啄木歌碑の近くに咲いていた勿忘草。中津川の向岸には、小さな美術館「野の花美術館」がある。勿忘草が好きだった画家・深沢紅子さんの作品が展示されている。
毎日新聞は、6月12日の社説で消費税増税延期について論じている。
社説はまずはじめに、「少子高齢化が進む中で、生活に苦しむ独居の高齢者は急速に増えている。消費税10%時には貧困の高齢者の救済など重要な施策が予定されていた。子育ての充実などへの財源確保もまだめどが立っていない。」と増税延期で、国民の「暮らしの危機」をどう考えるのかと問いかけ、続けて「安倍首相も野党も財源を含めた具体的な政策を参院選で示すべきだ。」と述べている。
読売や朝日とちがって、安倍政権の増税延期決定に直接的な「支持」、「不支持」を表明していないように聞こえるところが、この社説の特徴のようだ。
ところが、野田内閣当時、民・自・公が10%への増税に合意した後、「3党合意や消費増税に賛成する割合が半分を超えたことが何度もある。政治が決断すれば国民は負担増も支持する、成熟した判断力を持ち合わせていることを示したものと言えるのではないか。 ところが安倍首相は2度にわたって10%への引き上げを延期し、民進党など野党も消費増税に反対した。国民との間で生まれた信頼を再び政治が覆したと断じざるを得ない」。この後、いろいろと増税延期で先送りされることになる数々の事例をあげて、先延ばしすればするほどツケは大きくなっていくと述べている。
毎日新聞もやはり“消費税増税派”であることは確かなようだ。
社説は最後に、「与野党は『危機』を共有し、実のある政策論を競い合うべきだ。どうやって国民が安心を実感できるのか、実現可能な政策を正直に示すことが政治に問われている。」と、何とも〝ありきたり〟な結論を述べて終わっている。
今日(16日)朝日新聞は、「参院選各党の公約 これでは物足りない」と題する社説を掲載した。「各党の」というからには、せめて国会に議席を持つ「各党の」公約を比較してものを言うべきではないか。朝日は自民党と民進党だけを比べて物足りないと結論付けている。「物足りない」のは朝日新聞社説の方だ。
毎日新聞は、6月12日の社説で消費税増税延期について論じている。
社説はまずはじめに、「少子高齢化が進む中で、生活に苦しむ独居の高齢者は急速に増えている。消費税10%時には貧困の高齢者の救済など重要な施策が予定されていた。子育ての充実などへの財源確保もまだめどが立っていない。」と増税延期で、国民の「暮らしの危機」をどう考えるのかと問いかけ、続けて「安倍首相も野党も財源を含めた具体的な政策を参院選で示すべきだ。」と述べている。
読売や朝日とちがって、安倍政権の増税延期決定に直接的な「支持」、「不支持」を表明していないように聞こえるところが、この社説の特徴のようだ。
ところが、野田内閣当時、民・自・公が10%への増税に合意した後、「3党合意や消費増税に賛成する割合が半分を超えたことが何度もある。政治が決断すれば国民は負担増も支持する、成熟した判断力を持ち合わせていることを示したものと言えるのではないか。 ところが安倍首相は2度にわたって10%への引き上げを延期し、民進党など野党も消費増税に反対した。国民との間で生まれた信頼を再び政治が覆したと断じざるを得ない」。この後、いろいろと増税延期で先送りされることになる数々の事例をあげて、先延ばしすればするほどツケは大きくなっていくと述べている。
毎日新聞もやはり“消費税増税派”であることは確かなようだ。
社説は最後に、「与野党は『危機』を共有し、実のある政策論を競い合うべきだ。どうやって国民が安心を実感できるのか、実現可能な政策を正直に示すことが政治に問われている。」と、何とも〝ありきたり〟な結論を述べて終わっている。
今日(16日)朝日新聞は、「参院選各党の公約 これでは物足りない」と題する社説を掲載した。「各党の」というからには、せめて国会に議席を持つ「各党の」公約を比較してものを言うべきではないか。朝日は自民党と民進党だけを比べて物足りないと結論付けている。「物足りない」のは朝日新聞社説の方だ。