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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私。
日々の生活の様子、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

The Man Who Cried

2003-04-28 | インポート
見たいと思って、前に撮っておいたビデオを、ようやく見ることができました。
「The Man Who Cried」日本語題名は「耳に残るは君の歌声」です。

ユダヤ人の少女が、父を探すためにロシア・イギリス・フランス・アメリカと放浪するお話ですが、スクリーン上に流れるジプシー音楽が、心を打ちます。
ユダヤ人への迫害・・・これは、どんな映画でもドラマでも本でも、見ていてつらく、胸がしめつけられます・・・

父親が、苦しい生活を抜け出したいと、幼い少女を祖母の元に残して、アメリカへ出稼ぎに行く前の晩、彼女の耳元で歌ってくれた声が、忘れられないのです。

ユダヤ人の村が焼き払われ、一人ぼっちになった彼女は、イギリス人の家の養子になります。
成長し、あるオペラ座の一員になり、歌い踊りながら、恋もしますが、父を探すためにアメリカへ行きたいと、いつも思っているんです。
フランスへもドイツ軍が進入し始めたころ、友人の手助けでアメリカ行きの船に乗ることができた彼女。
広い、アメリカ大陸で、ようやく見つけた父親は、新しい家族がいました。
そして、身体を壊して入院していたのです・・・
ベッドの上の父に彼女は歌いました・・・あの歌を・・・
静かに目を閉じる父親・・・

「父と娘」の愛情の深さに感動した映画でした。




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