月のmailbox

詩或いは雑記等/小林貞秋発信。

本からのことちょっと

2009-12-05 08:29:25 | Weblog
昨日、近辺の古書店の店先にあったものから買った二冊。
一冊は立花隆(1940~)の2001年刊「東大生はバカになったかー知的亡国論+現代教養論」。それと宮崎学の1996年刊(1945~)の「突破者ー戦後史の陰を駆け抜けた五十年」。
いずれも、ハードカバーのまだ新しい、と言って良い形のままのもの。
先のものは、東大出身の彼が書いたものならではの、ということになるでしょう? より興味深さも出るというものだけれども、「バカ」の言葉をタイトルに入れるところがね、なんというのか。なにかしらより鮮明にさせるところがあると言えば良いのか。
後者の方、前に読んだことがあるものなのだけれども、昨日ちょっと開いてみて、面白いなと思ったのは、こんな部分。
昭和40年代の初めのことなんですが、法学部に入った学生が、法社会学の初めての授業で教授に、
「君たち、勘違いしてはいけないぞ。早稲田の法学部の学生は将来労働者になり、
労働者で終わる人間だ。東大の法学部の連中とは違うんだ。だから、自らの問題として労働法をしっかり学べ」
言われて、落ち込んでいたということなんですね。
今は、どうなんだろうな。時代も、変わって。


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