人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

学びは人を変える

2013-08-20 13:44:13 | Weblog
今朝、スーダン障害者教育支援の会理事である35歳のモハメド・オマル・アブディンさんの話を聴きました。19歳でアフリカスーダンの大学を中退して19歳のときに日本へ留学生として訪日しました。ところがお兄さんもそうですが、生まれつき視覚障害者なので母親から「勉強しないと飢え死にするぞ」と言われ、スーダンで大学卒業後、弁護士になる夢を捨てて、日本で鍼灸を学ぶために、はるばる遠くアフリカのスーダンから来訪されたのです。


現在はスーダン人と結婚されて二児の親となり、日本語1級の資格を持ち、日本に15年間在住されています。来日当時、日本語もできず専門学校で涙が出る毎日だったとのことです。スーダンでは点字があまり普及していなかったので、書籍から得る知識はすべて人に読んでもらい頭脳に吸収していたそうです。日本では点字で知識を習得されたようですが、その後、技術短大で音声認識ソフトを使って知識取得に努め、博士課程を修了されたようです。


お話を聴いていて日本語の流暢さには驚きました。難しい言葉から日本の諺まで、視覚障害者とは言えないような豊富な知識を備えています。日本には障害者施設が700箇所あるそうですが、スーダンには1箇所だけで100人くらいの収容しか出来ないようです。彼の夢はスーダンに障害者施設をもっと増やし、障害者の教育を充実させて働く場を与え、国家の負担を少しでも削減したいとのことです。ブラインドサッカーのような各種スポーツも振興していきたいようです。


少子化の日本も、アブディンさんのような開発途上国の留学生をもっと増やし、日本の豊かさを持ち帰って自国の発展に寄与してもらうことが、将来的に日本の国益にも繋がると考えます。かつて、私たちや先輩たちの多くが都会で勉強するために、高校卒での就職が普通だったにも関わらず就職を諦めて、高校を卒業してカバン一つで上京しました。勉学の夢と目標と計画を立てて、独り立ちの精神を若い世代に抱いてほしいものです。


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