遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



場所/中央幼稚園 対象/年少ばら組 いちべいさん(手遊び)鬼は内(昔話)くらぁいくらい コカのカメ(リクエスト)時間/30分弱
場所/中央幼稚園 対象年少たんぽぽ組 いちべいさん 鬼は内  黄金の手 コカのカメ(リクエスト)時間/30分弱
場所/中央幼稚園 対象/年少もも組 いちべいさん(手遊び)鬼は内 ねずみ浄土
時間/30分弱
     
場所/太田小 対象/デイケア高齢者 内容/いちべいさん 鬼は内 コカのカメ 助けて、ばかにしないでよ(ゲーム) おはなし キャベツの中から(リクエスト)時間/1時間

 中央幼稚園に着いた時、ぎょっとした。おはなしの袋を忘れてきたことに気づいたのだ。中には ろうそくと赤頭巾ちゃんのお人形がはいっている。今日はあかずきんの新バージョンをしようと...と赤いスカートに着替えてこのありさま。わたしはひさしぶりにまっしろになった。もういい加減自分が情けなかった。

 こどもたちが待っている、とりあえず お話しながら成り行きに応じてと覚悟を決める。高校生がクラスに10人くらい来ていた。今は幼稚園で幼児とあそぶという課程が組まれているらしい。お正月楽しかった? 楽しかったの声 お年玉もらった? もらった!! 教室中にぎやかになる。ねぇお年玉もらってうれしかった?うれしかった!! あのね お年玉をもらうのはとってもうれしいけど あげるのはもっとうれしいんだよ みんなも大きくなったらおとしだまあげるひとになってね。

 いちべいさんの前に目をつぶって山形の雪景色を想像してもらう。わたしも山形の身も心もふくよかな友を想う。それから いちべいさん こどもたちははじめからすぐ覚えてしまう。...そして鬼は内...これは桐生の語りの小祭りで心に響いたおはなし....テキストはなく短いお話だが 語るうちにふくらんでくる。みんな 目を見開いて聞いている。終わって ねぇ どんなおはなしがいい? ときいたらコカのカメ..と大きな声 それからこわいおはなしの声 それでくらぁいくらい
コカのカメ、これも 一度 末吉さんのを聞いて テキストは読んでいないから 相当違っていると思う。先生も高校生も子どもたちもみんないっしょにコカぁのカメ!! 最後に 中央図書館で覚えた ろうそくポン もひとつポン でおしまい もりさん もりさん !! とこどもたちが寄ってきた。

 たんぽぽ組では こわいおはなしの声に 黄金の腕 をした 途中まではよかったが 最後の「ばらのはなびらのようだったおまえの唇は?」...「色あせてしまったの あなたの愛のように...」の意味がさすがに4歳ではわからなかったみたい ちょっとオタオタした。

 もも組では 園長先生がいっしょに聞いてくださった。鬼は内 がおはなしになった。ねずみ浄土も最後まで子どもたちがついてきた。はじめのいちべいさん→鬼は内→ねずみ浄土 それからトークまで含めてひとつの世界ができたと思う。
はじめて聞いた副園長さんが「とっても楽しかった!!」と言ってくださったそうでうれしかった。園長先生と昔話についておはなしして ちょうど2時間で終わった。

 反省

 聞き手の力をいただいて ものがたりはできる。お話は語るたびに熟成されてまろやかに深くなる。が、聞き手の力に頼らずに もうすこしできあがったお話を持ってゆきたい。今回はたんぽぽ組さんの後半 悔いが残った。時計を見ながらではないので 時間がのびてしまったりするのはまずい。
 おおざっぱにわけて 元気になる語りと 心に沁みとおる語りがあるような気がする。元気が出る語りには 語り手の勢いや気力がとても重要である からだ全体を使ったパフォーマンスも必要である。焦るとパワーが落ちる。とても聞く力のある子どもたちなので これからは じっくり聞かせるおはなしを語ってみたい。お話の世界にひたることは心をどこか遠い世界、さまざまなひとたちに飛ばすこと。ほかのひとになって生き、冒険をすることでもある。子ども体たちの心が広がってゆくように...年長さんへの語りに気持ちがふくらんでゆく。

 太田小 のデイケア 今日は高齢者4人、ヘルパーさん3人、5年生の女の子5人だった。内容は幼稚園と同じだが心もち ゆっくり話し ゆっくり目線を動かす。最初 はにかんでいた小学生もだんだん打ち解けてきた。そこで大きな声を出すゲーム 知らない男のひとにつかまりそうになったら...ひとりひとり 「助けて!」
と大声を出すはずが おとなのほうに移ると「まぁ お待ちしていました」になってしまって みんな大笑い 。水のお話もするつもりだったが 少女たちと高齢者の質問コーナーになった。

反省

ビクトリア・アンサンブルを聞いて感じたのは最後の一音の揺らめくように消えるまで 丁寧に だった。 聞くことをもうすこし丁寧にしたい。コカのカメはみんな熱くなるくらいだった。わたしも10センチは飛び上がった。こういうときはどうしてひざが痛くないのか 不思議だ。とにかく 楽しかった、元気をもらった。

会社に帰って 仕事をバリバリして 連絡会もOK! そして彩の国ビジネスアリーナの段取りOK 埼玉県東部産業労働センターからもTELが来た。手術の話とか辛いこともあるけれど さぁ わたしは元気! あしたからがんばるぞ!!
ろうそくのように自分を燃やして まわりの闇をすこし明るくできたら  火をつけてもらったことを大切にして 酸素をいただいて もっと 明るく 温かく 燃えられたら....



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