MAKEDAMNSURE

YOU AIN'T SUPPOSED TO DIE ON A SATURDAY NIGHT.

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2014-12-13 14:21:41 | 
コピー用紙に1/10スケールで元絵作成。
コピー用紙て。店の顔だぞ。笑
完全手描きで多分80時間ちょい。
現場での制作時間は5日間で70時間弱。話を貰った時点でオープンまで1カ月切ってた上、総制作期間は諸事情で実質2週間くらいしかなかったんじゃないかなあ。
いざ壁を前にして悩む時間なんて無いので、現場作業はプロジェクターで元絵を映写してトレースする方法をとりました。

まさか自分の人生において、県庁所在地で商店街で、低体温症起こすなんて思わなかった。

24時間体制の超絶スケジュールで建築中の現場で、この元絵と機材と画材持って乗り込んだ時点では、ドアついてなかった。氷点下でオープンエア(※しかも制作スペースが出入り口真ん前で吹きっ晒し)。
勿論水は出ないしトイレもないし暖房もバズーカみたいなスポットヒーター2基のみ。ほんとにまだ建物として形になりかけの状態でここの壁だけ塗ってあるっていう状況で、いろんな分野の職人さんが同時進行でごった返してて、作業と什器搬入の都合でそのヒーターすらまともに点けられなかったり。
ある程度いろんな覚悟はしてそれなりに準備しては来たけど、現場馴れしてるプロの方が真顔で「これはひどい」って言う環境でした。
帰宅する頃には埃で全身真っ白、手足の感覚なし。耳から壁材の破片出てきた時は本気で笑った。

楽しかったです(白目)
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Temple Expiatori de la Sagrada Família

2014-12-13 13:12:50 | works
札幌市中央区狸小路6丁目に15日オープンするバルの壁画を描かせて頂きました。
実際のサイズは170x270cmで、壁2面に渡っています。作業にはプロジェクターを使用。塗料は黒のみ。
中世ヨーロッパの書物の挿絵のような、羽根ペン画のようなイメージです。
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2014-07-05 04:17:35 | journal
町田洋っていう漫画家が凄い。

風の詩を聴けとかマルテの手記を初めて読んだときとか、ぼくの伯父さん観たときと同じ、夜とコンクリートの「ようやく見っけた」感。これだよこれ、って、すごい嬉しくてガチで鳥肌立った。

同じ時代で、同じ言葉を話す人の中に、こういう人がいるんだと思うとたまんない。
同じ昼と夜を過ごしてるのに、この人はその中でこんな世界を作ってるんだよねえ。ぞっくぞくするね。

普段、林田球だとか韮澤靖だとかマーヴェルがどうのこうのだデッドプールと結婚したいとかほざいてるわたしがこういうことを言うと、「またどうせアレ系の」と思われるかもしれませんが、違いますよ。笑
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2014-06-20 12:14:14 | journal

大学出てすぐのいっちばん燻ってた頃、数年振りにひょこっと出てきて色んな事を楽しむとっかかりを作ってくれた奴が一人いて、まあそいつも同じかそれ以上に燻ってたんだけど
こないだまた数年振りに会ってその時の話をしたら、「青春だったねー、おれたち」って言うの。
何一つやりたいこと出来ない鬱憤を全部酒やら音楽やら絵やらにぶつけて、ダウナーすぎて食欲ないせいで酒ばっか買ってるから酒はあるけど金はねえしそれだったら飲むわっつって、新卒なのに5月まで無職やってたちょうどその時期。
振り返ったらすげえ貴重だったんだなーと思う。たった何ヶ月かだけだったけど、すーごいエキセントリックなホームがあったんだよ。

人の縁とか、なんか色々考えちゃうなー。
この歳にしてこの発言も何というかネバーランドの極みだが、自分にとってのプラスマイナスとかそういうの関係なしに、全部の出会いややりとりを大事にしていけたら最高だよなあって。
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2014-06-19 22:33:27 | journal
 「西向きの大きな窓からは、目の前の砂浜と海がどこまでも広がっているのが見える」と言うと、大概の人は僕の部屋を羨んで、所在地や不動産会社や交通の便や日当たりや、果てはそれじゃあ夕焼けなんかは最高だろう、毎日が旅行気分じゃないか、ハンモックの一つでも置けばもっといいのに、などと身勝手な事を言い始める。
 現実は違う。リゾート地にはヴァカンスの数週間しか滞在しないからいいんであって、通年を過ごすとなると、様々な弊害と向き合いながら、それに自分の中で折り合いをつけつつ生活していくより他はない。コンポはすぐ砂を噛んでだめになるし、車も潮風にやられて早送りのように錆びていくし、フローリングはワックスをかけたその日の晩にはもう傷が付いている。ソファのクッションの隙間から砂が零れ落ちなかった夜はなくて、それが理由で、彼女はここを出て行った。こんな具合だ。挙げればきりがない。
 それでも、僕はもう何年もこの家に住み続けている。静かな波の音とぬるい風が吹き抜けるリビングがあるだけで、僕がここを離れない言い訳には十分だった。人間、慣れてしまうと、不具合にも意外と妥協できてしまうものなのだ。

