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第2弾ブログを開設しました。サッカー、お笑い、F1、マラソン等を中心に第1弾より楽しい記事に出来たらと思います。

日帰り弾丸ツアー特別企画 和歌山被災地ボランティア体験記 第3回 活動編

2011-10-06 01:00:00 | 日帰り"DANGAN"ツアー
それでは、昨日の続きですかね。





日帰り弾丸ツアー特別企画 和歌山被災地ボランティア体験記





の話ですね。
今日は第3話、ボランティア活動編についてお話をさせて頂きたいと思います
今回のボランティア活動は、大体家屋に入った泥の移動や泥まみれになった家具の掃除などが主な内容でして・・・・
この地域の方が必要だと思った時にボランティアを要請されるのですってね。
そして、この日は20件ほどの依頼がありまして・・・その内容の中で立候補等である程度役割分担が決まるのですよね。
私は、ボランティア自体が初参戦なので・・・特にやりたいこととか得意なことがなかったので・・・最初にボランティアセンターから紹介があったものに飛びつきました
場所は87歳くらいで1人暮らしのおばあさん宅の泥移動が割り当てられました

この日は5~60人くらい来ていて、数人のグループで行動を取るわけですけど、うちは男衆5人グループ。
70歳で同一市内の人、50代のサラリーマンに、50代の近隣の町役場勤務と近所の学生・・・そして34歳の兵庫県民1人
って言う構成でしたね。
まぁ・・ふしぎなことに50代のサラリーマン以外はみんな独身でしたね
70歳の人は妻に先立たれて、町役場のとっつぁんと私はバツイチ・・・・
学生は言うまでもなく。
みんな人が恋しいのもあるのかな、ボランティアに臨むのって誤解しそうな感じです。
でも、私がもし・・・結婚期間継続していたら、多分ここには来ていなかったでしょうけどねwww
(そんなんしている間があったら、我が家のことを手伝ってって元妻だったら間違いなくいっていたでしょうし)
私はう~ん、案外1人は1人の時間を案外楽しんでしまう方なので・・・人恋しくてボランティアに臨んだわけではないですけどね。
でも、私のような時間が自由に使える一人身だからこそ行くべきって思ったのは、それらにある程度関連しているのかもしれませんよね


しかし・・・このボランティアする人って、私のような弾丸ツアーを1人で楽しんでいるようなものではなく・・・みんな人が好きなんだなって思いました。
想像以上に皆さん、親切なのですよね
それが、グループ限定だけでなく・・・主催者側に対してもって感じで。もう根っからボランティアが出来る人なんだなって感じで

例えば、集合場所で待機していて・・・説明開始時間になると、人も大分集まります。
そうすると、待機する用のイスが不足します。
もちろん、主催者側がイスを追加するべく倉庫から取り出してくるのですけど・・・他のボランティアのメンバー、みんな主催者を手伝いに行っていましたもんね
あぁ・・・ボランティア派遣先だけでなく、ホスト側にも協力するんだって・・・
もしかしたら、私がこの全メンバーの中で1番気が利かないのかなって思ってしまうくらい、みなさんボランティア精神にあふれていました(笑)









それでは、現地に参ります。








まぁ・・・晴れていたので、現地に着いた時にはとりわけ危険な状況ではなかったのですけど・・・・





















それでも、周りを見渡す限り・・・いかにすごい台風であったのかって言うのがすぐにわかりました


そして、現地に到着
結果論で言えば、この日おばあさんに出会うことはなかったのですけどね。
同じ県でしたが、比較的被害が少なかった娘さんが来られていて・・・依頼をされていたのは娘さんでしたね。
しかし・・・人の家なので撮影はしませんでしたが・・・家は別として、よくぞご無事でおられましたね・・・って感じで
しつこく申し上げますが、和歌山県でひどかったのは何もニュースで取り上げられている熊野(いや)地区だけではありませんね

この本宮エリアの民家も






床下浸水どころか屋根下浸水



だったそうですから・・・・
そんなに低い位置にある家ではなかったのですけどね・・・それでも屋根近くまで水に家が使ったのですって











それでは、作業開始
私がボランティアセンターに到着した頃は晴れていたのですけど、現地到着の瞬間はこのように雨が降り出しそうな気配がしていたのですけど・・・・・
























作業開始時期となると、ご覧の通り
やった・・・日本屈指の降水量を誇る紀伊半島に勝ったぞ(笑)










