人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

命を大切に

2014-07-30 16:46:59 | Weblog
今から10年以上前になるが、私の住むマンションで初めての大規模修繕工事が行なわれた。私もちょうど順番で管理組合の理事に選ばれていた関係で、あいにく工事を執行する立場に立たされてしまった。

数ヶ月間建物に覆いが掛かった鬱陶しい工事が続いたが、建設会社との現場でのやり取りや住民のクレーム対応などとてもいい経験をさせていただいた。

最初、業者選定から設計書の確認、見積依頼から入札と10社近くの建設会社が受注を競ったが、最終的には中国地方の中堅規模のゼネコンに落札した。

現場監督は単身赴任でアパートから現場に通う毎日で、休みもほとんど無かったと思う。真面目で気さくな性格の方で、発注者側の私たちともいい関係を最期まで続けられていた。

漸く長い工事期間を終えて、竣工検査の立会いを休日の午前中から始める予定だったときに、現場監督の姿が見えなかったのである。

自転車駐車場の裏に倒れこんでいる現場監督の姿を我々は発見した。急逝心不全だったのか心肺停止状態であった。急遽、救急車を呼ぶと共に人口呼吸を何度も試みたが、頑丈な体躯をした方なので正直あまり効き目が無かったようだった。

病院に運ばれて電気ショックが施されたが、病院で帰らぬ人となられた。我々も関係者だったこともあり、その日に霊安室で故人のご冥福をお祈りした。

漸く工事も完成し、目出度いばかりだったが、悲しい心残りのした大規模修繕工事の最期であった。つくづく人間の命のはかなさを深く感じた年であった。

現在はマンションにも「AED」が設置されることとなり、救急時の対応にさまざまな用具が常備されるようななった。もしあの時に「AED」があったら、と今は後悔している。

昨日は、JSP本社にも「AED」が設置された。緊急時の機器であるが、できれば使わなくて済むことを祈りたい。


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