みんなしてなんじょにがするべ!

今なすべきは意見を持ち発言すること。どうも心配な雲行きのこの国、言うべきことを静かにしっかりと言い続けたい。。

「自助」は他人から強制されるものではない

2020年10月16日 | 憲法守るべし
菅首相は、自民党総裁選挙以来「自助、共助、公助」をしばしば繰り返してきた。〝苦労人〟を自慢にしているだけあって、きっと人知れずの努力を続ける中で身についた〝信念〟が「自助」なのだろ。
しかし、「自助」は日常の生活のなかで、各々が心がけるべきことであって、政治が国民に声を大にして求めることではない。「自助」、「自助」と強調されるとき、結局それは「自己責任」にすりかえられ、「努力の足りない人間」、「ダメ人間」として切り捨てるはたらきをする。国民に「自助」を強く求めた小泉内閣以降すでにはっきりしていることだ。
非正規労働者が激増し、コロナ禍で失業者が200万人を超え、低所得の高齢者も増えつづけるなど、生活の見通しを立てづらくなっている今、再び首相が「自助」を強調するのは、社会保障など国民の生活を安定させるための予算を「減らすぞ」という決意の宣言だ。

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