地上を旅する教会

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でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

【戒め】阪神・淡路大震災20年、 思い新たに被災地で追悼記念行事

2015-01-18 22:10:23 | 今日の御言葉



神を愛する者は、
兄弟をも愛すべきである。

この戒めを、
わたしたちは神から授かっている。


‭「ヨハネの第一の手紙」‬ ‭4章21節
(新約聖書 口語訳)




そして、不親切で冷淡でありながら
奇跡をおこなうよりは、

むしろ親切と慈しみのうちに
間違うほうを選びたい。


マザーテレサ

(マザーテレサ『あふれる愛』)



★阪神・淡路大震災20年、
思い新たに被災地で追悼記念行事

◆クリスチャントゥデイ 2015年1月17日09時51分




▲阪神・淡路大震災の3周年を機に、
被災者を中心とした
ボランティアグループによって
始められた「1・17のつどい」は
今年で17回目。

例年、竹灯籠にろうそくを灯して
「1・17」を形作り、
発生時刻の午前5時46分には
黙祷をささげている。(写真:神戸市)



阪神・淡路大震災が発生してから、17日で20年を迎えた。国内の観測史上初となる震度7(マグニチュード7・3)の大地震が兵庫県南部を襲い、死者6434人、住宅被害約64万棟、被害総額約10兆円と、甚大な被害をもたらした。

神戸市中央区の東遊園地では、午前5時から「阪神淡路大震災1・17のつどい」が始まった。「1・17」の形に並べた竹灯籠にろうそくが灯され、地震発生の午前5時46分には黙祷がささげられた。また、神戸市出身の音楽教諭・臼井真さんが復興への願い込め作詞・作曲した「しあわせ運べるように」を、福音歌手の森祐理さんが独唱。午後からは、東日本大震災の犠牲者を追悼するため、竹灯籠を「3・11」の形に変え、東日本大震災が発生した午後2時46分、また午後5時46分に再び黙祷の時を持つ。震災20年を覚えるこの集いでは、午後9時までさまざまな催しが続く。

震災で当時大学4年生だった弟を亡くした森さん。「失望を希望に変えたい」と、多くのボランティアの協力を得て、震災発生から約2カ月後、日本福音ルーテル西宮教会(西宮市宮西町)で「希望の翼コンサート」を開催した。その後、1997年まで30回余りにわたって同コンサートを被災各地で開催し、被災地の人々を慰めた。自身が親善大使を務める日本国際飢餓対策機構のニュースレターでは特別寄稿を寄せ、「瓦礫の中や炊き出しの列の前で歌ったことが昨日のように思い出されます」と震災20年を振り返っている。


▲地震で倒壊した
国道43号線岩屋交差点(神戸市灘区)の復旧の経過。
上から、震災当時(95年)、
復旧工事の様子(96年)、
復旧後(99年)(写真:神戸市)


「弟の命が土台となり、天国への希望を届ける熱意となっていることを思うと、死は終わりでなく、地に撒かれた種として何倍もの実を結ぶものだと改めて思わされています」と森さん。「20年の節目を迎え、この世での命が終わる日まで、弟の命の分までも託された使命を全うしていきたいと、決意を新たにしています」と、寄稿で語っている。

17日午前には、HAT神戸・なぎさ公園(神戸市中央区)で行われる「ひょうご安全の日のつどい」で出演するほか、午後にはピフレホール(同市長田区)で行われる第20回阪神大震災メモリアル集会でも歌う予定だ。

震災時に生まれた子どもも、今年でちょうど20歳を迎える。「1・17のつどい」は今年、神戸市の成人の祝いと連携しているという。「震災時に生まれた子どもも20歳を迎えたと報道で読み、時の速さに驚きます」と語るのは、奈良県生駒市にある生駒聖書学院の榮義之学院長。震災の朝、下からズンと突き上げるような衝撃を感じ、飛び起きたという。ニュースで地震の大きさを知り、神戸から来ていた神学生の家も半壊する被害に遭った。その日の夕方、近くの生駒山に登ると、神戸方面が真っ暗な中、所々で火が燃えているのが見えたという。被災者の守りと平安、そしてこの災害がどんな形であれ益となるよう、山の上で祈りをささげたという。

榮氏の母校でもある同学院は今年で創立86年。現在の土地に建てられたのは、死者10万人余りを出したといわれる関東大震災(1923年)のためだという。創設者の英国人宣教師レオナード・W・クート氏は、当時横浜で宣教活動をしていたが、震災で全てを失い関西へ移住。そのため現在の生駒の地に聖書学院が建てられることになった。また、榮氏が生まれ育った種子島の鴻之峰(こうのみね)は、桜島の噴火で村を失った人々が移り住み、切り開かれた土地だという。



▲地震により倒壊した
兵庫県薬剤師会の建物
=1995年1月17日、
神戸市中央区で(写真:神戸市)


故郷、母校共に「大災害」がそのはじめにあった榮氏。「東日本大震災、御嶽山噴火など、さまざまな出来事がどう益になるかは軽々しく言えませんが、阪神大震災の中を神戸まで歩きながら、復興と回復を祈ったことを思い起こしながら、すでに大きな祝福が注がれ、阪神地区にリバイバルの足音を感じる記念日です」と言う。

17日は、被災地域の教会、キリスト教主義学校でも、震災20年を記念した追悼礼拝やミサ、行事が多数予定されている(関連記事:阪神・淡路大震災、きょうで20年 教会やキリスト教大学でも追悼礼拝やミサ、コンサートなど)。

また、地元の神戸新聞が市民団体のまとめとして伝えたところによると、一般市民による追悼行事は110件に上り、過去最多。正午には、100を超える教会や寺院が鐘を鳴らし、神戸港に入港中の船が一斉に汽笛を響かせるという。

