遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



 

先日 亡くなった 友は 亡くなる寸前まで 『語り』の原稿を書き

病室で 語っていたそうです。語りのことを話すときは

いつも 目をキラキラさせていました。

友も やはり癌で 亡くなった父も 痛みを訴えたことは なく

ふたりとも やすらかに 亡くなったのですが

この抗がん剤のことは 知らせて あげたかった。

 

『■「余命を存分に生きる」副作用なしの抗がん剤があった!』

超抜粋 本文をごらんください。

抗がん剤P-THPとは

『「副作用のない抗がん剤」の誕生』(文藝春秋)で、熊本大学の故前田浩名誉教授が開発したP-THPについて書いたのだが、当時の私は、抗がん剤はがんを治療することが前提であって、ステージ5の患者さんのQOL(生活の満足度)を維持するという発想はもとよりなかった。

それに、ある化合物が「薬」と認められるというのは、治験(臨床試験)によって有効性(効き目)と安全性(副作用)を示すことであって、QOLを維持する抗がん剤は、はなから対象外なのだ。そんなことから、P-THPは治療よりQOLを維持するのにすぐれた抗がん剤であることをすっかり見逃していた。

P-THPの構造は簡単で、ピラルビシンという昔からある抗がん剤にポリマーをくっつけただけである。臨床試験で有効性と安全性が認められていない、つまり未承認の抗がん剤だった。

 

 

P-THPの投与を受けた全員が延命できたわけではない。この4人を含めて4割程度だった。ただ共通するのは、痛みがほとんど消え、好きな物を食べられたことである。なぜ痛みが消えて好きなものが食べられたのか、前田教授もわからないと言っていた。

がんを治そうと、世界中が抗がん剤の開発にしのぎを削っているが、ステージ5のがんを治癒できないのは今も昔も同じである。もちろん患者さんは治したい気持ちはあるが、治らないから苦しむよりも、QOLを維持しながら、つまりがんと共生しながら、残された時間を思う存分生きたいという患者さんは少なくない。

 


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