







[10月21日(土)]
◇小雨がぱらつく週末の[お茶会]でしたが、午前は7名、午後は15名の住民さんが参加をしてくださいました。他の仮設住宅から、この仮設住宅に転住してきた人や、この仮設住宅や、他の仮設住宅を退去して、近くの復興住宅で生活しておられる人たちも参加してくれました。
◇唄った曲は[りんどう峠][逢いたいなァあの人に][新妻鏡][人生の並木道][ああ上野駅][骨まで愛して][別れの一本杉][緑の地平線][夕焼け雲][いつでも夢を][お月さん今晩わ][港町十三番地][もみじ][みかんの花咲く丘]の、計14曲。
◇数曲、唄った後で、「まだ唄えるかい?」と聞くと、「唄える&歌える!」との返事で、元気いっぱい!
◇皆の話題は、どうしても仮設住宅を退去した後の生活のことになります。
◇[お茶会]の途中に、ある候補者が選挙カーでやって来て選挙演説が始まりました。候補者から「天気が悪くなるから、皆さん早めの投票を!」との呼びかけがあり、帰路、市役所で期日前投票をしてきました。多くの人たちが投票に来ていたため、投票まで30分を要しました。出入り口でメディアの人たちが「出口調査」をしていたので快く協力してあげました。(笑)
---------------------------------------------------
[10月28日(土)]
◇152・153回目となった、今日の[お茶会]は、午前中が13名、午後が11名の参加者さんでした。
◇午後の[お茶会]では、参加者の中で仮設住宅で生活している人は、何と1人だけでした。したがって、毎回、同窓会のような雰囲気で、それぞれの近況報告で話が盛り上がっていました。
◇実は来月下旬に、札幌のある社会福祉法人の研修会で「被災者さんたちとの歩み ~寄り添い・支え合い・分かち合いのまなざし~」のタイトルでお話をさせていただくことになっているのですが、そのことのために何人かの住民さんたちから、これまでのことについて短くお話をしていただき、それを録画しました。研修会に参加される方々(150~200名ほどだそうですが)に観ていただく予定です。
◇さて、これまであまり直截には表現をしてきませんでしたが、私自身の仮設住宅での支援活動は、以下の聖書の御言葉に導かれて行ってきました。
さて、神の国はいつ来るのか、とパリサイ人たちに尋ねられたとき、イエスは答えて言われた。「神の国は、人の目で認められるようにして来るものではありません。『そら、ここにある。』とか、『あそこにある。』とか言えるようなものではありません。いいですか。神の国は、あなたがたのただ中にあるのです。」(ルカによる福音書17章20~21節)
◇ここで示されているのは、私たちが互いに支え合い、分かち合うことの大切さということです。私たちが互いの苦楽を共に支え合い・分かち合う、その中に祝福があるのだ、ということです。
◇今日も仮設住宅を退去する人がおられましたが、こうして仮設住宅が徐々に閉鎖に向けて動いている様子を間近に見ながら、この先の生活設計を考えるときに不安感をおぼえる住民さんたちもおられます。引き続き、静かに寄り添い続けたいと願っています。