神戸市は、市が保有する阪神・淡路大震災の発生直後や復旧・復興の様子を捉えた写真約1000枚を、オープンデータとして公開。特設サイトを設けて一般に広く公開することで、20年の節目を機に、震災の経験や教訓を継承しようとしている。


(2015年1月17日09時51分記者 : 内田周作)




★阪神・淡路大震災、
きょうで20年 教会や
キリスト教大学でも追悼礼拝やミサ、
コンサートなど : 社会 :

◆クリスチャントゥデイ2015年1月18日


1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災から17日で20年となる。被災した地域の教会やキリスト教主義の大学では、追悼礼拝やミサ、コンサートなどが行われ、メッセージや祈りで思いを表そうとしている。

カトリック神戸中央教会(神戸市中央区)では、午前5時40分頃から追悼の祈り、同6時45分から朝のミサ、同11時から前田万葉大司教の司式による大阪大司教区主催の阪神淡路大震災20年記念追悼ミサが行われ、午後3時からはテレマンアンサンブル・チャリティーコンサートが行われる。

夙川聖書教会リバーサイドチャペル(西宮市大井手町)では、午前5時15分から、「復興の十字架」をメッセージテーマに、阪神・淡路大震災20周年祈念早朝礼拝が行われる。同5時46分には黙祷をささげ、祈り、賛美、祈念演奏、説教などが行われる。同教会では「キリスト信仰の有無にかかわらず、20年目のあの時を深い思いを持って迎えるすべての方に開かれています。『あの時』を教会で祈りの内に過ごしましょう」としている。

日本キリスト改革派板宿教会(神戸市須磨区)では、午前10時から「再会・再生・再出発」と題して阪神・淡路大震災20周年記念会を開く。また、神戸聖ヨハネ教会(同)では、午前10時半から日本聖公会神戸教区による阪神・淡路大震災20周年記念礼拝が行われる。

聖成基督教団イエス・キリスト聖成伝道教会(神戸市長田区)では、午後2時から阪神・淡路大震災20年追悼賛美コンサートを行い、御影神愛キリスト教会(同市東灘区)では、18日午前10時半から阪神・淡路大震災追悼記念礼拝を行う。

キリスト教主義の大学では、関西学院大学(西宮市上ケ原)が、17日午後0時半からランバス記念礼拝堂で記念礼拝、同1時15分から関西学院会館「光の間」でシンポジウムを開催する。また、同会館レセプションホールでは、18日午後2時~4時半に、阪神大震災と東日本大震災を覚えてのチャリティーイベント「K.G. OB&OG JAZZ ALL DAY LONG」を開催する。

神戸女学院大学(同市岡田山)も、阪神・淡路大震災20年を覚えて、19日午前10時35分からのチャペルアワーで記念礼拝を行うほか、23日まで講堂横廊下でのパネル展示を開催中だ。

(クリスチャントゥデイ2015年1月18日)





★宗教宗派超え犠牲者に祈り 神戸の教会 NHKニュース

◆NHK news 2015年1月17日



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阪神・淡路大震災の火災で全焼し、その後、建て替えられた神戸市の教会では、宗教や宗派を超えて犠牲者に祈りがささげられました。

神戸市長田区の「カトリックたかとり教会」は、震災の火災で、キリスト像を残して全焼しましたが、その後、敷地に集会所が設けられ、ボランティアの活動拠点になりました。

教会は、8年前に再建され、毎年1月17日に宗教や宗派を超えて犠牲者に追悼の祈りをささげています。

教会の礼拝堂には、17日午前5時半ごろからキリスト教徒だけでなく仏教の関係者や地域の人たちなどおよそ200人が集まって追悼式が行われ、まず、全員で聖歌を歌いました。

そして、午前5時46分、参加者たちは火をともしたろうそくを手に黙とうしました。

また、さまざまな宗派の僧侶がほら貝を鳴らしたり、お経を読み上げたりするなか焼香が行われ、震災の犠牲者に祈りをささげていました。

この教会では、復興支援に携わったボランティアの人たちの思いをつなごうと「コミュニティセンター」が設けられ、今もボランティアが集う場所となっています。

震災で兵庫県西宮市の自宅が半壊し、今は姫路市に住む57歳の男性は、「20年は長かったようで短かったです。犠牲になった人たちの分も生きていかなくてはならないと、改めて強く思いました」と話していました。

また、神戸市中央区の58歳の女性は、「20年がたちましたが、いまだに心に傷を負っている人は多いです。これからも、あの大震災を風化させないことが大事だと思います」と話していました。

(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150117/k10014754161000.html)


★【阪神大震災20年】カトリック教会で般若心経、ホラ貝…神戸・長田区のたかとり教会 - 産経WEST

◆産経新聞 2015年1月17日


ボランティアの活動拠点となった神戸市長田区のカトリックたかとり教会には仏教の祭壇も並べられた。被災者や当時のボランティアら約300人が宗教の違いを乗り越え、犠牲者の冥福を祈った。

午前5時半、聖歌の斉唱や聖書の朗読が始まり、5時46分には、ホラ貝の音が鳴り響く中、犠牲者へ黙祷がささげられた。その後、参列者は般若心経が読み上げられるなかで焼香を上げた。

被災直後に福島県いわき市からボランティアに駆けつけ、20年ぶりに教会を訪れたという布川道照さん(47)は「まちはきれいになっても、心の中はまだ立ち直れていないと感じた」と話した。自身も東日本大震災で自宅が全壊したといい、「このような災害がないことを祈った」と話した。

(産経新聞 2015年1月17日)




※最下段の画像記事は2015.1.17。
他は、2015.1.16 。全て産経新聞。

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