 午前10時、付けっ放しのラジオからは、定時のショッピング番組が流れている。僕は缶ビールに手を伸ばしたついでに、足元に寝転がって携帯を弄っている彼の脇腹を、つま先でつついた。
 「起きろよ。髪、砂だらけになるぞ」
 「もうなってるよ」
 伸びっぱなしのくせっ毛を適当に指で梳いて、彼はごろり、とその場に仰向けになった。携帯を放り出し、ローテーブルから僕の煙草を取って、一服。窓から吹き込む風に流されて、煙がリビングを横切り、玄関へ消える。
 「はあー、休みっていいなあ。よっくお前、連休取れたなあ?」
 「違う、辞めたの」
 「え?」
 「辞めたんだよ」
 彼は僅かに身を起こすと、眠たげな目のまま、僕をじっと見た。窓の外でひっきりなしに聞こえているカモメの鳴き声が、FMと重なる。ラジオショッピングの枠はもう終わったようで、ビルボードチャートか何かだろう、最近あちこちで耳にする女性アーティストのポップスが流れていた。
 「いつ?」
 「一昨日。新しいとこは、来月から」
 「あ、決まってんだ」
 起き上がり、溜め息をつきながら胡坐をかいて、煙草を咥える彼。
 「じゃ、別に普通の連休だな」
 「3週間だぞ。普通にしちゃ、ちょっと長すぎる」
 「いいじゃん。俺もあと5日あんだよ、ロングステイしていい?」
 「いいけど、彼女は」
 「旅行中」
 彼は半ばうんざりしたような顔で笑って、髪を掻いた。「いい加減、別れたら」と僕が言うと、彼は曖昧な返事をして、肩をすくめた。
 僕の部屋の実情を他人が知らないのと同じように、彼らにも複雑な事情があるらしい。そして僕が何だかんだと不満を言いながらもここを離れずにいるのと同じく、彼らには彼らなりの妥協点があるのだろう。人はこうして大人になっていく。

 初夏の休日、プライベートビーチを目の前に、男2人で朝から酔っ払いというのも、贅沢なのかしみったれているのか評価に困る。
 安物のスパークリングワインのきつすぎる泡が、海風で荒れた喉に少し痛い。先程まで青く晴れていた空は薄雲がかかり、少し暗くなってきたようだ。カモメの声が耳触りなほど騒がしくなってきたから、このあと一雨来るのかも知れない。いつもの週末なら、洗濯物を取り込むタイミングだ。
 昼食はどうしようか、そんなことを考えていた矢先だった。彼は不意に背筋を伸ばし、グラスを一気に呷ると、盛大に気の抜けた溜め息を洩らして、両手で顔を擦った。
 「何だよ」
 「いやあー・・・もうね」
 自虐するように笑い、指の隙間から僕を見て、彼は舌打ちをした。
 「いろいろ考えちゃうんですよ」
 「仕事?プライベート?」
 「主にプライベート。つーか、あいつとの事」
 俺、まだあいつの事好きなのかな。そう尋ねられて、僕は言葉に詰まった。
 「お前がわかんないことをさあ、なんで僕に聞くかな」
 「お見通しっぽいんだもん」
 「別れるの?」
 「多分、そのうち」
 テーブルに顎を乗せ、両手を投げ出して、彼はまた大きなため息をついた。――そのうち、ねえ。僕がつい呟くと、そのままの格好で僕を見上げる彼。目が、合った。
 「・・・お前、わかってんだろ」
 「何が?」
 「俺だってもう、わかってるよ。薄々」
 「そりゃ、さっきの返事聞いたらね。認めたくないかもしんないけど」
 「・・・」
 「まあ、気が済むまでどうぞ」
 僕は彼のグラスに残りのスパークリングを注ぎ切ると、グラスを合わせた。雨はまだ、降り出しそうにない。
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