アロマとシネマと時々旅

気持ちいい香りを探して…
時には読んだ本のことや日々のいろいろ…

富士山五合目にて。

2018年08月05日 | Weblog


小雨が降ってきた河口湖畔。
なんだか神秘的な風景に思わず。

いろんな場所に立ち寄りながら、ワチャワチャしながら(賑やかだったので)向かった先は、富士山五合目。
目を細めたくなるような遥か昔に行ったことはありましたが、こんなにたくさんの人がいるとは。
しかも聞こえてくるのは中国語ばかりなうえに、登頂ではなく五合目に観光に来ただけと思われる人だらけ。(まぁ、この日は自分もですが。)
「ここは原宿!? 今日はお祭り!?」という感覚になりそうでした。



ここで、お土産屋のレジに並んでいる時に、目の前で繰り広げられていたやり取りの一コマ。

客(中国人女性)「これください。〈と言って、パーカーを差し出す〉」
店のおばちゃん「はいはい、これ(値札)切る!?〈と言って、ハサミを取り出し切ってあげる〉」
客(中国人女性)「それはいいから会計してくれる!?急いでるんだけど」
店のおばちゃん「はいはい。支払はカード!?現金!?パスポートは!?〈ここで"パスポート"が通じず、おばちゃん、"パスポート"を中国語で言ってみる〉」
客(中国人女性)「カード。何!?パスポート!?持ってないから。いいから早くして。〈と、おばちゃんにカードを渡す〉」
店のおばちゃん「パスポートは無いの!?はいはい。〈と言って、カードスキャンをするも読み取りに時間がかかっている!?〉」
客(中国人女性)「早く早く!時間がないんだから!〈と言って、開けそうな勢いでレジに手を伸ばし「会計をしろ」とたたき出す〉」
店のおばちゃん「はいはい。カードの読み取りが遅くて…〈と苦笑い〉」
客(中国人女性)「早くーっ!!バス、バス!バスに間に合わないから!バス、バス!」

と、最後は品物とカードをおばちゃんから巻き上げ、風のように去っていった大きな中国人女性の二人組でした。

いえ、全部中国語VS日本語の会話ですけど。
多分こんなことを言ってるだろうのテイです。

「やれやれ…」と言いたいのですが、たぶんこんなことは日常茶飯事なんだろうなろーなと、こちらも苦笑いになりそうでした。

小雨が降ったり止んだりの中に見えた、五合目からの富士山はこんな感じ。あいにくの…という感じです。


で、帰りの道路…振り返るとなんだかとても美しい姿の富士山に見送っていただきました。




途中、立ち寄った恵林寺にいた猫。
昔我が家にいた猫にそっくりで、思わず寄っていくと、鳴きながらスリスリと寄ってきてくれるとても人懐こい猫なのでした。



富士山は遠くから眺めるのが良いかな。

ある日の雑談 その1

2018年07月15日 | Weblog
いとも簡単に軽く放たれた言葉
「うん、うちの弟がまた捕まってムショにいるんだよ」

その数分前までの会話で、かなり価値観の違いを突き付けられて、考えさせられていた頭に飛び込んできたので言葉を失ってしまいました。

その日、職場の雑談で、話しの流れから障害を持つ人(身体の障害だったり、心の病気を持つ人達)の話になり、たぶんデリケートなことなんだろうけど、「障がい者って…」と、対しての感じ方や考え方、いろいろな言葉が出てきた中で、自分自身は「もし自分がその立場(障がい者)になったら」という思いと、身近に障害を持つ人がいて、何の差別も区別もすることなく一緒に育ってきたので、何ら深く考えることなく、いわゆる"偏見"とか"差別"は極力持ち合わせていないつもりでした。

この雑談がやがて論議のようになり、障がい者の将来、そして行き着く先は「私たちの税金がー」と、思わぬ方向へ話が流れ、2対1(1は自分)の構図で、私の考えは攻め立てられる結果となりました。

雑談内容はここでは詳しく書きませんが、障害を持つ人は自分自身で自ら持つことになってしまった人はほとんどいないのでは、と思います。
なので、綺麗ごとでもなく「困っていたら助ける」でいいと思うのです。もちろんいろいろな例外もあるでしょうけれど。
さらに"生まれつき"というものであれば、その時々の親の判断や覚悟、責任が重大ではあると思いますが。