って、冗談はここまで。
私らの任務は家屋・庭に侵入した泥を集めて・・・・
(スコップに一輪車等道具のほとんどはボランティアセンターが提供してくれましたね)









近所の田んぼに移動させるって言う任務。
時刻は15時終了が厳守。
定刻時刻が過ぎると、作業途中でも引き上げる必要があるのが今回のルール
出来るだけ、お役に立たねばって感じで飛ばしていきます
掘って掘って掘りまくらねばなりません











納屋の前の泥を取り除きます。
実は、これが完成形























分かりづらいと思いますが・・・・作業開始当初は、納屋の入り口にあった階段付近・・・大分泥で埋まっていましたからね















屋根下浸水の勢いだったので、いたるところから流れ着いたのでしょうね











いろんなものが発掘されましたね。なんかわらじが多かったかな・・・・
















自然の驚異ならばこっちの方が驚きましたね
この人の庭の畑なんですけど・・・ここも大量の泥に覆われていました。
ところどころに出っ張っているものがあると思いますが・・・





















これを拡大してみます。
何かプリンのような状態になっています























上から見ると・・・葉っぱが乗っかっているでしょ
どうやら、葉っぱの下に泥が浸水して固まっちゃったのかもしれませんね











こんな光景ははじめてみたな
これだけキレイに葉っぱの形をくりぬいたような泥ですけど・・・人工的ではなく、自然に出来たものなんですってね
まずは午前中で任務範囲内の家屋の泥を取り除くことが終了しました














12時で一旦終了
1時間の昼休憩なので、食べた後少しだけ散歩してまいります











水路は穏やかなものなのですけどね・・・水路に魚が泳いでいるのも、水がきれいな証拠ですよね












しかし・・・稲はことごとく横たわっていまして・・・・
その田んぼのあぜ道を歩いてみます(昼からの作業場なんですけどね・・・・)























あぜ道の後半となるとどこからがあぜ道でどこからが田んぼなのか分からなくなるくらい泥で覆われています









多分、この辺りで境界線・・・・


















田んぼの稲とあぜ道の雑草が区別つかなくなるくらいまで、泥と水につかっていたわけですね。




















木の上の方まで水につかってか・・・・





















至るところに栗が落ちていました
























この田んぼの向こうには熊野川たる大きな川がありまして・・・
大きな川なんで堤防くらいあるだろうって聞いてみたら、やっぱり大きな堤防があったようですけど・・・・
洪水で出来た泥の階段の上に上って川の方へ目指しますと・・・・
























これも大分泥や石が詰まって、残っている堤防は氷山の一角のような形で先端だけ残っていました
とても大きな堤防とは思えず・・・・国道の歩道の縁石くらいにしか見えませんでしたね。



















それでも、大分水は干上がったようですけど・・・・











水のにごり具合から言って、まだまだ爪あとが残っている感じがしましたね。
オープニングの動画はこの熊野川の川の流れでしたね

























水分の補給が必要だといって、市のボランティアセンターがアクエリアスも用意してくれたのですけど・・・・
分かりません、この※マーク・・・・



























そして、その説明がなんでこんな裏側の隅っこに書かれているかサッパリ分かりません・・・
そこまで水分補給が優れている説明をしたかったのか・・・・・















そして、1時間の休憩が過ぎました
まぁ、メンバー揃って周りの散歩ばっかりしていましたけど・・・やっぱり、ボランティアの人は根っから親切です。
メンバー全員分のジュースを持参していたりしていましたからね。私も準備しておくべきだったかな・・・
1時間待たずして、昼からの作業準備に入ったり・・・やはり熱い人たちばかりです。
そんな私は、今回メンバー最年長の70歳のおっちゃんのダジャレに思いっきり演技笑顔でかわすのが精一杯
(ダジャレ言うのも言われるのもは苦手ですwwwボビ笑顔状態でした)













昼からは田んぼの脇にあった、この場所を掘ってほしいっていうことでした


















なんだろう・・・掘らずとも、これなこんなものではないのかな・・・・・
泥に埋まっているって感じがしませんが・・・・












しかし・・・掘ること2時間・・・・・
(腕と手、腰に来ましたね。足は走っているから大丈夫でしたけど・・・手の筋肉痛は翌日の仕事に影響出るくらいきつかった。)



















こんなものが出てきました
(大体、腰の上辺りまで掘ったかな・・・流れ着いた流木や葉の根っこが堅くて、なかなか掘るにも苦労しましたけど・・・・)












