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北方領土は4島か?  その6

2016年09月07日 | 憲法守るべし
北方領土問題は、日本の侵略戦争の結果であるとともに、ソ連(ロシア)の覇権主義的領土拡大要求に原因がある。

第2次世界大戦末期、ドイツの敗北が明らかになると、アメリカはソ連の対日参戦に期待を寄せた。1944年秋、日本本土に侵攻して勝利するまでに2年以上かかり、さらに100万以上の兵士が犠牲になるとアメリカ軍部は考えていたという。ルーズヴェルト米大統領、チャーチル英首相、スターリンソ連首相の三首脳によるテヘラン会談、ヤルタ会談でルーズヴェルトが要請し、スターリンが積極的に応じてドイツ降伏後ソ連が対日参戦することが決まった。

ヤルタ会談を準備する過程の1944年12月、スターリンは米国の駐ソ大使ハリマンとの会談で、ハリマンの「参戦に関連する政治的要求は何か」との問いに答えて具体的に領土要求を説明した。「千島列島及び樺太南部はソビエトに返還さるべきである」、「ソビエトは再び遼東半島の旅順、大連を含む諸港と周辺地域を租借したい」、「(満州の)東支鉄道を租借したい」などと述べた。
この会談の2か月後に米、英、ソ3か国は、ソ連がドイツ降伏後2~3か月で、スターリンが求めた「領土要求」を条件として対日参戦する協定を結んだ。(1945年2月、ヤルタ協定)

連合国の第2次世界大戦の戦後処理の基準を定めた「カイロ宣言」(1943年12月)は、連合国は「自国の為に何等の利得をも欲求するものにあらず、又領土拡張の何等の念をも有するものにあらず」とし、連合国の目的は、「日本国より、第一次世界戦争の開始後に奪取・占領した太平洋の一切の島嶼を剥奪すること、満州、台湾、澎湖島など清国から盗取した一切の地域を中国に返還することに在り」、又「暴力および貪欲により日本国の略取したる他の一切の地域より駆逐せらるべし」と規定している。

アメリカ、イギリスはカイロ宣言の当事者だから、ソ連の領土要求が不当なものであることに気付かなかったはずはない。自ら宣言した基準に反する千島返還、さらにカイロ宣言の当事者である中国(中華民国)に対する帝政ロシア時代の租借権の復活まで求めたスターリンの不当な領土要求を黙認したアメリカの態度も批判されるところである。  =おわり=







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1 コメント

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手をつなぎましょう。 (からしだね)
2016-09-08 07:33:03
ブログ主様、連載お疲れ様でした。
記事に書いてくださったことを、すべて正確に理解できたとは言えませんが、読み終わっての感想は、結局この世の中のいざこざの出発点はすべて支配層の「欲」なのだなあということです。そして、その犠牲になるのが庶民。なのに、一番に犠牲になりやすそうな人ほど支配層を支持する不思議。

話は変わりますが、昨夜、TVで「パレードへようこそ」という映画を見ました。この映画は、1980年代のイギリスでの炭鉱労働者たちのストライキを、当時同じように迫害されていた同性愛の方たちが募金活動などをして彼らのストを支えることが物語の始まりとなります。
炭鉱町って田舎で非常に保守的なので、「ホモに助けてもらうのは恥だ。」と言って反対する人もいるのですね。でも、組合のリーダーが非常に穏やかでオープンな方で、彼らの協力を積極的に受け入れていきます。

その後、色々あるのですが、ストも労働者側の敗北となって終わります。でも、同性愛の方たちが初めて「ゲイパレード」をする日、たくさんの町の炭鉱労働組合の人たちが参加されて、今度は彼らの運動に協力します。

これは実話だそうで、最初に協力関係を築いた炭鉱町の主婦の方はゲイのある人に励まされ、その後大学へ行き、その地方で最初の女性議員にまでなられたそうです。同性愛のグループの中心的存在だった方はその後も様々な市民運動に参加されましたが、AIDSで20代半ばで亡くなります。

庶民のひとりひとりは小さな存在ですが、手をつなぐことでこんな素晴らしい展開もある。

記事を読ませていただいてそんなことを考えてしまいました。

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