「税金が使われる」なんていう考えを浴びせられ、そんなことを考えもしていなかった私の頭の中に、最初のカミングアウトのような言葉が飛び込んできたのですが…

「いやいや、自ら犯罪を犯して捕まった人を、私たちの税金で食べさせていることの方がおかしくないか!?」と、心の中でツッコミを入れた、ある日の雑談一コマでした。


世間のニュースひとつを取っても、対していろいろな考えと意見があり、案外身近にいる人と話してみても、その考えは違ったりすることも多々あります。

職場であれば、なるべく仕事の目標や方向性は同じでいたいので、議論になりそうな話題の雑談は早めに切り上げた方がよさそうですね。
(後々仕事に影響のないように。)


おススメの1冊です。
当たり前だけれど…でも忘れていたこと、気づかされることが、99コ載っています。
少し疲れた時に、ホッと癒してくれて、そしてそっと背中を押してくれるのではないでしょうか。


♪ CANDY

2018年06月17日 | Weblog
ミスチル…Mr.Children

それほどファンでもなく、曲だって…TVから流れてくるくらいのものしか…たぶん知らない。

そんな、数少ない知ってる曲の中でも、たぶん一番好きな曲…

"Sign"

…そう思っていた。

けれど…

"CANDY"

「あっ、ちょっと切なくて苦しい」


そう、近頃リフレインして聴いています。


パン屋さんにて、クロッカンを買う。

2018年05月13日 | Weblog
〈エルビィ バイ ル ビアン アトレ川崎店〉のクロッカン。

たしか、ずっと前に桜新町のクロッカンの話をしたような。

こちらは、一回り大きくて、生地もザクザクとしていて、しっかりキャラメリゼもナッツも存在感を出しています。

なお、こちらには特に思い出はないけれど、朝から開いているパン屋さんなので、嬉しいです。
駅構内なので、通勤途中にちょっと寄れるし。

ちなみに、川崎駅の周辺は結構パン屋さんがあるような気がしますが、どうなんでしょう。
ラゾーナなんかもあるし。


いつも、初めて入るパン屋さんにはドキドキワクワクして、その並べられた様子に嬉しくてテンションが上がり、
必要以上に買ってしまう、という無駄遣いを毎回してしまうのですが、
それでもやめられない『ささやかな贅沢』という感じでしょうか。
高いものじゃないもんね。…いや、1個がバカ高い時もあるけれど笑


パン屋さんに立ち寄る…それだけで朝から幸せ。


クロッカンとは関係ないのですが、パン屋つながりで思い出したので。
こちらは小田原駅近くの〈守谷製パン〉のあんぱん。
あんぱんが有名らしく、以前小田原に行った際に買ってみました。
あんこが「これでもか」というくらいギッシリです。
「これぞ、あんぱん!」



明日もがんばろ。

ノラジョーンズとお粥…

2018年02月25日 | Weblog
最近の癒しのお供です。

ノラジョーンズのアルバム『come away with me』に出会ったのは、発売された当時だったと思います。
運動するために通っていた教室(決してスポーツジムではなく、カルチャースクールレベルの)で出会ったおねーさんから。
"ジャズ"というジャンルの音楽のいくつかを教えてもらい、何人かのコンサートにも行ったのですが、私の手元に残ったのは『ノラジョーンズ』だけでした。

あれからまた、昔と変わらずにいろいろな音楽を聴き、テンションが上がったり下がったり…泣いたり笑ったり、を音楽の中に見つけてきましたが、その時々でふと思い出したように『come away with me』を聴きていたような気がします。

ノラジョーンズ…特にこのアルバムは、少し疲れた心に応援でもなく、かと言って邪魔などもせず…寄り添ってくれるような…今の私にはそんな存在です。


そしてもうひとつはやっぱり…本。『心が疲れたらお粥を食べなさい』

曹洞宗のお坊さんが書かれた本です。

修行生活の中で<食べること、それを作ること、片づけること、そして生きること>を、禅寺のいわゆる"精進料理"を通して教えてくれる…
読みながら「丁寧に生きよう」と改めて感じさせてくれると同時に、心が穏やかになる一冊です。


春が近づいてくるにしたがって暖かくなり心もフワフワしてくるようで、それはそれで嬉しいのですが…
今一度自分の足元をちょっと見ると、まだまだ冬からは抜け出せそうにない感じがして…
それでもいろいろすり合わせをしながら、春に間に合うように…置いてきぼりにならないように、やんわりゆっくり心の奥で頑張ろうと思います。


