愛犬家が2000人集まる犬の幼稚園 BuddyDog

犬の幼稚園 Buddy Dogのようす

パッケージに書かれている表現を過信しない

2006-07-30 10:14:47 | ドッグフード
ドッグフードのTVコマーシャルで、「原材料」や「添加物」について詳しく表現しているのを見たことがありますか?

私は残念ながら一度も見たことがありません。

しっぽを振ってがつがつ食べてるシーンや、どこそこの誰かが推奨してるとか、年齢に合わせた栄養素が入っているとかばかりです。

そのドッグフードの良い「イメージ」だけを表現していますね。

どこにも「安全」とか「安心」できる要素の表現が見当たらないはずです。

間違ったドッグフード選びの多くは、
・昔から知っているから
・テレビで見たことがあるから
・有名だから
などの『先入観』だけで選ぶ行為です。

「大丈夫だろう。」という安心感があるので、ドッグフードのパッケージの裏側をちゃんと読まない傾向にあります。

また、ちゃんと読んだとしても、どこでも見かける量販ドッグフードの成分表には真実がほとんど表示されていません。

『栄養バランスが良さそう』であり、『美味しそう』に見えるように工夫はしてあますが、あくまで工夫しているだけです。

本当の中身をメーカー(企業)は伝えません。

例えば、『洗う成分の100%が天然成分』といようなボディーソープがありますが、洗う成分以外は界面活性剤や安定剤・保存料・着色料などの化学薬品が含まれています。

また、スポーツドリンクなどの清涼飲料水も、いろいろなビタミンやアミノ酸などが体に有効であるとコマーシャルでは言っていますが、人工的に造られた合成ビタミンなどは体には吸収されず、逆に結石などをつくる原因になることもあるそうです。

清涼飲料水をペットボトル1本飲みきると、ガムシロップを小ジョッキに一杯飲んだのと同じ量の糖分を摂取することになるのです。(製品による)

某清涼飲料水メーカーの開発者は、自分とその家族には自社の清涼飲料水を一滴たりとも飲ませない。という実話さえあります。

このようにテレビコマーシャルなどでは真実の半分以下の情報しか知り得ることはできないのです。

美味しそうなイメージ・体に良さそうなイメージ・天然成分っぽいイメージ。

全て『イメージ』だけで、真相は消費者には伝わりません。

調べると、全国放送で有名タレントやタレント犬を用意して、毎日何回も放送すると数千万円~数億円の宣伝費だそうです。

そんなあいまいな「イメージ」にコストをかけるなら、もっといいフードを開発するコストへ回してもらいたいものです。

仮に5キロ300円のドッグフードならば、1キロあたり60円となります。

1キロ60円の中に、宣伝広告費、製造開発費、商品管理費、人件費、運賃、仲介業者手数料、販売店利益が含まれているのです。

それでいて、メーカーに利益が発生するわけですから、ドッグフードの原材料などタダ同然で調達する必要があるのです。

昔から流通しているドッグフード・・・

みんなが知ってるドッグフード・・・

ゴミでもかき集めてこない限り、あの価格は実現不可能です。


最新の画像もっと見る