探し物は・・・

何かを探して見つからない時、悲しくなるけれど
探すものがあるって、それだけで、すてきなこと 

茶壷を養う

2006年05月01日 | Tea

台湾の茶芸館で茶壷をもとめたとき、「洗剤で洗わないでくださいね」と言われました。お湯でゆすいで、布で磨くのだそうです。
これを「養壷=茶壷を養う」と言うのだと知ったのは帰国してからです。

釉薬のかかっていない茶壷は華やかな模様もなく、なんだか質素な感じです。でも、使い込めば味が出ると聞いて、そういうのもいいなあと思いました。

帰国してから、2ヶ月ほど毎日のように烏龍茶を楽しみ、茶壷を使ってきました。だんだんなじんできたと一人悦に入っていたのですが、先日、「養壷」の詳しいやり方を知って、思い違いしていたことがわかりました。

茶渋がついて古い感じになることではなく、茶壷にある細かい気泡にお茶をしみこませ、よりおいしいお茶が入れられるようにすることなのだそうです。そのために、お茶を飲むとき、「養壷筆」というものを使って、茶壷の表面にお茶を塗りこみ、最後に乾いた布で磨く、これが茶壷を養うということ!

「茶渋のついた茶壷はみっともない!」と書いてありました。
どうしましょう、2か月分の茶渋・・・(*_*)

金城さんが、「台湾の茶道はお茶の香りと味を楽しむためにある」と言っていましたが、これもなかなか奥が深くて大変です^_^;


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