それまでもうちょっと癒されよう。

夕暮れ時にスガシカオ

2018年01月14日 | Weblog
なんだかひさしぶりの『BOOKOFF』にて。

なんとなく立ち寄っては見たものの…「そういえば」と思い出して探すくらいのCDなので、
「やっぱりないね」とさっさとあきらめ…
さらに思い出したように「そういえば、スガシカオ、スガシカオ…」と頭が動き出し…
購入したのが、これ。



「昔…"愛について"…よく聴いてたな」

寒い季節になるとこの曲を思い出します。
私にとっては、心をほっこりとさせてくれるような…なんだかまた少し「大丈夫だよ」って、前に進めそうな。
「今日の続きがまた明日」

そして同じく『夜空ノムコウ』
SMAPファンではないけれど、この曲でSMAPを知った感じでしょうか。
「やはりスガシカオだったか」と、当時は思ったけれど。
歌詞も曲も、どちらも大好きな曲です。


両手いっぱいに荷物を持ちながら…坂道を上りながら…そして目の前に広がった夕暮れ(富士山がちょぴり覗いています)に"スガシカオ"を口ずさみながら…
意味もなく「がんばろう」って、心の中で"グー"って…。

    

『あしたも きっと また寒いから』

今年のまとめ(旅編)

2017年12月30日 | Weblog
今年も終わりがやってきたので、そろそろ一年を締めないといけないですね。

「はて、今年の目標(願望!?)は何だったのか」と…自分の記憶に"巻き戻し"をかけたところで、そうそう思い出せるものでもなく…。
ぼんやり浮かぶのは…やはり『旅をする』こと、たまりにたまった『本を読み終える』こと…だったか。
そしてこれも毎年思う…『穏やかに生きる』こと。

そんなことで…3度目の台北と2度目の台南&高雄ですが、今回は台中から旅が始まりました。

11月…台中のホテルの窓から…あいにくの若干雨模様です。

これがアジアの風景です。
以前香港で見た景色を思い出したけれど、やはり香港の方が遥かにビルが多くて、しかも高いような気がします。
まぁ、ここは台湾第三の都市くらい(たぶん)だからでしょうね。
それに香港は地震がないらしいので。

今回の目的は『日月潭』 台湾最大の湖…淡水湖です。
        
そしてこれも好きな光景のひとつ。お坊さん。
『寺(文武廟)に参拝に向かうお坊さん』(どこの国から来たのかな!? )の図。
台湾のTelephoneBox…なんか良い感じです。
日本でもまだあると思うけど、使っている人なんて見かけなくなったような…もはや懐かしいものです。

ちなみに日月潭…の湖畔には、超がつくほどの高級ホテルから格安ゲストハウスまでいろいろあるようです。
中でも有名なのが『ザ・ラルー』 なんでも、あの蒋介石の別荘を利用して造られたらしいですよ。
しかも私が憧れる〈アマン〉グループです!
次回はぜひ宿泊…とまでは無理でしょうが、訪れてみたいと思います。

そしてここは『高雄』の観光名所。
    
バスを降りてしばし歩いていくと、なぜか"くまモン"が…「いやっ、違う!! なんか違う!! Chinese柄パンツを履いてるしっ!!」
で、ほっぺたがあんまり赤くない《なんちゃって"くまモン!?"》に迎えられ(しかもちょっとデカいし)、<龍の口から入って虎の口から出る>という『龍虎塔』
いろんな罪が浄化されるらしいです。
ですが、決してルートを間違えないように!ご利益がありませんから。くれぐれも「龍の口から入って虎の口から出る」…ですよ。

台北に戻り、『十分天燈上げ』と『九份観光』
ちなみに"九份(キュウフン)"は中国語で「jiu fen(ジュウ フェン)※"ジョウ フン"とも」…キュウ!? ジュウ!?ちょっとややこしくなりますね。 
    
願い事をいくつか、筆でバタバタと慌ただしく書かされ、あっという間に空に飛ばされ…もう何が何だか…。
そして3度目となる"九份"も雨の中…しかも観光客が多すぎて動けず…こちらももう何が何だか…。
いわゆる〈千と千尋の神隠し〉のモデルと噂される場所なので、日本人観光客が多いらしいです。
…江の島の参道!?みたいな感じ!?

