遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。

 



  空気が冷たくなってきました。夜中事務所に鍵をかけ出ると車のフロントグラスが凍っていました。今年の風邪は強力のようです。みなさまお気をつけくださいね。

  さてきのう忘年会で話題になったのはアテフ・ハリルさんというエジプト人のバイオリニストのことでした。友人が持ってきた読売新聞の切り抜きによればハリルさんのミニコンサートで幼稚園の子どもたちが「いちごの匂いがした」とか「おかあさんの肌の匂いがした」という感想をいったそうなのです。

  音楽を聴いて匂いを感じることがあった?という友人の問いにわたしは以前声楽の先生から聞いたことを思い出しました。ある声楽家が「野ばら」を歌われたときホールに馥郁と薔薇の香りがした...のだそうです。わたしにはそうした経験はありませんが友人がジュリエットの...ロミオさまロミオさま...薔薇が薔薇というなまえでなくても香りに変わりはないはず...の台詞を聞いたとき たしかに甘やかな香りを嗅いだことがあるのでした。

  以前 ビウエラの音で色を感じる..共感覚?違っていたらごめんなさい..のことをおはなししたことがありますが園児たちはそうした資質を持っていたのでしょうか? それとも演奏するハリルさんのイメージに匂いがあったのでしょうか?

  ことばも音のひとつであり聴覚で感じるものですが、古代詩人たちは魔術的な聴覚的強調によって視覚的イメージを呼び起こし言葉を呪文のように駆使したそうです。聴き手にあたかもその場にいるような臨場感をあたえることができたのでしょうね。....そのように語れたらいいですね。視覚だけでなく触覚、温度など体感のような五官にかかわることを伝えられたらいいですね。それは語り手が文字でなくイメージを自分自身で感じながら語ることで可能なのだと思います。また、その力を磨くこともできると思います。

  魂に響くとはどういうことでしょう。視覚的体感的なイメージをわたすことも大事なのだけれどもそれだけではないような気がしませんか?....ことばも音も光そのものと聞きました。...色彩もそうですね。生命もそうなのかもしれません。....もしそうなら語り手は光を伝えればいいのかな...きのう空を見ながら考えていました。ものがたりではなくことばでなくわたしではなくてその奥にある光を....。




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