とら箱

後期高齢者で元気な父と暮らしてます。 自分も還暦を迎えました

ナハ10

2014-11-06 22:00:00 | 鉄道模型/未分類


 よく行く模型店がモデルスイモンです。 原宿・秋葉原・大井町・池袋・横浜に店舗があり16番の日本型の品揃えは原宿・横浜・池袋が豊富です。 顧客管理もしっかりしており、購入履歴も適切に管理されてるので便利に利用しております。 店主の高齢化により廃業する店が増えてますが、その受け皿の役目を担いながらも顧客の立場に立った店舗管理をしているのは、主人が「好き者」だからできることでしょう。 「好き」という言葉が「へうげもの」という漫画で「数寄者」という言葉で表され「風流」な表現がされています。 人によって考え方の違いはありますがイモンの主人の井門義博氏にこの趣味の「数寄」を感じます。 12mmのキハ82が発売されたときには欲しいと思いましたが、いまさら12mmと言うのもなんだしまず手が届きませんでした。 ずっと「見るだけ」の状態でしたが、今回発売されたナハ10の屋根の汚れ色はこれまでの完成品にはない刺激でした。 これまでの完成品は新造時の「銀色」でした。 しなのマイクロの完成品はグレーでしたが、何か違う。 和歌山駅で見たナハフ10、銀じゃない汚れたくたびれた雨に打たれていたあの色、「はやたま」のオハネフ12もその色でした。

 井門義博氏には各様の視点がありますが、自分は趣味人として最高峰の方の一人と思います。 自分の好きなように楽しむ、それなりの環境もありますが好きな模型をつくり好きに楽しむ、趣味人として理想の姿と思います。 これは理想の鉄道模型を「特製品」としてではなく「市販品」として発売する、みんなに楽しんでもらう姿勢を感じ取られました。 それは芸術家や音楽家に似たものを感じます。 

 お金をかけて楽しむのもいいことですが、自分なりに工夫して楽しむことのこの趣味の楽しみかたと思います。 茶道で豪華な茶室を作るのもよしノ貫(「へちかん」)のように自分なりの姿で楽しむのもよし、好きに楽しんで気に入ったものをつくればそれが一番楽しいことではないでしょうか。

 イモン店頭で見たナハ10に刺激され、どこかにあったナハ10の車体をいじろうと思い部品を購入しに都内へ出ました。 残念ながらイモンにはなく発売元まで行きましたがどこまでできるやら。
コメント
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