台北での宿泊は『圓山大飯店』 2度目です。
            
いつ訪れても(前回1度しかないけど)、とにかく落ち着いていて美しくて…入った瞬間にテンションが上がります。
「ブラボー!」と叫びたい気持ちを抑え、探検隊のようにホテル内をグルグルと回り…トイレひとつにも感激しばし…です。
宿泊したお部屋…ホテルの真ん中正面でした。思わず外に出て写真をパチリ。

ホテルのあるこの場所は、龍脈が通っていて…風水的に吉地らしいです。「"金龍"が住んでいて縁起の良い場所」とのこと。

興味がある方…詳しくはネットで検索してみてください。

こんな感じでまたも『台湾縦断の旅』に出てみたのですが、物価は意外にも日本と変わらず、各所でやんわり日本語が通じたりして(観光地だからね)…
アジア旅の楽しみ「安っ!」に感激したり、それでもなお片言の中国語で値切り交渉をしたり…が懐かしい過去のこととなってしまいました。
「"不便"が楽しい」と思って旅をしていた頃が懐かしいです。

アジアはやっぱり"アジア"でいてほしいですね。
日本人からは想像もできないような…「近くて遠い国」でいてほしいです。

再見~

【おまけ】
セブンイレブンと吉野家…「ここは日本!?」なのでした。

再読

2017年10月09日 | Weblog
ずいぶん前に購入し、途中まで読んではみたものの、それから先は進まずどこかへ追いやられていた文庫本。
ふと「改めて最初から読んでみよう」と思い立ち、だらだらとではありますが、読み進めています。

『手を伸ばしたら、ちゃんと触れられる人がよかった。
 何も考えず、ただまっすぐ歩ける人でなければ耐えられなかった。』

大切な人を失った後の「次の恋愛」に思う主人公の言葉。

心に残る文章の一節です。


自分の今の立ち位置から、近からず遠からず…
いろんな人を思い出し、重ね合わせ…

「二人分生きていこう」と誓ったことも色褪せるくらいに年月は経ちましたが、
私は今日も生かされ、今日もこうして生きています。

そしていつの日か、新しい誰かに「触れたい」と手を伸ばし…
そこに存在することに安心感を抱き…
「ありがとう」と心の中で感謝することでしょう。

そうやって『今』を生きているのです。


〈流れ星が消えないうちに〉

読み終わった時に私は、何を感じて何を思うのか…今から楽しみです。

異国気分です。

2017年09月10日 | Weblog
日曜日の午後…久しぶりの代々木上原。そして東京ジャーミイ…モスク。
2度目です。

           

やはりその美しさに、何度見ても感動!(まだ2度目だけどね。)
あいかわらずのんびり感が漂っていて、ちょっぴり異国気分を味わいながら、ゆっくり時間を過ごせる…良さげな場所です。

          


「いつかトルコへ…そしてブルーモスクへ」という夢を見てから、もう10数年…いや20年近くになるかもしれません。
そんな夢を持ちながらも一向に行かず、あいかわらず近場のアジアをウロウロと…。

近年のトルコ情勢はわかりませんが、やはりイスラム圏に旅するのは正直不安もあり…というのがホンネです。
まぁ、近場だって…マレーシアやシンガポール、インドネシアのバリ島だって、何が起こるか正直わからないですから。

そんな不安も持たず、能天気に旅をしていた頃が懐かしいです。

"白露"を過ぎ、まだまだ暑いけれど、季節は確実に秋になろうとしています。
家の近くでは、早くも金木犀の香りが漂っています。


暑さが名残り惜しいのか…「今回はどうするんだ、どこなんだ。」との声がしてきました。

トルコ…とはいかないけれど、そろそろ近場のアジアでも…
まずは、旅の計画を立てるとしましょうか。

夏の一コマ

2017年08月20日 | Weblog
栃木県益子町…
以前にも書きましたが、陶器の町。
今回はのんびり"カフェランチ"を頂くために行ってみました。

そして途中、偶然出会った『益子町ひまわり祭り』の会場に、しばしの感動~!!

町内での運営とあってなのか、入場というか見学無料。

      

今年の夏は、海も花火も無かったけれど、このひまわり畑で十分夏を感じることができました。


そして目当ての"カフェランチ"…"カフェ飯"は、益子町の『sternet(スターネット)』
有名なカフェらしく「これぞ王道」的な、おしゃれなカフェでした。

いただいたランチはこちら。
見えませんが、赤米の上にお豆腐とかのってます。
ヘルシーな上に、めちゃくちゃ美味しかったです。 そしてお腹いっぱい。




益子町のメインストリート(!?)は、GWの時とは打って変わって人けもなく、お店に入ってものんびり陶器を見ることができました。
そして今回もいくつか陶器を購入! 
益子焼が、ちょっとずつ増えていくのがなんだかうれしいです。


夏休みのない…夏の一コマ。

また涼しくなったら、行くことにしましょう。