伊香保温泉での宿は、「五感を癒す」というコンセプトの宿・「香雲館」~~♪
《 中世から近世までの名建築に想を得て、一室一室が趣を違えつつ伝統の意匠を装い、比類ない美しさで彫琢された、わずか十の間 》と書かれているパンフレットやHPに惹かれて決めました。
それに各部屋に「露天風呂」がついているのも、決める条件のひとつでした~~♪
一泊目は「扇」のお部屋~~♪
優美な扇面散らし天井。 ふすまや洗面所、トイレまですべて「扇」の意匠~~!(トイレは畳敷きでした=苦笑)
書院や囲炉裏部屋もついていました。窓から景色は見えないのですが、中庭がしつらえてあり、竹のたおやかな風情が生きたお部屋でした~~♪
二泊目~~、
気分を変える意味で、お部屋を変えていただきました(笑)
「漆」のお部屋~~♪
床の間、床柱、 洗面台まで漆塗のつややかさ~~♪
このお部屋も、書院・囲炉裏の間がついています。
ふたつのお部屋は、まったく間取りはいっしょですが、雰囲気はまったく違います。なんだか得した気分~~(笑)
宿のロビーから見えるのは、中庭に造られた「能舞台」~~♪
夜になると、かがり火に灯が入り、とっても幻想的です~~♪
そして、たった十の間の宿泊客しか利用しない温泉掛け流しの大風呂~~~、もちろん「黄金の湯」です~~♪
それぞれのお部屋専用の「下駄箱」がありますので、間違って他の人のぞうりを履いていくようなことのないのが嬉いです。
それと、たった10室の宿泊客のための大風呂ですし、お部屋にもそれぞれ露天風呂がありますので、他の人といっしょになることが少なくて、大きなお風呂を一人占めできることで、気分がいいんです~~(笑)
この宿の「本館」の建物は、お隣にあります。本館は、江戸末期・文久年間創業という老舗旅館!
名前は「塚越屋七兵衛」~~名前からして歴史がありそう~~(苦笑)。
コンベンションホールなんかも備えているようで、団体の方の利用も多いようですが、こちらの大浴場は「別館の宿泊客」も利用できるんです。
でも、本館のお客様が別館の大浴場は利用できません。
本館と、香雲館の連絡通路には、係りの方が立っています(苦笑)。
つまり「香雲館の宿泊客」は、ちょっと優越感が持てるということ~~~きゃははは
今回この宿に宿泊したことで、「不思議なご縁」を感じました!
それは「二・二六事件」・・・・、
ロビーの図書コーナーに置いてあるたくさんの「高橋是清」氏関係の本に、???と思い従業員の方に質問してみました。
そしたら、この宿の大女将は、元大蔵大臣・高橋是清さんの孫娘に当たるのだそうです。高橋是清さんは、二・二六事件で暗殺された方。
この事件の「もうひとつの舞台は湯河原」・・・、その日、湯河原で青年将校に襲われたのが元牧野伯爵。滞在していたのは我が家の本家に当たる旅館の別荘。
へぇっ~~~偶然にも選んだ伊香保温泉での初めての宿と、妙な共通点にビックリ!
「香雲館」の従業員の方たち皆さんの、お心遣いは最高~~♪
その点では、とても気持ちよく過ごすことができました~~♪