水道の蛇口も見えてきましたけど・・・・・



































井戸なんです!!
ここの農業をする際に使う井戸なんですって。すっかり埋まった感じでしたね。
最初来た時は普通のあぜ道かなって通っていた場所はすでに泥で完璧に埋まっていたのですよね・・・
その泥は、ホント泥と感じにくくあぜ道と勘違いするくらいキレイに埋め尽くされていたのですけどね。
台風が来る前はこんな道が存在していなかったようですね。






















蓋を開けると水が入っていましたね。
最初見たとき、ポンプの機械だけが出ていたのですけど・・・泥に埋まっているって思わず、あれはああいうものなんだって思うくらい泥に埋め尽くされていましたね。
もともと、こんな泥はなく・・・・掘ったくらいの位置が地面の高さだったようですね。
一見掘り下げたように見えますけど・・・実はその部分だけ原型に戻したって言うのが正しいのかもしれませんね




何はともあれ、午後の一大業務もこれにて終了。


無事でよかったですし、これでまた田んぼの復活も少し早まるって言ってはりましたね














家屋やこの井戸付近に埋まっていた流木もご覧の通り、相当な数になりましたね
1件の民家でこれくらい流れていたことになりますから・・・・
って所で、定刻の15時がやってきて・・・集合場所に戻ることになりました
まぁ、皆さん泥だらけでwww
私が唯一のボランティア初参戦も影響したのでしょうか・・・・1番疲れを見せていたのかもしれません、少し情けなかったですね
この後、戻って泥だらけの道具を水で洗って返却。そして、解散となりました

いや、すごい経験でした。
やっぱり新聞やニュースだけでは何も分からないな
・・・現地行かないと・・・・
テレビの危ないシーンよりも実際はきつくはないのでしょうけど・・・でも現地に行くとニュース以上の怖さがありましたね
知らない世界がすごいあったなって感じながら終えました。

そして、ボランティアのメンバーって言うのはすごい、根っからのボランティア
私のような緊急参戦の者とは考え方も、助けようって言う気持ちも次元が違う。
私のようなものはボランティアの先だけ何かしようって考えますが、ちゃんとしたボランティアさんはそれ以外でも協力しようって言うオーラがモロに出ていましたね
でも、それくらいの気持ちで行かないとボランティアとは言えず、まだまだ私の場合はただの偽善付近をうろついているに過ぎないのだろうなって思いました。
しかし・・・・また機会があればやってみたいと思います
もっともボランティアをせずとも何もない平和であることが1番のベストなのでしょうけどね。

といった感じで、ボランティア活動中の話を終えさせて頂きます。
次回は気軽にご覧頂けたらと思います。ほとんど通常の弾丸ツアー並の記事ですからね。
それでは今日はこの辺で。本日もご覧頂きまして、誠にありがとうございました


10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (みちこ)
2011-10-06 08:52:46
山の中の集落ですから、道路が寸断されたらなかなか重機も入れないだろうし、どうしても手動にならざるをえませんよね…

泥の積量は50センチ以上ありそうですね。
人間の力で取り除くのは大変ですが、自然の力はすごいなぁ
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お疲れ様です (アンジー)
2011-10-06 15:47:28
すごい作業をなさったんですね。お疲れ様です。
震災の影に隠れがちな台風の被害ですが、どちらも同じですね。
自然の猛威を思い知らされました。
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田んぼや井戸… (なおこっと)
2011-10-07 03:42:45
家屋だけでなく、いろいろと生活を支えているものが、見えました…
ボランティア精神は、ほんとに
助け合いの心なんだと思いました

青い空も嬉しかったですね

お疲れさま、ありがとうございました~
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予算もあるでしょうしね、みちこさん (lucino)
2011-10-07 09:16:56
そうなんですよね・・・
道路寸前が理由なのは仰るとおりで・・・
場所によっては車自体が入りづらい民家だってありますからね
また道路も大丈夫な状況だったとしても、やっぱり業者を呼ぶのはかなりお金がかかるし・・・
重機投入場面以外で、比較的安全な環境ならば
今の年金生活の方には我々ボランティアが行く方がいいかなって思う点もあります

50センチ以上ありましたよ、少なくとも井戸の周りはそれくらい掘りました
恐ろしいのは、我々のような災害前の環境がわからなかったら・・・そこに何が埋まってるかっていうのがわかりづらいですね
それくらい見事に泥が埋まっていますから・・・

自然災害、メチャクチャ恐いものですね
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はい、大災害には変わりはないですね・・・アンジーさん (lucino)
2011-10-07 09:21:41
仰るとおり、地震も台風も大災害です

