非常に個人的なことでありながら、とても嬉しいことがあったので書かせてもらいます。
本日私は風邪のため会社を休みました。
そして病院にいってまいりました。
小さな町の診療所でのお話。
何のことない、ただの風邪なのですが、診察が終わった瞬間
いつものかる~い発作がやってきました。
風邪とのコラボレーションで気分も悪く、
受付のおねぇさんに「ちょっと具合が・・・」と伝えると、
「横になりますか?」
と奥にあるベッドに案内されました。
私は横になるほうが辛かったので少しベッドに座って
波が去るのを待っていました。
間もなく血圧計を携え、看護師さんが来ました。
「横になってるより、座っている方が楽?」
「ハイ・・・」
「じゃぁ少し座ってて、少し落ち着いたら血圧はかりましょうね。」
そうして、その部屋を出ると今度はなにやら白いものを持って再度やってきました。
「これを抱えていると少し楽になるよ。^^」
と渡してくれたその白いものはペットボトルにぬるま湯をいれ、布で巻いた即席湯たんぽでした。
診察の時に、自律神経の乱れでたまに具合悪い時は薬を飲んでいるというのを伝えてあったので、
「自律神経を安定させるには暖かくするほうがいいんだよ」
と、その即席湯たんぽをすぐに持ってきてくれました。
「ありがとうございます。」
と、心嬉しく受け取り、私も発作が少しおさまったので、横になり、
血圧を測りました。
血圧測定の結果は正常。
いつも血圧がとても低いのに、珍しく正常値をたたき出しました。
時は病院の昼休みの時間。
しかし、その看護師さんはずっと付き添っていてくれました。
その間にいろいろお話をしました。
「仕事の時間、長いの?(・д・)」
「はい、最近は12時間労働当たり前になりつつあって・・・(´д`)」
「それは大変!Σ(´д`ノ)ノ きっと毎日1日の中で緊張している時間のほうが長いんだね。」
「そうですね。(つД`)」
「その分、家に帰ってリラックスしなきゃね!(* ^ー゜) 仕事している時も1時間に1回くらいはタイマーかけてでも休憩しなきゃ!q(・◇・)」
「そうですねぇ。。。(;´ρ`) 」
「たぶんね、自律神経乱れるほど仕事して、頑張りすぎなんだよね。人の言うことは受け入れるんじゃなくて、受け止めればいいんだよ。」
「はい・・Σ(´ρ`;)」
「世の中いろんな人がいるから、みんなの言葉をいちいち受け入れてたら疲れちゃうし、みんな病気になっちゃうと思うよ。嫌なことはしない!それでいいんだからね^^」
「ハイ・・そうですよね(つд⊂)」
「いろんなこと、今のたまに具合が悪くなる事(そういう体調である自分)も含めて、受け止められるようになれば、世界が変わると思う!自分で思うより、可能性はすごくいっぱいあるんだよ!」
「・・・(;つД`) 」
「今は1つのことを頑張ってそれしかないって思っているから見えないかもしれないけど、最低でも7つの選択肢はあるはず!いや、もっともっとあるんだよ!」
「そうですかね。。(ノд`)」
「具合が悪くなるのだって、あぁからだの休憩時間だー!って思って、思い切って休むことも大切だよ!^^」
そんな話をしてくれました。
そして間もなく、隣の薬局の方が来ました。
なんと、薬を持ってきてくれました。
受付の人が薬局に電話して、少し休んでいるからもってきて欲しいと
伝えてくれたようです。
薬の説明と会計、病院の診察料の会計を済まし、私の体調もだいぶ治まったので
帰ることにしました。
この病院にはまだ2回しか行った事がありません。
それに町の普通の内科です。
でも、とても親身になって話をしてくれて、
心療内科や精神科なんかよりきっとよっぽど心をケアしてくれる病院だと思いました。
具合が悪くなり、すぐに暖かい湯たんぽを用意してくれた。
それは冷えた手足だけでなく、心までも温めてくれた気がしました。
その看護師さんは私をココまで苦しめるこの病気の発端となったヤツと同じ名前。
私は、なぜかわからないけど、これでもう開放される。
そんな気になりました。
「病は気から」
そんな言葉があるように、病を治すのは「気」なのかもしれません。
それは自分自身の「気」であり、周りの優しさの「気」であったり。
こんな風に人に優しくされた時は、自分の幸せを改めて感じます。
心を優しく癒してくれた病院に感謝して。
感謝の気持ちを忘れないように、ここに記しておきたいと思いました。
貴重な場所をお借りして、ありがとうございました。