。
地元で大きな問題になっています。
http://www.yomiuri.co.jp/job/news/20120112-OYT8T00613.htm
これだけ物の値段が下がってくると、安く購入できるということだけではなく、商売が成り立たなくなってきます。
物の値段が下がるということは、物が売れないために物の値段が安くなっているわけです。みんなの財布の紐がかたく、市中にお金が回らないんです。そこで、日銀がお金を市中に回しお金の流通を良くする金融政策をとり、ある程度の物価が上昇するようにしようということです。
1%というインフレターゲットには不満もありますが、見事な効果がありました。
為替相場が2月中旬から円安にふれています。
上のグラフを見てください。Febと書かれているのは2月の為替の推移です。
Febの真ん中あたりから線が上に上がっているのがお分かりと思います。
円安に推移しているわけです。日銀が円を市中に流し始めてから円安に推移し始めたわけです。
今までの、財務省の円安誘導の政策はなんだったんでしょうか?
昨年11月に1兆円の国民の税金が投入されましたが、なんの効果もありませんでした。
東日本大震災への復興支援では、増税の話も出、びた一文支出できないようなスタンスでした。
次に株価ですが、日経平均が上昇しています。
2月14日中ごろからNikkei225が上昇しています。
見事なものです。
日銀がちゃんと仕事をし、政府が財政政策をしたら景気が良くなるんです。
そうしたら、東日本の震災で大変な人々が仕事に就くことができるんです。
それを、「増税します。」とは病人から布団を奪うような政策なんです。
野田総理は悪魔と呼ばれても仕様が無いと思えてきます。
安住大臣はばか呼ばわりされても仕様が無いと思えてきます。
何故なら、経済のことはまるで知らないのですから。医者でもない人にメスを握らせ手術をしようとしているようです。
早く、総選挙しましょう。