もし今回大震災がなければ、この台風はもっともっと大きく採り上げられていたでしょう
紀伊半島の台風も宮崎の噴火も、少し採り上げられなさ過ぎではないかなっていうのは正直思います

そうですね、すごい作業でした
お役に立てたかどうかは分かりませんが・・・
手足腰が痛かったですよ(笑)
翌日は事務職なのに、字がちゃんと書けなかったりしてwww

ねぎらいの言葉、ありがとうございました
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助け合いですね、なおこっとさん (lucino)
2011-10-07 09:27:23
そうですね、助け合いの心が肝心ですね

このボランティア活動、現地の状況や困っている人を助けるって言うのも見てきましたが・・・
被災者や被災地だけでなく、初参戦のlucinoにとって、他のメンバーを見て・・・ボランティア活動する人を見てきましたね
被災地や被災者だけでなく、メンバーや主催者にも気遣いが素晴らしかったですね・・・ボランティアする人って
メンバーの助け合い精神の心がしっかり伝わってきましたね

なおこっとさんもありがとうございます

役に立ったか立っていないか分からない私・・・
晴れだったことは、貢献できたってことかな
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ボランティア (つきか)
2011-10-07 14:27:21
お疲れ様です。
ボランティアって、相当な心構えで行った方がいいのか・・・どうなのか、昔から考えますね。
かと言って、いい加減な気持ちでは行けないですし。

ボランティアをしている人が、「感動を求めるだけではだめ」と言っているのをどこかの本で見た気がします。

阪神大震災の時の、地元の新聞の投稿欄で、「コーヒーを入れて配るボランティアに参加したら、そのグループの参加者は、小奇麗な服を着て、被災地で記念写真を撮影するという無礼者の集まりだった」っていう記事を読んだことあるので、こういう人間っているんだなって、情けなく思った記憶がありますよ。
東日本大震災にも似たような人たちがいたとか・・・。
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真剣に・・・でも、気負わずにってところが理想なのですかね、つきかさん (lucino)
2011-10-08 14:58:25
まぁ、私は出来ていたかどうかは自身では分かりかねますが・・・そのバランスですよね。
もちろん、真剣にやるのが大前提ですが

あまり、「真剣にやってます」オーラを出さない方がいいのかなっていうのも感じましたね
依頼者にもプレッシャーが伝わってはダメな感じがしました

感動・・・正直それはなかったですよ。
ダメなことなのかもしれませんが・・・
ただ、一軒の民家がキレイになったっていう達成感が大きいです
ひたすら全力で掘っていましたからね
だから余計に貢献できたか否かが分からないのです・・・

F1見るのも人それぞれ・・・
野球で応援ばかりする人もいれば、野次目的の人もいる・・・

まぁ、いいか悪いかとは別として目的は様々です。
着ていく服装も様々です、もちろんあかんものはあかんっていうのも重々承知です。

ただ、新聞だけで判断するのもいかがなものかって言うのもあります
今回は新聞やニュースだけでは分からない世界を見たって言うのも事実ですからね
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遅ればせながら (ami)
2011-10-12 14:47:40
大変な作業、お疲れ様でした。

ボランティア初参加だと、いろいろなことがわかりませんよね。
わたしも老人ホームで手の不自由な方にどこまで助けたらいいのか分からなかったけれど、何度も交流しているうちに、相手の要望が理解できるようになった経験があります。

他の方も、最初はいろいろ未知の世界だったと思います。

本当にニュースだけじゃわからない惨状でしたね…。
返信する
ありがとうございます、amiさん (lucino)
2011-10-12 16:13:11
そうですね、まぁどんなことも最初は「何がわからないのかすらわからない」って感じですもんね

そうです、仰るとおり特に加減ですね
やり過ぎとやらなさ過ぎの境界線はホントになれないと分かりませんもんね
今回は終始その状態が続きました

ただ・・・また機会があれば参加して、その当たりが分かるようになって初参戦の人らに何かを伝えれたらいいなって思います
今回の初参戦者は私だけだったので、かなり助けられました

ホント最近、テレビや新聞のニュースだけでは何も分からないものなんだなって感じるようになりました。
テレビ・新聞・ネット・・・
そして1番分かるのは現地・・・
すべて見てみないと分からないものです

東日本大震災のニュースも、福島は仙台はよく採り上げられましたが・・・
関西の情報じゃ、浦安エリアをはじめとする千葉エリアがホントに分からないですしね
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