人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

為替に感じる

2018-01-12 10:14:14 | Weblog
為替やNYダウや日経平均を長く見ていますと、相変わらず為替の動きに左右される日本経済の構図は未だに変わっていないと思う次第です。円が安くないと株は上がらないという流れですが、多少の円高でも株価が下がらないように、ひとつは海外で外需をもっと強力に取り込む必要があります。ベネズエラも石油の輸出に依存し過ぎていたから、世界的な需要減で原油が下がり、通貨が下がり、国内は超ハイパーインフレの状況となっています。従来の事業で輸出だけに頼ると、為替の変動リスクの影響をもろに受けてしまいます。ユニクロが好決算なのも、海外の需要を積極的に取り込んで業績数字を挙げているからです。車も日本国内販売はずっと500万台で、需要は下がっても上がることはあり得ません。よって為替の影響を少なくするため日本車も海外に工場をつくり現地で売るとか海外から輸出するという訳です。アナリストたちは如何様にも予想しますが、実際ビジネスに携わっている方は深刻な世界の変化の中で各企業は大変努力されています。しかし、外需に依存すると雇用の問題や国内通貨の下落で購買力もなくなります。円高でも株価が下がらない、例えば農業や医療のような先進技術で輸出できる産業を育てるべきです。円が強いことをもっと活かして、付加価値が高く、国際競争力のあるモノづくりの産業構造にシフトしていくべきだと考えます。20年以上も利上げができない、経済成長が1%前後が続くようでは日本の復活は難しいと思います。国の産業政策次第だと思います。
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